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悪女礼讃~スクリーンの妖花たち

悪女礼讃

〜スクリーンの妖花たち

性の女、小悪魔ヒロイン、男を操る凄腕美女、破滅へ導く毒の徒花――。
スクリーンの彼女たちは何故こんなにも我々を魅了するのでしょう。
妖しい魅力を輝き放つ、銀幕悪女の豪華競演。

料金 一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円/3回券:2,700円
水曜日サービスデー/1,000円均一 http://www.laputa-jp.com/

●各回定員入れ替え制 ●午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売。定員48名になり次第、締め切り。 ●上映開始後10分を過ぎての入場は不可。 ●作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合があります。

2010年3月21日(日)~5月8日(土)まで上映

スケジュール
3/21(日)
~23(火)
13:00/19:10『刺青』(1966年/増村保造) 15:00『悪女の季節』(1958年/渋谷実) 17:20『おんな極悪帖』(1970年/池広一夫)
3/24(水)
~27(土)
13:00『悪女の季節』 15:20『おんな極悪帖』 17:10『悪魔の接吻』(1959年/丸山誠治) 19:10『二匹の牝犬』(1964年/渡辺祐介)
3/28(日)
~30(火)
13:40『悪魔の接吻』 15:40『二匹の牝犬』 17:50『五瓣の椿』(1964年/野村芳太郎)
3/31(水)
~4/3(土)
13:40『五瓣の椿』 16:50『悪の階段』(1965年/鈴木英夫)
19:00『可愛い悪女 殺しの前にくちづけを』(1972年/井上梅次)
4/4(日)
~6(火)
13:00『悪の階段』 15:10『可愛い悪女 殺しの前にくちづけを
17:00『妻は告白する』(1961年/増村保造) 19:00『痴人の愛』(1967年/増村保造)
4/7(水)
~10(土)
12:50『妻は告白する』 14:50『痴人の愛』 16:50『女の中にいる他人』(1966年/成瀬巳喜男) 19:00『果しなき欲望』(1958年/今村昌平)
4/11(日)
~13(火)
12:50『女の中にいる他人』 15:00『果しなき欲望
17:00『からみ合い』(1962年/小林正樹) 19:10『地獄の饗宴』(1961年/岡本喜八)
4/14(水)
~17(土)
12:50『からみ合い』 15:10『地獄の饗宴』 17:10『清作の妻』(1965年/増村保造)
19:10『悪女かまきり』(1983年/梶間俊一)
4/18(日)
~20(火)
13:00『清作の妻』 15:00『悪女かまきり』 17:00『ひき裂かれた盛装』(1967年/田中徳三) 19:00『野獣の青春』(1963年/鈴木清順)
4/21(水)
~24(土)
12:50『ひき裂かれた盛装』 14:50『野獣の青春
16:50『夜の素顔』(1958年/吉村公三郎) 19:10『血とダイヤモンド』(1964年/福田純)
4/25(日)
~27(火)
12:50『夜の素顔』 15:20『血とダイヤモンド』 17:30『毒婦高橋お伝』(1958年/中川信夫)※16mm 19:10『氷点』(1966年/山本薩夫)
4/28(水)
~5/1(土)
13:00『毒婦高橋お伝』 14:50『氷点』 17:00『女体』(1969年/増村保造)
19:00『雌が雄を喰い殺す かまきり』(1967年/井上梅次)
5/2(日)
~4(火)
13:00『女体』 15:00『雌が雄を喰い殺す かまきり
17:00『孤独の賭け』(1965年/村山新治) 19:00『黒い十人の女』(1961年/市川崑)
5/5(水)
~8(土)
13:00/19:10『しとやかな獣』(1962年/川島雄三) 15:00『孤独の賭け
17:00『黒い十人の女
上映タイトル一覧
3月21日(日)~23日(火)

刺青 ( 1966年[S41]/大映京都/カラー/86分 )

■監督:増村保造/脚本:新藤兼人/原作:谷崎潤一郎/撮影:宮川一夫/美術:西岡善信/音楽:鏑木創 ■出演:若尾文子、長谷川明男、山本学、佐藤慶、須賀不二男、内田朝雄

魔性の肌をもつ女。背中一面に巨大な女郎蜘蛛の刺青を施された娘が、男女の欲望うごめく世界で本能のままに生きはじめる――。原作は谷崎潤一郎の『刺青』『お艶殺し』。若尾文子の妖艶な美しさには息を呑むばかり。

▲上映スケジュール一覧

3月21日(日)~27日(土)

悪女の季節 ( 1958年[S33]/松竹大船/カラー/110分 )

■監督:渋谷実/脚本:菊島隆三/撮影:長岡博之/美術:浜田辰雄/音楽:黛敏郎 ■出演:山田五十鈴、岡田茉莉子、伊藤雄之助、東野英治郎、片山明彦、杉浦直樹

強欲熟女VS 飛んでる女。老実業家の財産を狙って、殺人計画をきそう妾とその娘。これに、甥っこ、殺し屋、運転手までが加わって、むきだしの欲望が火花を散らす――。魅力的なキャストが快演、怪演をみせるブラック・コメディ。

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3月21日(日)~27日(土)

おんな極悪帖 ( 1970年[S45]/大映京都/カラー/84分 )

■監督:池広一夫/脚本:星川清司/原作:谷崎潤一郎/撮影:梶谷俊男/美術:西岡善信/音楽:渡辺岳夫 ■出演:安田道代、田村正和、小山明子、佐藤慶、岸田森、小松方正、山本麟一

裏切り、殺し……。色と欲の地獄絵図。身体を武器に、女郎から大名の側室にまで成りあがった女が、さらなる野望を遂げようと画策する――。登場人物すべて悪人、やることなすこと極悪非道のすさまじさ。谷崎潤一郎の『恐怖時代』を映画化した異色時代劇。

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3月24日(水)~30日(火)

悪魔の接吻 ( 1959年[S34]/東宝/白黒/88分 )

■監督:丸山誠治/脚本:高木隆、加藤俊雄/撮影:中井朝一/美術:中古智/音楽:池野成 ■出演:草笛光子、佐原健二、河津清三郎、坪内美詠子、笹るみ子、中丸忠雄

完全犯罪を目論むセクシー美女。河津清三郎扮する会社社長は、情を通じていた妻の異母妹にそそのかされ、妻の殺害を計画。手筈は整い、すべてが順調に進んでいるように思われたが……。草笛光子の悪女ぶりがみごとな秀作スリラー。

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3月24日(水)~30日(火)

二匹の牝犬 ( 1964年[S39]/東映東京/白黒/91分 )

■監督・脚本:渡辺祐介/脚本:下飯坂菊馬/撮影:西川庄衛/美術:森幹男/音楽:渡辺宙明  ■出演:小川真由美、緑魔子、杉浦直樹、宮園純子、沢村貞子、北村和夫、宮口精二

一匹の牡をめぐって牙むく姉妹。売春禁止法施行後、トルコ嬢になって身体を元手に荒稼ぎしている女。だが異母妹の出現が、順調だった彼女の人生を狂わせる――。悪女スタア・小川真由美× 元祖小悪魔・緑魔子の腹違い姉妹対決物語。

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3月28日(日)~4月3日(土)

五瓣の椿 ( 1964年[S39]/松竹大船/カラー/163分 )

■監督:野村芳太郎/脚本:井手雅人/原作:山本周五郎/撮影:川又昂/音楽:芥川也寸志 ■出演:岩下志麻、加藤剛、田村高廣、左幸子、西村晃、加藤嘉、岡田英次、伊藤雄之助

白肌が鬼気をはらんで男にせまる。最愛の父の死をきっかけに、憎き母の浮気相手を次々と色仕掛けで殺害していく乙女――。山本周五郎の同名小説を映画化した壮絶な復讐譚で、岩下志麻が異常な決意に燃えるヒロインを、妖艶さを漂わせて熱演。

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3月31日(水)~4月6日(火)

可愛い悪女 殺しの前にくちづけを ( 1972年[S47]/松竹/カラー/86分 )

■監督・脚本:井上梅次/撮影:丸山恵司/美術:重田重盛/音楽:広瀬健次郎 ■出演:范文雀、森次浩司、入川保則、赤座美代子、槙摩耶、藤村有弘、柳沢真一、財津一郎、フランキー堺

魅惑のボディを武器に事件解決!殺人事件に巻きこまれた人気女性歌手が、真犯人探しに奔走するセクシータッチのサスペンス。范文雀がミニスカ・パンタロン・マキシコートと、次々にファッションを変えて登場、体当たりの大活躍をみせる。

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3月31日(水)~4月6日(火)

悪の階段 ( 1965年[S40]/東宝/白黒/104分 )

■監督・脚本:鈴木英夫/原作:南条範夫/撮影:完倉泰一/美術:中古智/音楽:佐藤勝 ■出演:山崎努、団令子、西村晃、久保明、加東大介、久保菜穂子、清水元、土屋嘉男

冷たい瞳のファム・ファタール。緻密な計画で金庫破りをはたし、大金を手にした四人の男。だが、欲にくらんだ彼らの間で壮絶な現金強奪戦がはじまる。南条範夫原作の傑作犯罪映画。リーダーの情婦役で絡む団令子が最高にクールで魅力的。

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4月4日(日)~10日(土)

妻は告白する ( 1961年[S36]/大映東京/白黒/91分 )

■監督:増村保造/脚本:井手雅人/原作:円山雅也/撮影:小林節雄/美術:渡辺竹三郎/音楽:真鍋理一郎 ■出演:若尾文子、川口浩、小沢栄太郎、馬淵晴子、高松英郎、根上淳

愛のため、狂気へとひた走る人妻。一本のザイルが女に愛情の決断を迫る……。登山中の転落事故から、夫殺しの容疑をかけられた美しき妻――。円山雅也の『遭難・ある夫婦の場合』を原作に、増村保造 × 若尾文子の名コンビが贈る壮絶なヒロイン映画。

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4月4日(日)~10日(土)

痴人の愛 ( 1967年[S42]/大映東京/カラー/93分 )

■監督:増村保造/脚本:池田一朗/原作:谷崎潤一郎/撮影:小林節雄/美術:間野重雄/音楽:山本直純 ■出演:安田道代、小沢昭一、田村正和、倉石功、内田朝雄

永遠の小悪魔系ヒロイン。ふと知り合った少女・ナオミを理想通りに育てようとした男が、次第に彼女の虜となり、甘美な堕落への道を歩んでいく――。谷崎潤一郎不朽の名作三度目の映画化。ヒロイン・安田道代が強烈な存在感を示す。

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4月7日(水)~13日(火)

女の中にいる他人 ( 1966年[S41]/東宝/白黒/102分 )

■監督:成瀬巳喜男/脚本:井手俊郎/原作:エドワード・アタイヤ/撮影:福沢康道/美術:中古智 ■出演:小林桂樹、新珠三千代、三橋達也、草笛光子、若林映子

家庭崩壊の危機に、妻は――。E・アタイヤの『細い線』を翻案した心理サスペンス。夫の犯罪を知った妻が、最後にくだす衝撃の決断とは……。心理描写に絶妙の冴えを発揮する成瀬巳喜男ならではの緻密で緊張感あふれる演出が秀逸。

▲上映スケジュール一覧

4月7日(水)~13日(火)

果しなき欲望 ( 1958年[S33]/日活/白黒/100分 )

■監督・脚本:今村昌平/脚本:鈴木敏郎/原作:藤原審爾/撮影:姫田真佐久/音楽:黛敏郎  ■出演:長門裕之、中原早苗、渡辺美佐子、西村晃、殿山泰司、小沢昭一、菅井一郎

男を手玉にとる艶女。敗戦時、軍医が埋めた時価六千万円のモルヒネ発掘のため、現れたのは四人の男と美女ひとり――。西村晃、殿山泰司、小沢昭一ら芝居巧者が欲望むきだしで大暴れ。妖女・渡辺美佐子も圧巻。

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4月11日(日)~17日(土)

からみ合い ( 1962年[S37]/にんじんくらぶ/白黒/108分 )

■監督:小林正樹/脚本:稲垣公一/原作:南条範夫/撮影:川又昂/音楽:武満徹 ■出演:岸恵子、仲代達矢、川津祐介、芳村真理、渡辺美佐子、山村聰、滝沢修、宮口精二、千秋実

最後に笑う女。余命いくばくもない実業家の財産を狙う人間たちが、虚々実々の争いを繰りひろげる――。南条範夫の同名小説を映画化した白熱のサスペンス・ドラマ。最高の俳優陣が熱演の火花を散らす。

▲上映スケジュール一覧

4月14日(水)~20日(火)

清作の妻 ( 1965年[S40]/大映東京/白黒/93分 )

■監督:増村保造/脚本:新藤兼人/原作:吉田絃二郎/撮影:秋野友宏/美術:下河原友雄/音楽:山内正 ■出演:若尾文子、田村高廣、成田三樹夫、早川雄三、潮万太郎、殿山泰司

愛が高まりに高まって――。日露戦争時代の貧しい農村。戦争に奪われる夫との別離の辛さに耐えかね、妻は常軌を逸した行動にでる――。数々の傑作を放った増村 × 若尾の黄金コンビが、凄まじいまでの女の愛を描きだす。

▲上映スケジュール一覧

4月11日(日)~17日(土)

地獄の饗宴 ( 1961年[S36]/東京映画/白黒/94分 )

■監督:岡本喜八/脚本:池田一朗、小川英/原作:中村真一郎/撮影:黒田徳三/音楽:佐藤勝 ■出演:三橋達也、団令子、池内淳子、中北千枝子、田崎潤、佐藤慶

コケティッシュなチョイ悪お姐ちゃん。偶然拾ったフィルムをめぐって、札束と銃弾が乱れ飛ぶ――。中村真一郎の推理小説『黒い終点』をもとにした喜八流傑作フィルム・ノワール。小悪党と悪女の物語を魅力的に演じる三橋達也と団令子が絶妙。

▲上映スケジュール一覧

4月14日(水)~20日(火)

悪女かまきり ( 1983年[S58]/東映東京/カラー/84分 )

■監督・脚本:梶間俊一/脚本:内藤誠/撮影:奥村正祐/美術:今村力/音楽:菊池俊輔 ■出演:五月みどり、岡田英次、長門勇、速水亮、豊田真子、白川和子

美熟女がギラリ。官能の歓びにうち震えながら、男たちに次々と罠を仕掛けていく謎の女――。豊満な肉体とむせかえるようなお色気で“ 熟女”ブームを先駆けた五月みどりが大胆不敵な悪の魅力を発散するエロティック・サスペンス。

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4月18日(日)~24日(土)

ひき裂かれた盛装 ( 1967年[S42]/大映京都/カラー/89分 )

■監督:田中徳三/脚本:池田一朗/原作:黒岩重吾/撮影:森田富士郎/美術:内藤昭/音楽:鏑木創 ■出演:藤村志保、安田道代、成田三樹夫、小沢栄太郎、小松方正

愛に生きる娘と、愛を信じない女。黒岩重吾の『夜間飛行』を原作に、金銭と愛、それぞれを求める対照的な二人の女性の姿を描いたもの。藤村志保が美貌と才気を武器に男たちと渡りあう狡猾なマダムを演じて、脱清純派。

▲上映スケジュール一覧

4月18日(日)~24日(土)

野獣の青春 ( 1963年[S38]/日活/カラー/91分 )

■監督:鈴木清順/脚本:池田一朗、山崎忠昭/原作:大薮春彦/撮影:永塚一栄/音楽:奥村一 ■出演:宍戸錠、渡辺美佐子、川地民夫、香月美奈子、江角英明、郷英治、金子信雄

悪女の香り立ちのぼる「赤」。元刑事の一匹狼ジョーを中心にギャング同士の抗争を描く傑作ハードボイルド・アクション。特異な色彩感覚と斬新な映像で、鈴木清順の美学が開花。ヒロイン・渡辺美佐子の正体が明らかになるクライマックスも秀逸。

▲上映スケジュール一覧

4月21日(水)~27日(火)

夜の素顔 ( 1958年[S33]/大映東京/カラー/121分 )

■監督:吉村公三郎/脚本:新藤兼人/撮影:中川芳久/美術:間野重雄/音楽:池野成 ■出演:京マチ子、若尾文子、根上淳、船越英二、菅原謙二、小野道子、岸正子、柳永二郎

女の敵は、女。権謀術数を弄して舞踊界の花形になった一人の女と、それを追いこそうとする若い弟子。華やかな日本舞踊界を背景に、女たちのドロドロの闘いが繰りひろげられる。大映の二大女優、京マチ子と若尾文子の競演がみもの。

▲上映スケジュール一覧

4月21日(水)~27日(火)

血とダイヤモンド ( 1964年[S39]/宝塚映画/白黒/96分 )

■監督:福田純/脚本:小川英、間藤守之/撮影:宇野晋作/美術:竹中和雄/音楽:沢田駿吾 ■出演:宝田明、夏木陽介、佐藤允、水野久美、中川ゆき、志村喬

謎の美女に気をつけろ。三億六千万円相当のダイヤの原石をめぐって、強奪グループにギャング団、悪徳私立探偵も入り乱れて繰りひろげられるスタイリッシュなアクション映画。クールビューティ・水野久美は敵か、味方か?

▲上映スケジュール一覧

4月25日(日)~5月1日(土)

氷点 ( 1966年[S41]/大映東京/白黒/97分 )

■監督:山本薩夫/脚本:水木洋子/原作:三浦綾子/撮影:中川芳久/美術:間野重雄/音楽:池野成 ■出演:若尾文子、安田道代、船越英二、山本圭、津川雅彦、森光子、成田三樹夫

むきだしの憎悪で養女をいたぶる奥さま。愛娘を殺害され、その犯人の娘を養女として迎えた病院長一家の物語。原作は三浦綾子の同名ベストセラー小説。家庭内で繰りひろげられる、複雑で異常な愛憎の絡みあいをみごとに描いている。

▲上映スケジュール一覧

4月25日(日)~5月1日(土)

毒婦高橋お伝 ( 1958年[S33]/新東宝/白黒/74分 ※16mm )

■監督:中川信夫/脚本:仲津勝義、中沢信/撮影:河崎喜久三/美術:黒沢治安/音楽:渡辺宙明 ■出演:若杉嘉津子、明智十三郎、松本朝夫、舟橋元、山田美奈子、中村彰、丹波哲郎

こんな女に誰がした。美貌と色香で男を惑わし、悪事を重ねていった女・お伝――。明治初期に実在した伝説的な女犯罪者の数奇な生涯を描いた中川信夫の意欲作。凄艶・若杉嘉津子が一世一代の熱演をみせる。

▲上映スケジュール一覧

4月28日(水)~5月4日(火)

女体 ( 1969年[S44]/大映東京/カラー/95分 )

■監督・脚本:増村保造/脚本:池田一朗/撮影:小林節雄/美術:渡辺竹三郎/音楽:林光 ■出演:浅丘ルリ子、岡田英次、岸田今日子、伊藤孝雄、川津祐介、小沢栄太郎

欲望に忠実な破天荒ギャル。浅丘ルリ子を高く評価していた増村保造が、彼女を想定して脚本から手掛けた作品。自由奔放、挑発的で魅惑に満ちた女・ミチの多彩な愛の遍歴と破滅を描く。女の魔性を全身で表現するルリ子が圧巻。

▲上映スケジュール一覧

4月28日(水)~5月4日(火)

雌が雄を喰い殺す かまきり ( 1967年[S42]/松竹/白黒/92分 )

■監督・脚本:井上梅次/脚本:池田一朗/撮影:笠川正夫/美術:森田郷平/音楽:広瀬健次郎 ■出演:岡田茉莉子、吉村実子、香山美子、加東大介、中原早苗、路加奈子、露口茂

男性戦慄、女たちの遺産争奪バトル。莫大な資産をもつ成金社長をめぐって、その夫人、妾の娘、女秘書らが熾烈な争いを展開。職人・井上梅次の手腕が光る娯楽サスペンスで、女優陣も期待を裏切らない演技を披露。社長役・加東大介の絶倫ぶりも楽しい。

▲上映スケジュール一覧

5月2日(日)~8日(土)

孤独の賭け ( 1965年[S40]/東映東京/白黒/97分 )

■監督:村山新治/脚本:長谷川公之/原作:五味川純平/撮影:坪井誠/美術:進藤誠吾 ■出演:佐久間良子、天知茂、小林千登勢、菅原謙二、木暮実千代、大原麗子、梅宮辰夫

担保は、ワタシ。野心あふれる青年実業家と、その男に身体をあたえてでものしあがろうとする女の運命――。五味川純平の長篇小説を映画化したもので、強烈な上昇志向のヒロインに佐久間良子が扮して好演。

▲上映スケジュール一覧

5月2日(日)~8日(土)

黒い十人の女 ( 1961年[S36]/大映東京/白黒/103分 )

■監督:市川崑/脚本:和田夏十/撮影:小林節雄/美術:下河原友雄/音楽:芥川也寸志 ■出演:山本富士子、岸恵子、船越英二、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子、倉田マユミ

悪夢のような展開?殿方はご用心。妻がありながら、九人の愛人を持つTV プロデューサー。やがて女たちは結束し、彼を殺害しようと企てる――。スタイリッシュな映像、豪華女優陣の競演などみどころ満載、モダニスト・市川崑の異色作。

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5月5日(水)~8日(土)

しとやかな獣 ( 1962年[S37]/大映東京/カラー/96分 )

■監督:川島雄三/原作・脚本:新藤兼人/撮影:宗川信夫/音楽:池野成 ■出演:若尾文子、伊藤雄之助、山岡久乃、浜田ゆう子、山茶花究、高松英郎、小沢昭一、船越英二

フェロモン全開の絶品悪女。金のためにモラルなど捨て去った人々の騙しあいが、狭い公団住宅の一室を中心に繰りひろげられる実に痛快なブラック・コメディ。若尾文子が男を騙して金を巻きあげる悪女役にローレン・バコール風の髪型で挑戦。

▲上映スケジュール一覧

料金

一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円/3回券:2,700円
水曜日サービスデー/1,000円均一
●各回定員入れ替え制 ●上映開始後10分を過ぎての入場は不可。
●午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売。
●定員48名になり次第、締め切り。
●作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合があります。
http://www.laputa-jp.com/

2010年3月21日(日)~5月8日(土)まで上映

2010/03/11/19:17 | トラックバック (0)
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