今週の一本
(2006 / フランス / アレクサンドル・アジャ)
ハイテンションな愛の映画?

百恵 紳之助

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 ああ…一人で行くんじゃなかった。と言っても別に怖かったからってわけじゃなく…。なんでかって言うと 「え!?なに?そーゆーオチ!?」というオチがなんかもう…。またこーゆーオチかよと…。 いえかつてのこーゆーオチかよの映画とは一味違うのかも知れんですし、(だっていきなり分かるからね。 自分が分からなかったってだけの話かも知れないけど)。 同じだよってことなのかも知れんですがビデオで見てるならまだしも映画館で映画終わってからぜーんぶ考え直してみるってのが自分の性にはまったくあっておらず、 「まあ、どうでもいいや」って感じになってしまいます。誰かといっしょに見ていれば「どーゆーこと?なんで?ああ!そう!」 とたくさんお話もできただろうに、一人では俺ってバカなんだろうかと少々暗い気持ちにもなってしまいました…。

 ただ個人的にはいきなり「え!そうだったの!?」と分かるオチの分かり方が、 「ひょっとしてそうなんじゃないの…?」という分かり方よりも断然面白かった。ホント驚いたから。で、 そのオチに驚くことは驚くけれど映画は待ってはくれずドンドン進んでいく。立ち止まって考えながら見ている余裕なぞなし。じゃ、 この主人公ってさっきは何と戦って…え?ん?って思っているうちにいつの間にやら狂気の恋愛映画に!「なんだよ! だから友達ほっぽって逃げなかったのか!いくらでもチャンスあったのに!」とそんなとこが一番しっくりきてしまいました。 (でも書きながらいろいろ思うとなるほど!なんて思ったりもして、もう一度見てみようかなんて思ったりもしてます…)。

 まあでもボクのようにオチのことを考えながら反芻するのが面倒で、 まあいいやとなかったことにしてしまってもそれはそれなりに楽しめます。

 家とトラックとガソリンスタンドと対決する場所とほとんど四つの場所しかありませんが、 特に家とガソリンスタンドは怖い。主人公が呼吸の音も気づかれないように自分の口を手でふさぐ。 殺人鬼が行ってしまうとホッとして呼吸をする。その呼吸の音のデカさ。そんなでかい音やばいんじゃないかと怖くて怖くてしょうがない。 そして鼻の悪そうな殺人鬼の呼吸の音も怖い。定石通りの演出と言えばそれまでかも知れませんが、 何だか常にでかい音がしてるような感じで恐怖を煽ります。
 スタンドのトイレではせっかく殺人鬼が行ってくれたのに、なぜかトイレのドアをご丁寧に一つずつ開けていくし「いいの!?」 なんてハラハラと大心配(結果別にいいんですが)。主人公のセシル・ドゥ・フランスという役者さんも初めて見ましたが、若い頃のメアリー・ スチュアート・マスターソンに似ていて個人的にモノスゴク好み。オナニーシーンまで見せてくれます。

 オチ以外は切れ味のいい完全な正当B級ホラーでして、存分に恐怖と血しぶきと痛みを堪能できます。 いやでもホントもう一度見直したらきっともっと面白い映画なのだろうなとは思ったです。

(2006.9.4)

2006/09/04/11:59 | BBS | トラックバック (0)
百恵紳之助 ,今週の一本
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