新作情報
2007年夏。ANIMEは再び、世界を驚かすことになる。

Genius Party

<ジーニアス・パーティ>
公式HP http://www.genius-party.jp/

選ばれし才能が繰り広げる、新感覚オムニバス。
「アニマトリックス」「マインド・ゲーム」
そして、アニメ映画史上に残る
スマッシュヒットを記録した「鉄コン筋クリート」。
数々の名作を生み出しつづけるSTUDIO4℃の下に、
日本のアニメーションが誇る7人の映像作家が集結した。
プロジェクト名は「Genius Party」。

2007年7月7日よりシネ・リーブル池袋
渋谷シネ・アミューズほか全国順次ロードショー

INTRODUCTION

★STUDIO4℃の最新作★

独自の作風に熱狂的なファンを有する日本ハードコア・アニメの旗手・STUDIO4℃最新作。

Studio4℃
常に挑戦的な企画に取り組み、ハイクオリティかつエッジの利いた映像作品を創り出してきたSTUDIO4℃は、「となりのトトロ」「魔女の宅急便」(宮崎駿監督)のラインプロデューサーを務めた田中栄子が主宰する精鋭クリエイティブ集団。「ケン・イシイEXTRA」「GLAYサバイバル」などのミュージック・クリップや、「音響生命体ノイズマン」「永久家族」「デジタルジュース」「ピロッポ」などの短編、TV、CMやプロモーション映像、ゲーム内ムービーを多数制作。劇場作品として「MEMORIES」('95)、「SPRIGGAN」('98)、「アリーテ姫」('01)、2003年には映画「マトリックス」のサイドストーリー「アニマトリックス」をプロデュース、うち5作品を制作して、ジャパニーズ・アニメのレベルの高さを世界に呈示。2004年夏には斬新かつ意欲的な劇場映像「マインド・ゲーム」を公開し、文化庁メディア芸術祭大賞、毎日映画コンクール大藤信郎賞を受賞した。ちなみに社名の「4℃」は、水の密度が最も高い温度である摂氏4度からとられ、「常に高密度・高品質な作品を創出する」というクリエイティブ・ポリシーを表している。

★新しいムービースタイル★

7人のクリエーターが表現を競う、天才たちの才能の競演=GENIUS PARTY!
ニッポン代表として世界に送り出すための発射台でもある、未来のニッポンのための映像プロジェクト。

★気鋭のクリエイターが集結!★

#1 GENIUS PARTY 福島敦子(「ポポロクロイス物語」(キャラクターデザイン))
#2 上海大竜 河森正治(「超時空要塞マクロス」(監督・メカデザイン)
#3 デスティック・フォー 木村真二(「スチームボーイ」「鉄コン筋クリート」(美術監督))
#4 ドアチャイム 福山庸治(「マドモアゼル・モーツアルト」(漫画家))
#5 LIMIT CYCLE 二村秀樹
#6 夢みるキカイ 湯浅政明(「マインド・ゲーム」(監督))
#7 BABY BLUE 渡辺信一郎(「カウボーイビバップ」「アニマトリックス」/「NIKE」CMなど)

★全世界が注目!圧巻のオリジナルアニメーション。★

息をもつかせぬ疾走感、そして大胆かつ繊細なイラストレーション。日本の、やがては世界のアニメーションを牽引していくであろう7つの才能が、それぞれの個性を最大限に発揮しながら、映像表現の限界に挑戦する!

★天才たちの祝祭に共鳴したアーティストも多数参加。★

作品を彩る音楽も、GENIUS PARTYにふさわしいアーティストが集結。

★連動プロジェクト「ネクストジーニアス」★

一般参加型の映像プロジェクトも同時開催、「GENIUS PARTY」イベントでの上映など新しい才能の支援も積極的に行います。

上映タイトル一覧

GENIUS PARTY#1 GENIUS PARTY

いた荒れ地、そこに住む鳥男、揺れるニューロンの花。膨らんでは消え、連鎖し、変化するイメージの卵たち。目にした者の感覚を触発せずにはおかない壮大なる映像世界が今、拡がり出す…。7人のクリエーターがそれぞれの視点から、それぞれのクリエイティビティを競い合う「GENIUS PARTY」。オープニングを飾る「GENIUS PARTY」は、イメージが生まれるその瞬間をテーマに、ポポロクロイス物語のキャラクターデザインなどを手がけた福島敦子監督ならではの世界観で表現した、プロジェクトの象徴とも言うべき表題作。

監督:福島敦子

大阪府出身。テキスタイル・デザイン会社を経てマッドハウスに入社し、アニメーターとして活動開始。あんなぷるの設立と共に同社へ移り、『あしたのジョー2』『コブラ』などで活躍後、フリーに。平田敏夫監督の『グリム童話金の鳥』、そしてオムニバス映画『迷宮物語』のりんたろう監督編「ラビリンス・ラビリントス」で、キャラクターデザイン・作画監督を担当。『ロボットカーニバル』ではオープニングとエンディングの作画監督を務め、同スタッフが再結集した『AKIRA』にも原画で参加。アニメ業界の第一線を退いて以降は、ゲーム『ポポロクロイス』シリーズのキャラクターデザインや、NHK人形劇『ドラムカンナの冒険』の世界観設定などを手掛けた。
80年代にアニメーターとして数々の素晴らしい仕事を残し、後にキャラクターデザイナーやイラストレーターとして活躍。奔放でありながら暖かな作風で、根強い人気を保ち続けているクリエイターだ。長くアニメの現場からは離れていたが、近年になって映像作家としての活動が活発化。“FLUXIMATION”「Utada×森本晃司」の1作品や、短編競作プロジェクト「GENIUS PARTY」の表題作など監督作品を相次いで発表し、久々のカムバックでファンを喜ばせている。

上海大竜#2 上海大竜

海旧市街。ガキ大将たちが遊ぶ夕暮れの幼稚園。突然の閃光とともに園庭に出現したクレーター。その中から子供たちが拾い上げたのは、スティック型の物体。それは、300年後の未来の地球で造られた、思い描いたものを実体化できる「想念実体化システム」だった。不思議なスティックの力に魅せられる子供たち。だが、彼らの目の前に予想だにしないものが姿を現すのだった…。少年たちと300年後の未来の地球から来た時空パトロールが、力を合わせて立ち向かうスペクタクルSFアクション。

監督:河森正治

1960年、富山県生まれ。慶應義塾大学工学部に在学中、スタジオぬえに入社。新鋭メカデザイナーとして活躍し、82年のTVアニメ「超時空要塞マクロス」で大ブレイク。84年の劇場版『超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか』では共同監督を務め、以降はデザインと演出の両面で、マルチに才能を発揮していく。06年、親交の深い押井守監督の劇場映画『立喰師列伝』で、俳優としてもデビューした。
斬新なメカデザインでアニメブームを席巻し、今なおファンに新鮮な驚きを与え続けるマルチクリエイター。代表作『超時空要塞マクロス』で描いたメカの変形ギミックと緻密なディテールは、アニメファンに衝撃をもたらした。奇想に富んだストーリーの紡ぎ手としても知られ、ライフワークとなった『マクロス』シリーズの他、『イーハトーブ幻想KENjIの春』『地球少女アルジュナ』などを監督。近作『創聖のアクエリオン』も話題を呼んだ。STUDIO4℃の短編競作プロジェクト「GENIUS PARTY」では、監督作『時空大乱』で参加。

デスティック・フォー#3 デスティック・フォー

ットの住む世界では、生き物は「生もの処理班」によってつかまってしまうのが掟。ロットと友達のポーセは、偶然出会ったカエルを生き物の世界へ返してあげようと、「ウズウズ」の穴に向かうのだが…。思わず笑ってしまう勘違いキャラ、“キモかわいい”4人組が繰り広げるスラップスティックで心温まるコメディ。『鉄コン筋クリート』(06)で色彩感覚に溢れたビジュアルを作り上げた木村真二の初監督作品。「ファンタスティック・フォー」の「死」版。

監督:木村真二

美術監督。日本を代表するアニメーション美術の巨匠。1981年小林プロダクション入社後、「スペースコブラ」(監督:出崎総'82)や、「ヴィナス戦記」(監督:安彦良和/'88)などに携わり、劇場作品としては、押井守監督作品「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」('83)、「天使のたまご」('85)など、数々の名作の美術で実力を発揮する。「プロジェクトA子」(監督:西島克彦/'86)にて美術監督デビュー。「とつぜん!猫の国バニパルウィット」(監督:なかむらたかし/'98)や、2004年には大友克洋監督の大作「スチームボーイ」('04)で美術監督を務め、世界中で賞賛を受ける。また、アニメーション以外の分野でも活動しており、絵本「ヒピラくん」(文:大友克洋 絵:木村真二/'02)を出版するなど、幅広く活躍している。

ドアチャイム#4 ドアチャイム

校帰りの主人公・裕。いつものようにマンションの家のドアを開けると、そこには不気味そうに立ち尽くす母親と妹。「いま確か玄関のドア開いたよね?…けど誰もいないよ」事態が飲み込めないまま居間へ入ると、そこにはもう1人の裕の姿が…。漫画家としても数多くの作品を発表し、ヨーロッパでも高い評価を得ている福山康治が、不条理で不思議な世界を描いた作品。主人公Nには「仮面ライダー響鬼」などで躍進めざましい栩原楽人が、相手役の女子校生にはモデルの岩井七世が声優として参加している。声の出演:栩原楽人/岩井七世/小倉久寛ほか

監督:福山庸治

1950年生まれ。1970年、『納屋の中』(週刊漫画アクション)でデビュー。90年から連載された『マドモアゼル・モーツァルト』が好評を博し、91年には音楽座によってミュージカル舞台化された。また、ヨーロッパでの評価も高く、『オオカミが出てきた日』『臥夢螺館』『うろしま物語』といった作品がイタリア・ベルギーなどで続々刊行されている。
漫画家として70年代から活動し、『Bbのソナタ』『夜は散歩者』『マドモアゼル・モーツァルト』など数々の作品を発表。類い希な作画センスと語り口の巧さで、カルトな人気を誇り続けるアーティストである。近年の代表作は、10年の歳月をかけて完結したサイコホラー長編『臥夢螺館』、エスプリにあふれた1コマ漫画シリーズ『F氏的日常』(第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞)など。エッセイスト、イラストレーターとしても活躍しており、さらにSTUDIO4℃の短編競作プロジェクト「GENIUS PARTY」ではアニメーション監督にも挑戦。

LIMIT CYCLE#5 LIMIT CYCLE

の中に浮かび上がる無限のネットワーク情報群、そこは重層で構成されたデータワールドの都市。高層ビルのオフィスで、まるで何かに囚われているような表情でパソコンに向かっている一人の男。仕事を終えて街へ繰り出した男は、幻想的な美しさの蝶を追いかけているうちに、男は自分と同じ姿をしたもう一人の自分と出会う…。シャープで幻想的なビジュアル表現に定評のある二村秀樹が生み出す、サイバー空間を舞台にした衝撃のSFドラマ。

監督:二村秀樹

2Dと3Dの垣根を超えた映像表現が特徴的なビジュアルクリエイター。監督・デザインワークスなどを手掛ける他、敏腕アニメーターとしても知られている。STUDIO4℃作品では『THE ANIMATRIX』『The Second Renaissance』の作画監督・設定デザインを担当。携帯ムービー“FLUXIMATION”「Utada×森本晃司」では2作品を監督。短編競作プロジェクト「GENIUS PARTY」には監督作『LIMITCYCLE』を引っさげて参加する。NHK教育の人形劇「ドラムカンナの冒険」CG演出や、「天才ビットくん」CGセットデザインも手掛けている。アニメーターとして参加した作品は、『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』『トップをねらえ!』『PERFECTBLUE』など。原画や作画監督の仕事と平行して、絵コンテ・演出・デザインも手掛けるようになり、OVA『ジョジョの奇妙な冒険』第1話で監督デビュー。原画・ビジュアルワークスの面でも関わり、作品のイメージ作りを徹底した。

夢見るキカイ#6 夢見るキカイ

「お母さんだと思っていたら、それは機械だった。」消えゆく母親、取り残された赤ん坊はもうひとつの世界へと足を踏み出す。荒野を歩行バイクで走る旅の途中に出会った、大粒の雨、蛍植物・・・姿を変えることなく歳月を重ねた赤ん坊が70年後に見たものとは…。初監督作品「マインド・ゲーム」で奔放な発想によるデザインセンスや色彩感覚、そして確かな演出力でその才能を見せつけた湯浅正明。無垢な赤ん坊が不可解な世界に入り込んでしまうシュールなファンタジーを、幻想的に描き出している。

監督:湯浅政明

1965年、福岡県生まれ。九州産業大学芸術学部美術学科を卒業後、亜細亜堂を経て、フリーのアニメーターとして活躍。代表作は『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』『THE八犬伝[新章]』など。特に『クレヨンしんちゃん』劇場版シリーズでは作画のみならず、キャラクター・設定デザインも手掛け、独自の才能を開花させた。佐藤竜雄監督のOVA『ねこぢる草』では脚本・演出・作画監督を、森本晃司監督の『音響生命体ノイズマン』では作画監督・キャラクターデザイン・世界観設定を担当。奔放なイマジネーションを縦横無尽に展開し、やがてその独創性を監督として存分に発揮するようになる。一方、アニメーター湯浅政明へのラブコールは今も多く、『ドラえもん』の劇場新作や『サムライチャンプルー』などに参加している。
奇抜な発想と魅力的な作画で、多くのファンから愛される天才クリエイター。04年にSTUDIO4℃で制作した初の長編監督作『マインド・ゲーム』では、ビジュアルのみならず演出・作劇面でもずば抜けた才能を発揮した。続く監督作はラブ&バイオレンス満載のTVシリーズ『ケモノヅメ』。今、アニメ界で最も熱い注目を集める気鋭のアーティストだ。

BABY BLUE#7 BABY BLUE

夏、福生のとある高校。2年生の翔は1年生の葉月を「授業を抜けてどこかへ行こう」と誘う。幼馴染みの二人だが、歳月はお互いをどこか変えてしまい、近頃は話すこともなくなっていた。花火を買い込み江ノ島に向かう二人。やがて夜が訪れ、小学生の頃の秘密を語り出す翔。葉月を誘った本当の理由が明かされる…。渡辺信一郎監督による初の青春ラブストーリー。声優にはカンヌ映画祭で主演男優賞に輝いた柳楽優弥、そして本年度のアカデミー賞で話題をさらった菊地凛子という夢のカップリングが実現。ともに声優初挑戦の二人が、作品に新鮮な雰囲気をもたらしている。

監督:渡辺信一郎

1965年、京都府生まれ。サンライズに入社し、制作進行を経て演出家に。94年、OVA『MACROSS PLUS』で監督デビューを飾り、同じスタッフたちと再び組んだ『カウボーイビバップ』で大ブレイク。音楽に造詣が深いことでも知られ、ジャズやヒップホップを効果的にアニメとコラボレートさせる演出スタイルは、音楽ファンやミュージシャンたちからも支持された。湯浅政明監督の『マインド・ゲーム』では音楽プロデューサーを務めている。
クールな映像・音楽センスで、若い世代のファンから絶大な信頼を得ているアニメーション監督。98年のTVアニメ『カウボーイビバップ』で一躍その名を知らしめ、劇場版『COWBOYBEBOP天国の扉』も好評を博した。続く新感覚の時代劇アニメ『サムライチャンプルー』でも、奔放かつテイストフルな世界観を構築。また『THE ANIMATRIX』では全くタイプの違う2作品「A Detective Story」と「Kid'sStory」の監督を務めた。同じくSTUDIO4℃制作の「GENIUS PARTY」にも短編『ベイビー・ブルー』で参加している。

C R E D I T

Genius Party

<ジーニアス・パーティ>

#1 GENIUS PARTY 福島敦子(「ポポロクロイス物語」(キャラクターデザイン))
#2 上海大竜 河森正治(「超時空要塞マクロス」(監督・メカデザイン)
#3 デスティック・フォー 木村真二(「スチームボーイ」「鉄コン筋クリート」(美術監督))
#4 ドアチャイム 福山庸治(「マドモアゼル・モーツアルト」(漫画家))
#5 LIMIT CYCLE 二村秀樹
#6 夢みるキカイ 湯浅政明(「マインド・ゲーム」(監督))
#7 BABY BLUE 渡辺信一郎(「カウボーイビバップ」「アニマトリックス」/「NIKE」CMなど)
配給:日活
(c)Genius Party

2007年7月7日よりシネ・リーブル池袋
渋谷シネ・アミューズほか全国順次ロードショー

2007/06/30/19:40 | トラックバック (0)
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