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絶対の愛1

絶対の愛

http://zettai-love.com/ c2006 KIM Ki-duk Film. All rights reserved.

3月10日よりユーロスペース、他全国順次公開

INTRODUCTION

然呆然!美しい!面白い!ひたすら、凄い!
これがスーパー・ギドク・ラブストーリー。

絶対の愛2ま一度、このイマジネーションに驚くことから始めよう。そんな言葉がふさわしい映画界の 「異常天才」キム・ギドク監督の第十三作目にして最新作『絶対の愛』。第四作『魚と寝る女』 が初めて日本に紹介されて以来、汲めども尽きぬ泉のように溢れ出る想像力と、 人間の奥に潜む本能を照らし出す鋭い感覚で一作ごとにファンに驚きを与え続けてきたギドク監督が贈るまさにスーパー・ ギドク・ラブストーリーの誕生である。
時間の中では永遠などない。だがしかし、けっして色褪せることのない絶対の愛を求める恋人達にとって、果たして愛は、時の移り変わりを超えることができるものなのか。これまでも『悪い男』や『うつせみ』などで究極の愛を描いてきたギドク監督が、愛の永遠の命題に挑んだのが、本作『絶対の愛』である。

常識きわまりない究極の愛。
それは人の世の深淵へと驚くべきスピードで加速する!

遠に愛しあいたいのに。時がたつにつれ、彼は私に飽きてしまうかもしれない。私の顔に、私の容姿に、飽きてしまう……」。愛の不安から、整形にふみきり、自分の顔をつくりかえる女。やがて新しい顔になった彼女は、恋人の前にあらわれる。真実を知らず、彼女を愛しはじめる男。しかし、その真実を知った時、彼がとった行動とは、何と……!?
 世界有数の整形大国といわれる韓国の整形事情を下地に生み出された愛の物語は、「奇想」ともいうべきイマジネーションから、かつてない愛の深淵へ、そして人の世の深淵へと、驚くべきスピードで加速し、到達する。愛とはいったい何なのか。あなたを愛する私とは何者なのか。あなたとは何者なのか。かつてない描写に驚かされながら、映画が終わる時、観客はこれほど激しい愛の哀しみに出会ってしまったことに圧倒されるに違いない。

身全霊をかけたソン・ヒョナの圧倒的な演技、
『許されざるもの』で注目集める新人ハ・ジョンウにも絶賛。

しい顔になって愛を全うしようとする美しきヒロインを演じるのはソン・ヒョナ。ハン・ソッキュと共演した『スカーレット・レター』やホン・サンス監督の『女は男の未来だ』で日本でも人気だが、本作の演技はまさに全身全霊。愛を求める女の喜び、不安、哀しみを見事に体現し、各国の映画祭や韓国映画界で大絶賛されている。ちなみに彼女はミス・コリア出身、二年前に整形をカミングアウトして話題を集めたこともある。相手役には日本公開予定の『許されざるもの』(05)で数々の新人男優賞に輝いたハ・ジョンウ。現代男性の弱さをたずさえながらも、ヒロインの激しい愛に応えようとする誠実さが強い印象を残している。

ム・ギドクの想像力は何をも超える。
これぞ映画の醍醐味というシーンの連続!

ビュー作から一貫している「低予算かつ短時間」で制作するスタイルは今回も変わらない。だが、ギドク映画を見ると、十億の予算だろうと、構想十年だろうと、お金と時間には限りがあり、限りがないものは想像力だけなのだと思い知らされる。本作でも、単なる普通のマスクや鏡や写真やシーツが、驚くべき美しさに変容し、限界を知らないギドク・ワールドを新たに創りだしている。
撮影監督のソン・ジョンム、音楽のノ・ヒョンウ、美術のチェ・グヌは、ギドク映画初登場のスタッフ。初めてのスタッフであっても自らの映画世界を軽々と創造してしまうのもギドクの凄いところだ。
『春夏秋冬そして春』がアメリカで三二万人、『うつせみ』がフランスとドイツで二十万人を動員するも、近年は決して満足と言えない韓国内の公開状況に、二〇〇六年八月、本作の韓国公開を前に出演したテレビ討論番組で、ポン・ジュノ監督の『グエムルー漢江の怪物-』に絡めて韓国映画市場の問題を批判。その内容を巡って視聴者からの批判が殺到し、それを重く受け止めたギドク監督が韓国映画界からの引退に言及。その衝撃から本国ではかつてない注目を集めて、ギドク映画史上最大の話題作となった『絶対の愛』。八月二四日にソウルなど全国十二の映画館で公開され、公開四週目までで二万八千人以上の観客を集めるスマッシュヒットとなった。なお本作はカルロヴィヴァリ国際映画祭のオープニング作品に選ばれている。

Story

絶対の愛3たがいを深く愛する若い恋人達。セヒ(パク・チヨン)とジウ(ハ・ジョンウ) は付き合いはじめて二年になる。しかし、時が刻一刻と流れるにつれ、セヒは不安になっていた。彼は、 私に飽きているに違いない。時を重ね、かわり映えのない私の体に、私の顔に飽きている…。

ある日、セヒは忽然とジウの前から姿を消してしまう。携帯電話もつながらず、ジウはまったくセヒを見つけることができない。彼女はその時、内緒で整形手術を行っていたのだ!

セヒを見つけることを諦めたジウは何人かの女性と出会う。だが、肉体関係を持とうとすると必ず見えない何かに邪魔をされる。あるときは相手が何者かに脅され、またある時は何者かが投げた石がホテルの窓を突き破った。

ある日、ジウは以前セヒとよく行った喫茶店で一人の魅力的なウエイトレスに出会う。驚いたことに、彼女はセヒによく似た名前だった。彼女の名は、スェヒ(ソン・ヒョナ)。次第にスェヒに惹かれていき、ジウはスェヒを愛しはじめる。会って間もないのに二人はまるでぴったりの服のようだった。しかし、ジウにはかつての恋人セヒへの想いもまだ心に残っていた。

ある日、ジウがセヒに会うため喫茶店に入ると、一人の女がセヒの顔写真を仮面のようにかぶって座っていた。ジウは仮面の隙間からスェヒの顔を確認する。ジウはすべてを理解した。スェヒは、本当はセヒだったのだ!セヒはジウに告げた。時が怖かった、時が愛さえも変えてしまうから。顔を変えれば、時にあらがってずっと愛し合えると思った。いつまでもあなたに愛されたかっただけなのだと。ジウはショックと怒りで店を飛び出してしまう。

それ以来、ジウは姿を消した。ジウの家、ジウと一緒に行った場所、スェヒは彼を探すが、居場所がわからない。そしてスェヒは、真実を知ったジウがとった、衝撃的な行動を知る…

C R E D I T

CAST
スェヒ:ソン・ヒョナ / ジウ:ハ・ジョンウ
セヒ:パク・チヨン / 医者:キム・ソンミン
男1:ソ・ジソク / 男2:チョン・ファン / 男3:チョン・キョウン / 男4:カン・シンチョル
ヨニ:キム・ジヒュン / ユナ:キム・ボナ / ジウの友人1:イム・ヒョンソン / ジウの友人2:チェ・タンソク
カフェ店主:ホン・キョンヨン / ウェイトレス1:杉野希妃(ソ・ヨンファ) / ウェイトレス2:アン・ソリム

CREW
脚本・監督:キム・ギドク
製作総指揮:鈴木径男 / 製作:キム・ギドク / 製作補:カン・ヨング / 撮影監督:ソン・ジョンム
照明:ナム・ハノ / 音響:チョン・ヒョンス / 美術:チェ・グヌ / 衣装:イ・ダヨン
メイクアップ/ヘア:チャン・ジン / 音楽:ノ・ヒョンウ / 編集:キム・ギドク

製作:ハピネット&キム・ギドクフィルム
カルロヴィヴァリ国際映画祭オープニング作品
2006年/韓国・日本/カラー/ドルビーSRD/アメリカンビスタ/1時間38分
字幕翻訳:根本理恵 原題:TIME 提供・配給:ハピネット
(c) KIM Ki-duk Film.All rights reserved.
配給:ハピネット  宣伝:ムヴィオラ

「絶対の愛」公開記念!キム・ギドクレトロスペクティヴ
「スーパー・ギドク・マンダラ」
2007年2月24日-3月16日、
連日レイトショーにて開催決定!(モーニングショーもあり)

上映ラインナップ等はこちら

第58回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」オープニング上映作品
キム・ギドク監督 大2作『弓』2007.2.23(Fri)DVDリリース!
海の上、ふたりきり。老人は少女に永遠の夢をみた。
天才キム・ギドク監督が贈る美しくも切ない愛の物語。
CAST:ハン・ヨルム(『サマリア))/チョン・ソンファン/ソ・ジソク
¥3,990(税込) 発売・販売元 株式会社ハピネット

http://zettai-love.com/

3月10日よりユーロスペース、他全国順次公開

キム・ギドク初期作品集BOX(4枚組) [DVD] キム・ギドク初期作品集BOX(4枚組) [DVD]
  • 監督:キム・ギドク
  • 出演:チョ・ジェヒョン, ウ・ユンギョン, チャン・ドンジク, チュ・ジンモ, キム・ジナ
  • 発売日: 2007-11-22
  • おすすめ度:おすすめ度4.0
  • Amazon で詳細を見る
2007/02/24/13:07 | トラックバック (0)
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