インタビュー
小向美奈子

小向 美奈子(女優・ストリッパー)

映画「花と蛇3」について

公式

2010年8月28日(土)より、全国ロードショー!

SM官能文学「花と蛇」を激しい濡れ場で描く、シリーズ第3弾。

原作は昭和37年に団鬼六が青春期の性的妄想を綴り、当時大反響を巻き起こした官能小説の古典である。劇場映画化は谷ナオミ主演「花と蛇」(1974年 配給:日活)に始まり、今作で8作目。その中でも2003年に公開された「花と蛇」(配給:東映ビデオ)は様々なSMプレイを通して、新たな快楽の世界に目覚めていく官能映画として異例の大ヒットを記録した。
そんな危険な世界へと足を踏み入れたのは、昨年、 ストリッパーとして世間の度肝を抜いた小向美奈子。今作では主人公が堕ちていく脆さと、調教によって目覚めていく危うさを見事に演じ分けている。今、もっとも危険な女、小向美奈子に直撃インタビューを敢行した。(取材:鎌田 絢也

小向美奈子
1985年生まれ。15歳の時、清純派グラビアアイドルとしてデビュー。可愛い顔立ちに豊かな胸で人気を博し、多くのグラビア雑誌を席捲する。2001年にはフジテレビビジュアルクイーンの一員に選出される。その後もバラエティ番組の他、映画『劇場版 爆竜戦隊アバレンジャー DELUXEアバレサマーはキンキン中!』(03)や『RANBU~艶舞剣士~』(04/雑賀俊郎監督)などにも出演するが、2009年にアイドルからストリッパーへと転身する。同年6月に東京・浅草のストリップ劇場、浅草ロック座の25周年特別興行のステージにゲスト出演し、一躍世間の注目を集める。その後は自叙伝『いっぱいごめんね』(09/徳間書店)の上梓や浅草ロック座のステージを収録したDVD『小向美奈子 DANGERROUS STRIPPER』(10/SODクリエイト)の発売、更にストリッパーとして地方公演を行うなど精力的に活動している。

――作品を拝見させていただきました。予想以上の体当たり演技でたいへん驚きました。 率直に、小向さん、かっこいいなーと思いました!

小向美奈子 小向 (笑)ありがとうございます。

――まずは、今回この「花と蛇」シリーズ第三弾に出演を決めた一番のポイントをお聞かせください。何が決め手になったんですか?

小向 19歳くらいの時に「花と蛇」シリーズを見たことがあって、ちょっとHな感じの映画だったんですけど、すごい衝撃を受けたんです。きっと自分の中にそうした官能的なイメージがどこかに残っていたんだと思います。今回まさか自分にお話いただけるなんてもうビックリしちゃって、それで「喜んで!」って感じです(笑)。

――この「花と蛇」は官能映画の名作シリーズですけど、小向美奈子ならではの静子夫人をどのように意識されましたか?

小向 はじめにお話をいただいてから、やっぱり「色気」の部分についてはプロデューサーさんとよく話しましたね。「わたし、色気ないですよー」って言ったら、「知ってるー」って(笑)。でもプロデューサーさんからは「小向美奈子そのままで静子を演じればいい」って言われて背中を押してもらいました。

――撮影が終わって振り返ってみて、小向さんにとっては『花と蛇』から何を得ましたか?

小向 それこそ体当たりできたことが大きかったですね。全部出し切って、自分を解放できたっていうか。

――まさに体当たりでしたからね。官能映画っていうのは、役者にとって、とてもナイーブな境地だと思うんですが、その辺りで工夫されたことは?

小向 特にレズシーンは、アダルトなものを相当勉強しましたね。AV作品を色々と見ました。凄かった!(笑)。

――SMも?

小向 SMも見ました。

――本作はもうSM映画の代名詞ですけど、ハードな緊縛シーンがこれでもかと出てきますね?

小向 やっぱりはじめての「縛られて吊るされて」だったんで、気合が入っていてもはじめは思ったよりも痛かったですね。でもやってるうちにどんどん慣れてきて、「あまり動かなければいいんだ!」とか発見があったり(笑)、だんだんコツをつかんでいきましたね。動くと締まって痛いんですよ。

――動くと締まるんですか?!それはいいこと聞きました!

小向 ……。

―― ……。

小向美奈子2小向 あとはストリップの経験を通して意識出来た点ですけど、縛られている時も足先をピン!と伸ばすことが姿勢を綺麗に見せたり、そういう細かい点に気づけたことは、踊り子をやってて良かったなぁと思いましたね。

――縛られることで変わったことはありましたか?

小向 うーん……我慢することかな(笑)。違いますよね(笑)。でも、撮影が決まった時からいろいろと自分の中で変化はあったような気がします。撮影のために身体を作ったり、撮影では縛られるだけじゃなくて叩かれたりっていうのもあるんですけど、その痛みにリアルに耐えていると、それがただの肉体の痛みじゃないっていう感覚に目覚めていくんですよね。みんなに囲まれて丸一日吊るされると完全に入っちゃってましたね(笑)。ほんとうに調教されました(笑)。

――最近は公開告知イベントなどでも、映画に引き続きの緊縛パフォーマンスで意欲的ですけど、縛られ慣れてくるっていう感覚はあるんですか?

小向 緊縛師さんとの相性っていうのがあるんですよね。相性が悪いといつまでたっても痛いらしいんですよ。これは有末剛(本作で緊縛を務める)さんがおっしゃってたんですけど、何度か緊縛を重ねていくと、その相手の縛りの重心が分かってくるんです。そのうち自分でもこういう体勢の時は、こういう風に身を委ねようとか、後ろ手に縛られる時は肩の位置をこの辺りに持ってこようとか、そういう呼吸が分かりあえてくるんですね。だからこの間のイベントの時は全然痛くなかったですね。縛られ慣れたんですね(笑)。

――小向さんはストリップでも踊り子さんとして活躍中ですけど、映画での演技と違いはありますか?

小向 違いはないですね。やっぱりストリップっていうと偏見を持ってる人がまだまだ多いですよね。でも、わたしはストリップは胸を張っていい演芸芸術だと思うし、歴史のある文化だと思ってて、男の人女の人を問わず、見てくれた人から「思ってたのと全然違った」って言ってもらえたりした時に、「分かってくれたんだ」って励みになりますね。

――本作『花と蛇3』、男性目線ではどの点を見てもらいたいと思いますか?

小向 団鬼六先生の世界で描かれる男の欲望ですかね。火野正平さんが演じる鬼源に注目してほしいです。緊縛のひとつひとつ。

――女性目線では?

小向 女性の方には、自分自身と静子を重ね合わせて見てもらいたいですね。女性だったら誰もが持っている感情だと思うんです。静子の気持ちを感じてほしいですね。

――本作のラスト、主人公静子の表情には責め苦を乗り越えた女の強さみたいなものが浮かんでとても印象的でした。個人的には、今回体当たり演技で挑戦した女優小向美奈子の姿とオーバーラップして見えて、納得の爽快感を味わいました。この先のご活躍が楽しみです。今後はどんなことに挑戦されるんですか?

小向 特に気負いはないですけど、普通なら演技といってもためらってしまうような世界に挑戦してみたいですね。今回の緊縛やストリップにしても、そのほんとうの魅力をもっともっと知ってもらいたいって思いますね。

インタビューで彼女が繰り返した「体当たり」という言葉。
まさに、その言葉の強さ通りの作品に仕上がっている。
本作の見どころは、何を差し置いても小向美奈子が『花と蛇』の静子を演じているのだということ。この点につきるだろう。裸一貫の女の強さは、男がいくら束になってもかなわないほどの底力だ。それを映画という枠を超えて実地に体現する女優・小向美奈子。
今、もっとも危険な女から目が離せない。

(取材:鎌田 絢也

花と蛇3 2010年 日本
出演:小向美奈子,本宮泰風,小松崎真理,工藤俊作,斎藤歩,琴乃,沼田爆,松山鷹志,川瀬陽太,錦城志朗,星野晃,白井雅士,和田光沙,睦五朗,水谷ケイ,火野正平
監督:成田裕介 脚本:我妻正義 原作:団鬼六(「花と蛇」幻冬舎アウトロー文庫)
緊縛:有末剛 製作・配給:東映ビデオ
2010年/日本/カラー/106分/ (C)2010東映ビデオ株式会社
公式

2010年8月28日(土)より、全国ロードショー!

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