映画美学校脚本コース　ゲスト講師決定！

2011年より開講した、プロで活躍する脚本家を育成するためのコース『脚本コース初等科(後期)』が10月23日(金)より開講される。本コースではレギュラー講義の他に、第一線で活躍している脚本家、演出家、プロデューサーなどを招いて、脚本家にとって必要な「シナリオ開発」と「プロの脚本家になるために必要なもの」を直接聞くことができるゲスト講義が行われている。今期は『ストレイヤーズ・クロニクル』や来年公開の『64－ロクヨン－前編／後編』が公開になる映画監督の瀬々敬久氏と、大ヒットした『貞子3D』のプロデューサーである株式会社KADOKAWAの小林剛プロデューサーに決定した。

瀬々 敬久(映画監督『ストレーヤーズ・クロニクル』『ヘブンズ ストーリー』)
89年「課外授業 暴行」で商業映画監督デビュー。以降、『MOON CHILD』(03)、『感染列島』(08)、『アントキノイノチ』(11)などの劇場映画から、ドキュメンタリー、テレビ、ビデオ作品まで様々な映像作品を発表。『ヘヴンズ ストーリー』(10)が第61回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とNETPAC賞、毎日映画コンクール脚本賞を受賞。 最近作は『ストレイヤーズ・クロニクル』(15)、来年公開予定に『64－ロクヨン－前編／後編』。

小林 剛(株式会社KADOKAWA 映像事業局 映画企画開発課 プロデューサー)
91年大映入社。94年より宣伝部勤務。『ガメラ 大怪獣空中決戦』から平成ガメラシリーズ3部作の宣伝を担当。宣伝プロデューサーとして『CURE』『蛇の道』『蜘蛛の瞳』『回路』『着信アリ』シリーズ、『富江』シリーズ、『小さき勇者たち～ガメラ～』『初雪の恋』『カンフーくん』等多岐にわたる作品を手がけた。08年企画製作に異動。角川映画製作プロデューサーとして若松節朗監督『沈まぬ太陽』(アソシエイトプロデューサー)瀬田なつき監督『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』英勉監督『貞子3D』『貞子3D2』古澤健監督『Another アナザー』安里麻里監督『バイロケーション』『劇場版　零～ゼロ～』を製作。現在前田弘二監督『セーラー服と機関銃 ?卒業-』を製作中。

脚本コースの講義を体験！オープンスクール開催！

また、脚本コースの開講に合わせて、脚本コース第5期担当講師がアイデアの発想方法やシナリオ作りの基礎などをレクチャーするオープンスクールも開催される。こちらは受講希望者だけでなく、誰でも気軽に参加できる無料の体験講義となっているので、物語が大好き・映画が大好きという方は奮って参加して欲しい。

【第1回】10月9日(金)13：30～　講師：田中幸子(昼クラス担当)
田中幸子(脚本家)：東京藝術大学大学院映像研究科卒業後、『トウキョウソナタ』(08)でデビュー。主な脚本作品として『アントキノイノチ』(11)『すーちゃんまいちゃんさわ子さん』(13)『リアル～完全なる首長竜の日～』(14)など。

【第2回】10月10日(土)14：00～　講師：高橋洋(共通講義担当)
高橋洋(脚本家・映画監督)：『リング』『リング2』などの大ヒットシリーズを始め、多数の映画脚本を手がける。04年監督作『ソドムの市』が公開。以後『狂気の海』(07)『恐怖』(09)『旧支配者のキャロル』(12)と監督作が続く。著書に「映画の魔」(青土社)『映画の生体解剖』(共著・洋泉社)など。

【第3回】10月12日(月・祝)19：00～　講師：村井さだゆき(夜クラス担当)
村井さだゆき(脚本家)：93年『飛べないオトメの授業中』で第6回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞。その後『パーフェクトブルー』(98)『千年女優』(02)『スチームボーイ』(04)などの劇場アニメや、「エコエコアザラク」などのテレビドラマ、「ゼーガペイン」(06)「夏目友人帳」(09～11)などのテレビアニメなど実写、アニメを問わず広い分野で活動している。

場所：映画美学校　［渋谷区円山町1-5　KINOHAUS B1F］
料金：無料　※各回ごとの予約制、映画美学校ホームページより予約をお願いします。