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『ほとりの朔子』初日舞台挨拶レポート

『ほとりの朔子』初日舞台挨拶レポート http://sakukofilm.com/

2014年1月18日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

1月18日、「ほとりの朔子」初日舞台挨拶が上映館の渋谷のシアター・イメージフォーラムの初回上映前に行われた。登壇者は深田晃司監督、出演者の二階堂ふみ、鶴田真由、太賀、出演/プロデューサーの杉野希妃、司会は東京国際映画祭ディレクターの矢田部吉彦が務めた。(取材・撮影:girl_akichi 監修:わたなべりんたろう)

矢田部 初日の公開おめでとうございます。今、二階堂さんと鶴田さんが手にトロフィーをお持ちなんですな、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、昨年11月のナント三大陸映画祭で金の気球賞、若い審査員賞を見事受賞なさったということで、トロフィーを持ってきてくださいました。

深田晃司監督 深田晃司監督 深田監督 本日はお集まりいただきましてありがとうございました。寒い中外に並んでくださった方たくさんいたと思います。ありがとうございます。昨年10月に完成してまだ3ヶ月しかたっていない作品なので、映画祭では東京国際映画祭、ナント三大陸映画祭、エストニアタリンブラックナイト映画祭に出展して監督としてはいろんな感触を得てきている所なのですが、今回の封切りと言いますか一般上映は初めてなので、一般のお客様からのどういう反応が得られるか楽しみです。その感想を聞いて自分も初めてこういう映画を作ったんだなということがわかると思います。本当にみなさんの感想をお聞きするのが楽しみです。見かけたら声かけて面白かったとかつまらなかったとかなんでも教えてください。

鶴田 今日は本当にお寒い中並んでいただいてありがとうございます。初日の時にたくさんの方にきていただけるのは本当に嬉しくて感謝しています。映画祭でいろいろ賞をいただいたりしましたが、深田さんの才能あふれる作品になったと思います。静かに進行して行くのだけれど、じわじわと心にしみていくようなそんな映画になっているんじゃないかなという風に思っています。深田さんの人間を見る目線と優しさがすごくつたわってくるすごく素敵な作品だと思うのでもし気に入っていただけたら、お友達などなどに紹介していただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

二階堂ふみ二階堂ふみ二階堂 おはようございます。昨日はどきどきして眠れなくて朝起きられるか心配でしたが、起きることができて今日来ることができました。初日に見にきていただけてすごい幸せですし、待ちに待った映画が公開されるということで非常に嬉しくとても幸せに思います。ぜひ宣伝をよろしくお願いします。楽しんでいってください。

太賀 おはようございます。劇場に来てくださって本当にありがとうございます。ようやくこうやって公開できてすごく嬉しく思っています。いつでしたっけ?撮ったの。一昨年からいろんなことがあったと思いますけど、深田さん、良かったですね!。

深田監督 良かった。この日が来れるとは!。

太賀 本当に良かった。どうか、じっくり目を凝らして味わってください。きっといい映画だと思っているので心に届くものになっていると思います。今日は本当にありがとうございました。

杉野 本日は初日にお越しいただきまして、本当にありがとうございます。プロデューサーとしては本当にベストキャスティングが出来たと自信を持って言える作品となっていると思います。残念ながら私の父親役の古舘寛治さんが今日来られなかったのが本当に残念なんですけど、すごくいい味を出されております。なかなか最近では見られないような日本映画になっていると思います。旅をしているような気持ちで見ていただくと幸いです。何卒宣伝よろしくお願いします。ありがとうございました。杉野希妃杉野希妃

矢田部 深田監督は長編としては4本目でこの作品でこういうことが伝えたいから、映画を作ったんだということがあったら教えていただけますか?

深田監督 この作品に関しては、そんなに私はいつも作品の作り方が変わらないタイプなんですが、何かテーマがあるかというと俳優たちですね。この作品は自分の中で伝えたいメッセージとかテーマがあって書き出したというよりは二階堂ふみさんとお会いしてこの人たちを撮りたいという所から、それが一番のモチベーションとなって進んだ企画ですので、その映っている人間を見て欲しいという一点につきます。

矢田部 鶴田さんはナチュラルな存在感が素晴らしいと思って拝見したんですけども深田監督との共同作業というのはいかがでしたでしょうか?

鶴田 私の中ですごく一つ節目になるような作品だったな、というふうに思っています。何よりもナチュラルな会話というのを大切にされる監督です。一つすごく印象深かったのが本読みの時に二階堂さんがちょっと忙しくてこられなくて渡辺真起子さんが『じゃあ私が読むよ』って二階堂さんの所を読んだんですね。その時に、真起子さんは二階堂さんをイメージしてちょっと若めの声を作って、距離感もここのシーンは離れてだから、ちょっと大きな声を出してってやってくれたんだけど、深田監督から駄目出しが出て『真起子さんのままでやってください。距離感も今のこのままの距離感でやってください。この場の会話がちゃんと成立しないと僕は嫌です』とおっしゃってて。真起子さんが『どうして私が代わりに読んでるのに駄目出しまでされるんだろう(笑)』って言ってたのを私はよく覚えています。その時に深田さんってこういうことを一番大切になさる方なんだなっていう風に感じました。同時にその現場に入るのが怖いというか、私にちゃんとできるのだろうかっていう思いもありました(笑)。そういう意味ですごく勉強になった作品です。鶴田真由 鶴田真由

矢田部 二階堂さんは非常に幅広い役柄をしていらっしゃる中でこの作品はとても素の二階堂さんなのかなと思わされてしまうのですけれども、あるいは監督に素の部分を引き出されたのか演じられてどうだったのかお聞かせください。

二階堂 素なのかな?

太賀 まあ、素ではない。

二階堂 映画を監督と一つの作品を作る上で、その場の空気感を大事にしながらこう指導してくださる監督なので、今度の役も近い所があったり遠い所があったりだと思います。朔子っていう役は表でもない裏でもない真ん中の所にいて、どっちに寄るわけでもない。いい意味で浮遊感のある役だったなと思います。現場もすごい自然に時間が流れているというか、川のせせらぎのように時間の中にちょっとしたことが起きていたり、起きるようで起きなかったり、そういう自然な生活の営みを見ている人が垣間見るような感じで見てくださるんじゃないかなって思っています。

矢田部 現場は穏やかな雰囲気でしたか?。

二階堂 とっても穏やかでした。なんか助監督のお父様とお母様がお昼ごはんだったり夕ごはんを作ってくださってそういう温かいご飯を食べながら和気藹々と撮影をさせていただきました。

矢田部 太賀さんは去年の東京国際映画祭で上映して私の周りに太賀さんのファンになった女性がすごく多いんです。『あの人はどんな人なんだろう?』という声をたくさん聞くんですけれども、自分でご覧になって当時のことを思い出して何か印象に残っていることとか演じていて印象深かったことをお聞かせください。

太賀 太賀太賀 結構僕、現場で頭の中が止まっちゃうことがよくあって、なんて言ったらいいんだろうな...パニックって言ったらおかしいか。でも現場で助けられたというか、この自分の芝居が成立していったことは深田さんに言われたことをそのままやってるってだけなんですけど、人の話を聞いて今、自分がどこにいるのか、例えば、海の匂いが匂ってきたり、波の音が聞こえてきたり、なんかそういったものに全て反応していこうとして行く中で自分というのが出来上がって行く。ただそれだけしかやってなくて。だから、僕から出た台詞も例えば、二階堂さんとか鶴田さんとか杉野さんとか古舘さんとかから、反応していっただけのものでしかなくて、皆に引っ張ってもらったなというのがすごく強くあります。自分だけでなんとかしようとしたらこれは成立しなかった役だと思います。助けられました。ありがとうございました。

矢田部 杉野さんはプロデューサーでありながら、演技をなさるのはどういうことなんだろうと思うのですが、いろんな責任を負う中で演技の時はプロデューサーのことを忘れて完全に没頭できるものですか?そこらへんの二足の草鞋を現場でのお気持ちをお聞かせください。

杉野 わたしは二足の草鞋っていうふうな言葉があまり好きではないというか、一人の人間として映画に関わっています。もちろんいろんな方に迷惑をかけている部分はあるかもしれないですけど、今キャストで今プロデューサーだからというよりは映画を作って皆で作り上げている一人としているので、そして、みなさんに助けられながら現場にいたのでなんかあまりそこまで考えていないというか、楽しんでやっておりました。

矢田部 あっというまに最後になってしまいましたが、今作の見所を二階堂さんから教えていただけますでしょうか?

二階堂 素晴らしい作品になっていると思います。この映画がいろんな人が見てくださったら嬉しいなと思いますし、今この時、この時間をこのスクリーンで『ほとりの朔子』っていう作品が皆様と同じ時間を流れるということが本当に嬉しく思います。楽しんでいってください。ありがとうございました。

(2014年1月18日 渋谷シアター・イメージフォーラムで 取材・撮影:girl_akichi 監修:わたなべりんたろう)

Story

あの頃、ほとりにいたすべての人に。18歳の夏物語。

大学受験に失敗し、現実逃避中の朔子(二階堂ふみ)。叔母・海希江(鶴田真由)の誘いで、旅行で留守にするというもうひとりの伯母・水帆(渡辺真起子)の家で、夏の終わりの2週間を過ごすことになった。朔子は、美しく知的でやりがいのある仕事を持つ海希江を慕い尊敬していたし、小言ばかりの両親から開放された海辺の街のスローライフは、快適なものになりそうだった。朔子は海希江の古馴染みの兎吉(古舘寛治)や娘の辰子(杉野希妃)、そして甥の孝史(太賀)と知り合う。小さな街の川辺や海や帰り道で会い、語り合ううち朔子と孝史の距離が縮まっていく。そんな朔子の小さなときめきをよそに、海希江、兎吉、辰子、後から現れた海希江の恋人・西田(大竹直)ら大人たちは、微妙にもつれた人間模様を繰り広げる。朔子は孝史をランチに誘う。しかしその最中、彼に急接近中する同級生・知佳(小篠恵奈)から連絡が入る。浮足立つ孝史の表情を見て、朔子の心が揺れる……。

CREDIT
監督・脚本・編集・コプロデューサー:深田晃司 プロデューサー:杉野希妃
脚本:深田晃司 撮影:根岸憲一 音楽:Jo Keita
出演:二階堂ふみ,鶴田真由,太賀,古舘寛治,大竹直,小篠恵奈,杉野希妃
エグゼクティブプロデューサー:小野光輔,足立誠,宮田三清,奥山和由
コエグゼクティブプロデューサー:依田康,田中友梨奈,深澤研,深田洋功,疋田賢司,平野昭宏
アソシエイトプロデューサー:四宮隆史
製作:Sakuko Film Partners 製作・配給・ワールドセールス:和エンタテインメント © sakuko film partners
http://sakukofilm.com/

2014年1月18日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

2014/01/23/21:12 | BBS | トラックバック (0)
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