メル・ギブソン、完全復活！！

『マッドマックス』、『リーサル・ウェポン』という２大アクション・シリーズをはじめ、数々のブロックバスター大作に主演、監督としてもアカデミー賞作品賞、監督賞を受賞した『ブレイブハート』や問題作『パッション』、『アポカリプト』など、一作ごとに映画界の話題を独占してきたスーパースター、メル・ギブソン。『復讐捜査線』は、俳優としてはしばらくスクリーンから遠ざかっていた彼が、アクション・ヒーローの原点に帰り、『サイン』以来、実に８年ぶりに映画主演を果たした最新作！　彼が演じるのは、娘の復讐に燃え、命を捨てて巨悪に立ち向かう孤高の刑事。合衆国政府と軍需企業による核スキャンダルを巡るスリリングなポリティカル・サスペンスに、ハードなガン・ファイトとパワフルなカー・チェイスの見せ場をふんだんに盛り込み、息もつかせぬ展開で見る者を圧倒する痛快にして骨太なアクション・エンタテインメント巨編！これぞまさに、全世界のファンが待ち望んでいたメル・ギブソンの完全復活である。

ボストン警察殺人課のベテラン刑事トーマス・クレイブンは、最愛の娘を自宅の玄関で、それも目の前で射殺されてしまう。事件は彼に恨みを持つ者の犯行と思われた。だが、彼は独自に捜査を開始し、事件の陰に、娘が勤務していた軍需企業の犯罪的行為と国家の安全保障にまで影響を及ぼす巨大な陰謀が潜んでおり、娘は真実を暴露しようとして謀殺されたことを知る。やがて、軍需企業はクレイブンの捜査を妨害し、彼の命までも狙おうとするが、復讐の鬼と化し、暴走するクレイブンを止めることはもはや誰にもできなかった。クレイブンは事件に関係した者たちを徹底的に追いつめ、やがて娘の仇を討つべく、黒幕である軍需企業のトップに迫っていく……。

ギブソンが長い時間をかけ、無数の候補の中から厳選したこの企画は、英国テレビドラマ史上最高傑作との呼び声も高い、85年製作のミニ・シリーズ「刑事ロニー・クレイブン」のリメイクでもある。同オリジナル・シリーズを監督し、その演出力を買われてハリウッドに招かれ、今や『マスク・オブ・ゾロ』、『007 カジノ・ロワイヤル』などでハリウッドのヒットメイカーとなったのが本作のマーティン・キャンベル監督。キャンベル監督が自らの出世作をセルフ・リメイクしたことも本作の大きな話題のひとつとなっている。

出演は、刑事クレイブンを演じるメル・ギブソンの他、政府高官に雇われた始末人ジェドバーグに『ディパーテッド』『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』などの名優レイ・ウィンストン。軍需企業ノースモアの社長ベネットに『３０デイズ・ナイト』『ロビン・フッド』の怪優ダニー・ヒューストン。クレイブンの娘エマには『スペル』『デビル』のボヤナ・ノヴァコヴィッチ。エマのボーイフレンド、バーナムに『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』『バイオハザードⅣ　アフターライフ』のショーン・ロバーツ。クレイブンの同僚ビルに『デイライト』『デイ・アフター・トゥモロー』の名バイプレイヤー、ジェイ・Ｏ・サンダース。国防総省の高官ムーアに『フィクサー』『デュプリシティ～スパイは、スパイに嘘をつく～』のデニス・オヘアなど、米英の新旧演技派キャストがずらりと顔を揃えて本格的な演技を披露し、重厚なドラマをさらに見応えのあるものにしている。