インタビュー
アダム・トレル(プロデューサー)/『下衆の愛』

アダム・トレル (プロデューサー)
映画『下衆の愛』について【2/6】

2016年4月2日(土)より テアトル新宿ほか全国順次公開

公式サイト 公式twitter 公式Facebook (取材:わたなべりんたろう)

――アダムは独立映画鍋とかも知っているし日本の自主映画や低予算映画の人たちのイベントにも参加したりといろいろやっていますよね。

アダム うん、いろいろやっている。

――去年の東京国際映画祭のシンポジウムで「日本映画はお金をかければかけたほどダサくつまらなくなり宣伝のデザインも酷い」とアダムは言っています。確かにそうですが、なかなかそこまで言える人はいなくてアダムのように外から来ているからズバリ言えるんだなと。

アダム・トレル(プロデューサー)2アダム 去年の巨人の映画とか本当にそう思う。あの映画を観るとアメリカのテレビドラマみたいだと思っている。アメリカのテレビドラマが日本の一番大きな予算のレベルの映画だなと。

――予算や規模とかが。

アダム 後、テクニカルクオリティも。プロダクションのレベルもだけど俳優の演技のレベルも同じ。編集とプロモーション宣伝もマーケティングも全部。アメリカだけでなくイギリスのテレビドラマのレベルと同じ。日本の映画の問題は全部お金の問題。お金をかけなさすぎていて、スタッフのギャラも驚くほど安い。

――「家賃のために映画を作っている」という監督もいますからね。

アダム 彼はぼくも知っている監督で今は売れているけど以前はそう言ってた。それじゃだめ。夢がないし、まさに『下衆の愛』の主人公の監督みたいになっちゃう。著作権などのロイヤルティも低すぎる。海外の映画祭に行くのに国も含めてどこからも援助がなくて自費で行っている監督もいる。

――『下衆の愛』の内田監督は海外でも映画を撮ってみたい方ですが、その辺りは内田監督と話しますか。

アダム 内田さんの『グレイトフルデッド』の海外配給は、ぼくがやっていてドイツやオランダとかで配給した。内田さんはアメリカ映画を観て育っていて海外で映画を撮りたがっていて、逆にぼくは日本映画が好き(笑)。

――そこが今作の面白さの1つです。アダムが大好きな街である下北沢で映画を撮りたかったのもプロデュースした理由だとも他の取材で知りました。逆説的かもしれないけど今作は日本の自主映画や低予算映画への愛のあるオマージュでもあると思いました。

アダム まさにそうだよ。ぼくが本当に日本映画が大好きなんだけど、もう少し今の日本映画に頑張ってほしい。悪い人が多すぎるから。

――それはプロデューサーが?

アダム 他のスタッフや俳優にも悪い人もいるけど、プロデューサーが一番悪くてダメな人が多い。

――企画力がない、脚本を読めない、お金を中抜きするとか?

アダム そういうの最悪。映画の製作委員会の人たちは映画に全く関係ないし。製作委員会の映画の監督はクリエィテヴィティが何も無くなってしまう。製作委員会に入っている事務所の俳優やタレントやモデルを使わなければならなくなるし、映画なのか何なのか分からないものになっていたりする。それならテレビ番組のほうがいいんじゃないのと思う。

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下衆の愛 (2015年/日本/110分/カラー)
監督・脚本:内田英治 プロデューサー:アダム・トレル 音楽:T字路s
出演:渋川清彦,でんでん,忍成修吾,岡野真也,内田慈,津田寛治,木下ほうか,古舘寛治,細田善彦,山崎祥江,
川上奈々美,マツモトクラブ,新井雅人,後藤ユウミ,桜まゆみ,平岡亜紀,谷手人,伊東紅,卯水咲流,松井薫平,
松井理子,小林麻祐子,牛丸亮,森本のぶ,山田ジェームス武
製作会社:サードウィンドウフィルムズ © Third window films
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2016年4月2日(土)より テアトル新宿ほか全国順次公開

2016/04/02/17:32 | BBS | トラックバック (0)
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