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ラピュタ阿佐ヶ谷特集

昭和の銀幕に輝くヒロイン第70弾
有馬稲子

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/arimaineko02/

2013年9月1日(日)~11月9日(土)まで、ラピュタ阿佐ケ谷にて
連日10:30より1回のみ上映

昭和の銀幕に輝くヒロイン第70弾 有馬稲子『わたしの凡てを』『わたしの凡てを』©東宝
のど元過ぎれば有馬稲子―私の履歴書 [単行本]
宝塚では可憐な娘役として注目をあつめ、1951年、映画界に華々しくデビューした女優・有馬稲子。
1954年、俳優自身による独立プロダクション「にんじんくらぶ」を女優の岸恵子、久我美子とともに設立し、俳優の出演作の自由化を進め、日本映画の質の向上に大いに貢献しました。
また、自ら出演希望の原作の映画化を会社に提案するという一面もあり、自立した女優として一躍注目を集めました。
今回の特集上映では、行動派の娘を活き活きと演じ、鮮やかな存在感をみせたスマートな恋愛コメディ『愛人』、妻子ある男を愛した女が身を尽くした3年間を繊細に描いた『わが愛』など、コメディからシリアスドラマまで幅広く演じ、輝かしい魅力を放った有馬稲子の代表作9作品を上映いたします。
なお、今回ニュープリントで蘇る羽仁進監督の『充たされた生活』では原作者・石川達三から有馬稲子自身が映画化権を得たもので、心に虚しさを抱える新劇女優が60年安保闘争の渦中で自らの生き方を追求して行くさまを、当時の俊英スタッフでみごとに描いた意欲作となっております。こちらも是非注目していただきたい逸品です。
女優として常に向上心を持ち、エネルギッシュに生きた女優人生を辿る10週間です。

【上映作品】
『愛人』『わたしの凡てを』『胸より胸に』『赤い陣羽織』『危険旅行』
『わが愛』『鑑賞用男性』『かあちゃんしぐのいやだ』『充たされた生活』

料金
一般…1,200円、シニア・学生…1,000円、会員…800円 ※水曜サービスデー…1,000円均一
●各回定員入れ替え制 ●上映開始後10分を過ぎての入場は不可。
●午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売。 ●定員48名になり次第、締め切り。
●作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合があります。
公式

スケジュール

9月1日(日)~7日(土) 『愛人』( 1953年【S28】/東宝/白黒/86分 )
監督:市川崑 出演:菅井一郎、越路吹雪、尾棹一浩、岡田茉莉子、三國連太郎、伊藤雄之助、沢村貞子
互いに連れ子をもつ映画監督と舞踏家が再婚。弟子も交えて同居が始まった家庭を舞台に愛情関係の波紋を描いた一篇。原作は森本薫『華々しき一族』。有馬稲子は若手監督・三國連太郎に思いを寄せる天真爛漫な娘を好演する。

9月8日(日)~14日(土) 『わたしの凡てを』( 1954年【S29】/東宝/白黒/98分 )
監督・脚本:市川崑 出演:伊東絹子、池部良、上原謙、日高澄子、二本柳寛、加東大介、藤原釜足
行方不明の姉を探して上京した娘が、恋に翻弄されながらも、やがて自分の道をみつけていく――。ミス・ユニバース第三位の伊東絹子を主役に豪華キャストが脇を固めた作品で、大阪弁の社長令嬢・有馬稲子の存在が光る。

9月15日(日)~21日(土) 『胸より胸に』
( 1955年【S30】/シネマ・プロデウス・サークル、にんじんくらぶ/白黒/108分 )
監督・脚本:家城巳代治 出演:大木実、冨田浩太郎、下元勉、水戸光子、久我美子、山本和子
有馬稲子が映画化を切望し、にんじんくらぶで製作された作品。浅草のストリップ小屋で働く少女が、真実の愛と健全な生活を求めて生きる姿を描く。不幸な境遇のストリッパーを体当たりで熱演。

9月22日(日)~28日(土) 『赤い陣羽織』( 1958年【S33】/歌舞伎座/カラー/94分 )
監督:山本薩夫 出演:中村勘三郎、香川京子、伊藤雄之助、三島雅夫、井上昭文、多々良純、島田屯
美人の女房を代官に寝取られたと勘違いした水車小屋の番人・伊藤雄之助が繰り広げる滑稽な復讐劇。有馬稲子は色っぽく芯の強い女房に扮して登場。山本薩夫監督による庶民の明るい才智を描いた快作。

9月29日(日)・10月1日(火)~5日(土) 『危険旅行』
( 1959年【S34】/松竹大船/カラー/99分 )
監督:中村登 出演:高橋貞二、伊藤雄之助、桂小金治、トニー谷、中村是好、由利徹、十朱久雄
マスコミの女王とよばれる人気女流作家が東京から出奔。偶然出会った写真家と日本縦断のロマンス旅行がはじまる――。知的でモダンな女性が有馬稲子にぴったりの愉快な恋愛喜劇。

10月6日(日)~12日(土) 『わが愛』( 1960年【S35】/松竹京都/カラー/97分 )
監督:五所平之助 出演:佐分利信、丹阿弥谷津子、乙羽信子、田代久美子、谷昌和、高橋とよ
妻子ある男を愛した一人の女がひたむきに身を尽くし、ともに過ごした深山での日々――。原作の詩情をそのままに、一途な女の情熱と繊細さをみごとに表現した有馬稲子の代表作として名高い逸品。

10月13日(日)~19日(土) 『鑑賞用男性』( 1960年【S35】/松竹大船/カラー/89分 )
監督:野村芳太郎 出演:杉浦直樹、芳村真理、仲谷昇、楠田薫、細川ちか子、十朱久雄、小林トシ子
「男性も鑑賞対象となるお洒落を!」と、奇抜な理論を打ち出す新進気鋭のデザイナー・有馬稲子が巻き起こす大騒動!様々なファッションの有馬稲子がとびきりキュートなファンタジック・コメディ。

10月20日(日)~26日(土) 『かあちゃんしぐのいやだ』
( 1961年【S36】/松竹大船/白黒/82分 )
監督:川頭義郎 出演:平山清、山崎二郎、下元勉、毛利菊枝、浅茅しのぶ、河井坊茶
病気の父にかわって家計を支える母・有馬稲子に寄り添う子ども達の四季折々を描いた叙情篇。当時九歳の少年・平林良孝が書いた作文をもとに木下恵介が脚色。親子の愛情を豊かに映し出す。

10月27日(日)~11月9日(土) 『充たされた生活』
( 1962年【S37】/にんじんくらぶ/白黒/102分 ※ニュープリント)
監督・脚本:羽仁進 出演:原田甲子郎、アイ・ジョージ、田村高廣、大場ゆかり、山本豊三
心に虚しさを抱えた新劇女優が安保闘争の渦中でみつけた充実した生とは――。映画化権を有馬稲子自身が得たもので、全篇オールロケ、報道写真家・長野重一のカメラ等、羽仁進監督が斬新な演出で臨んだ野心作。

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/arimaineko02/

2013年9月1日(日)~11月9日(土)まで、ラピュタ阿佐ケ谷にて
連日10:30より1回のみ上映

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2013/08/28/19:08 | トラックバック (0)
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