インタビュー
真利子 哲也監督/『ディストラクション・ベイビーズ』

真利子 哲也 (監督)
映画『ディストラクション・ベイビーズ』について【3/5】

2016年5月21日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開

公式サイト 公式twitter 公式Facebook (取材:深谷直子)

『ディストラクション・ベイビーズ』場面1 『ディストラクション・ベイビーズ』場面2――柳楽さん以外のキャストも、菅田将暉さん、小松菜奈さん、村上虹郎さんと、今をときめく若手俳優が揃いましたね。

真利子 菅田くんも小松さんも、出演作を観て素晴らしいと思っていた役者さんで、声をかけられるとも思っていなかったんですが、出てもらうことができて嬉しいです。菅田くんが演じた裕也は泰良と組んで暴力をどんどんエスカレートさせていくという役で、打合せのときに「今までの役を越えなきゃね」という話をしていたんですが、彼のほうでも並々ならぬ意気込みで現場に臨んでくれました。虹郎くんとは、僕がこの作品の企画を持ってカンヌ国際映画祭に行ったときに、虹郎くんも『2つ目の窓』(14)でカンヌに行っていたので、そこでたまたま出会ったんですよね。まだ作品が観客の目に触れる前だったから、出会ったときの印象としては本当に10代の若者という感じで、この映画にも将太という10代の役があるから声をかけたいなと思って。そのあと観た『2つ目の窓』での存在感も素晴らしいものでした。

――菅田さんが演じた裕也は人を倒す感触をゲーム感覚で楽しんでいるようで不気味でした。台詞にもありますが、アメリカで実際に流行った「ノックアウト・ゲーム」を取り入れていますね。

真利子 少年犯罪というのはいつの時代でも世間を騒がせるもので、10代を主人公にして暴力を扱う映画を撮るとなったときに、そういう事象にアンテナを張っていました。路上でいたずらに暴力を振るう若者は他の国にもいるのだろうか?と探したところ、「ハッピー・スラッピング」という、イギリスのドリンクのCMがきっかけで若者の間で路上で暴力を振るう行為が流行った現象がありました。元々は商品のマスコットが路上で人をいきなりビンタするというCMなんです。それを巷の若者が真似して過激になり死者も出る騒ぎとなって、アメリカに渡ったころには通行人をいきなり殴って気絶させるという「ノックアウト・ゲーム」に変換されていった。大本がどうであれ、そういうふうに広がっていくうちにどんどん形が変わっていくということに興味がありましたし、また、過激な映像が拡散されて、そこに若者が反応するというのも起こり得ることだと思っていて。例えば、これは脚本を書いたあとで起こったことですが、ISISがユーチューブなどの動画メディアに過激な情報を発信し、それに賛同する若者が出てくるというのも似た構図かもしれません。先ほども言ったように、泰良という主人公が人によって見え方が違うということを描こうと考えていたんですが、彼の情報も拡散され、それを見た人たちが彼をどう捉えるのか?というのにも興味があったんです。

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ディストラクション・ベイビーズ 2016年/日本/108分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル/R15指定
監督・脚本:真利子哲也 脚本:喜安浩平 音楽:向井秀徳
出演:柳楽優弥 菅田将暉 小松菜奈 村上虹郎 池松壮亮 北村匠海 三浦誠己 でんでん
製作幹事:DLE 制作・配給・宣伝:東京テアトル 制作協力:キリシマ1945
© 2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会
公式サイト 公式twitter 公式Facebook

2016年5月21日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開

2016/05/14/17:33 | BBS | トラックバック (0)
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