インタビュー
山田あかね監督/『犬に名前をつける日』

山田あかね 監督 映画『犬に名前をつける日』について【3/6】

シネスイッチ銀座ほか全国順次公開中

公式サイト 公式twitter 公式Facebook (取材:深谷直子)

『犬に名前をつける日』場面3『犬に名前をつける日』場面4――200時間分の映像を4年間かけて撮り貯めたところで具体的な映画作りに動いていったということですが、それまではどういう映画にしようという構想などはなかったのですよね?

山田 テレビの番組などを作るときは、最初に企画書を書いて、こういう落としどころで作るということを決めてから撮ることが多いんですけれども、これに関してはそういうことはしないでおこうと思っていました。この映画は全製作費が自腹なんですよ。テレビの場合はテレビ局やスポンサーの意向というものがありますけど、全額自分で払っているので誰にもお伺いを立てる必要がなく、撮りたいものを撮りたいだけ撮る、っていう方法でやっていました。だからどんどん素材が貯まっていったんです。

――自主で撮られるというのも初めてのことだったのですか?

山田 大学生のときは自主映画を撮っていましたが、社会人になってからまったくの自主で撮るというのはそんなには……。ただ、「ザ・ノンフィクション」というフジテレビの番組もときどき作らせていただいているんですけど、自分が「この人面白いな」って思ったら撮り始めて、ある程度できたところで局に「これどうですか?」って持ちかけるということをしています。番組になることもあるので、結果的には自主映画ではなくなるんですけど、とにかく、犬の命に関しては、自分の思いのままに撮りたかったので、自分のお金ですべてまかないました。

――関心のある対象には自分から取材をして、発表の形が決まっていなくても作り出すということを元々されていたのですね。

山田 関心のあるテーマについては、撮影を始めたり、文章を書いたり、自分の思いのままに始めることもあります。結果的にそれが映画になったり、番組になったり、本になったりします。もちろん、企画を通してから始める仕事も、依頼されてする仕事も普通にしています。

――今回は200時間撮ったところで何か手応えを感じて映画化に動き出したのですか?

山田 手応えというより、充分撮ったなという思いはありました。それで、2014年の2月から3ヶ月くらいかけて編集をしたんですよ。最初に6時間バージョンを作って、その次に2時間バージョンを作って。それを元に1匹の犬を主人公にした1時間のドキュメンタリー番組を作りました。2014年の9月の動物愛護週間の最初の日に「むっちゃんの幸せ ~福島の被災犬がたどった数奇な運命~」(14)として放送されました。そのナレーションをやってくれたのが小林聡美さんだったので、それがきっかけで「今映画を作っているんですけど、続けて手伝ってもらえませんか?」とお願いしたところ快諾していただけて、今回の出演に繋がりました。

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犬に名前をつける日 2015年 / 107分 / カラー / 16:9 / 5.1CH
出演:小林聡美(『かもめ食堂』『プール』『マザーウォーター』『紙の月』ほか)、
上川隆也(『東京夜曲』『梟の城』『二流小説家 シリアリスト』ほか)、
渋谷昶子監督(カンヌ国際映画祭短編部門グランプリ『挑戦』)、
動物保護団体「ちばわん」「犬猫みなしご救援隊」
製作:スモールホープベイプロダクション
監督・脚本・プロデューサー:山田あかね(『すべては海になる』『むっちゃんの幸せ』)
構成:松谷光絵 撮影:谷茂岡稔 編集:大泉渉 ラインプロデューサー:竹内暢生
音楽:つじあやの 主題歌:「泣けてくる」ウルフルズ © スモールホープベイプロダクション
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2015/11/11/18:13 | BBS | トラックバック (0)
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