インタビュー
川口 潤監督&伊藤雄和(ミュージシャン)/『オールディックフォギー/歯車にまどわされて』

川口 潤 (監督) & 伊藤雄和 (ミュージシャン)
映画『オールディックフォギー/歯車にまどわされて』について【1/7】

公式サイト 公式twitter

2016年8月11日(木・祝)よりシネマート新宿、8月20日(土)・21日(日)鹿児島ガーデンズシネマ、
8月27日(土)より第七藝術劇場、名古屋シネマテーク、9月24日(土)ジョイランドシネマ沼津
以降、広島・横川シネマ他、全国順次公開!

カントリーやブルーグラスを基盤としたラスティック・ストンプをエモーショナルな日本語の歌とともに鳴らし、精力的なライブで支持を集めるオールディックフォギーのドキュメンタリー映画『オールディックフォギー / 歯車にまどわされて』が8月11日より公開される。監督は『kocorono』(11)、『山口冨士夫 / 皆殺しのバラード』(14)の川口潤。大きな物語は何もないが、週末ごとのライブで日本中を旅し、生活者としてのプライベートもカメラの前にさらけ出して見せる彼らの豪胆で飄々とした佇まいこそがこの時代には稀有な魅力。渋川清彦、仲野茂らが嬉々としてフロントマンの伊藤雄和に絡んでくるドラマなど創意も凝らし、捉えきれないオールディックフォギーの実像をそのままの純度で浮かび上がらせる。唯一無二のドキュメンタリーを作り上げた川口潤監督と伊藤雄和さんのお二人にお話を伺った。
(取材:深谷直子)
川口 潤 SPACE SHOWER TV / SEPを経て2000年に独立。ミュージックビデオ、ライブDVD、音楽番組の演出等を多数手がける。08 年『77BOADRUM』をライブドキュメンタリー映画として発表。同年ドキュメンタリー映画『アナーキー』にリミキサーとして参加。11年に劇場公開されたbloodthirsty butchersのドキュメンタリー映画『kocorono』は国産音楽ドキュメンタリーの真骨頂として音楽ファンだけでなく映画ファンにも支持された。14 年にスマッシュヒットを記録したTEENGENERATEのドキュメンタリー『GET ACTION!!』に撮影・ 編集として参加。同じく14年に監督作品として『山口冨士夫 / 皆殺しのバラード』を発表。音楽ファンの間でいま最も信頼の置かれている映像作家である。

オールディックフォギー/OLEDICKFOGGY 2003年に東京にて結成。メンバーは伊藤雄和(vo,mand)、スージー(g,cho)、TAKE(wood bass)、 四條未来(banjo)、yossuxi(key,acd,cho)、大川順堂(ds,cho)の 6 名。カントリーやブルーグラスを基盤とした“ラスティック・ストンプ”を、エモーショナルでポリティカルな日本語詞と 60 年代後半~70 年代前半の日本のフォーク、ニューミュージック 風の温かいメロディやハードな音で鳴らすのが特色。2016年リリースのフルアルバム『グッド・バイ』(PX300/2016)ではより一層、ポップに、ハードコアに、エモーショナルに、ラスティックに進化を遂げ、ジャンルを超えた独自のスタイルを展開。そして、ライブの衝撃的な素晴らしさにより、様々なジャンルや様々な世代の支持者をクロスオーヴァーしながら増殖中。
川口 潤監督1川口潤 監督
――まずはこの映画が作られた経緯から教えてください。

川口 僕は日本出版販売の近藤(順也)さんから話をもらいました。首謀者は近藤さんとディスクユニオンの広中(利彦)さんで、バンドは広中さんから話をもらったんだと思います。

――川口監督がこれまでドキュメンタリー映画の被写体としてきたボアダムスやブラッドサースティ・ブッチャーズは元々親交があるバンドでしたが、オールディックフォギーとは?

川口 全然なかったですね。広中さんとは、僕がスペースシャワーTVにいたときに広中さんが担当しているアーティストに番組に出てもらったりしたことがあったので、昔から知っていましたが。

――実際に会う前、オールディックフォギーにどんな印象をお持ちでしたか?

川口 この映画を撮ることが決まる前は、パンク、ハードコアを通過しているけれどそこにとどまらない、個性的なバンドだなということは感じていたけど、オールディックにそこまで真剣には向き合っていないところが正直あって。でもこういうお話をいただいてちゃんと聴いたらすごくいい音楽だったので、「こういう音楽を作る人たちはどういう人たちなんだろう?」と思って歩み寄っていったのがそのまま映画になっている感じですね。

――オールディックフォギーのほうは、映画のチラシに伊藤さんのメッセージが掲載されているんですが、「結成当初から自分たちの音楽に自信があるのに、思うように聴いてもらえない」という焦燥感を抱えていたようですよね。この映画を作ることで、やっぱりバンドの魅力を知ってもらってこういう状況を突破したいという想いがあったのでしょうか?

伊藤 ありましたね。映画の中には昔のことがあんまり出ていないんですけど、普段のライブじゃないところの大変な部分、うまく行っていない、カッコよくないところも全部撮ってほしいと言っていました。

――どんな映画になるかイメージできました?

伊藤 最初に監督と会ったときに、映画のイメージの話ばっかりしていたんですよ。その日に話した内容のメモが残っていたんですけど、今見たらかなりメチャクチャで(苦笑)。

――(メモを見せてもらって)本当ですね! 「スカイダイビング」とか「カンフー映画」とか。

伊藤 変わったものがいいなあって話になったから、「じゃあスカイダイビングどうっすか?」とか「カンフー映画撮りたい」とか、そういうのをいっぱい挙げていきました。

川口 ざっくばらんにね。そのときは「どういう映画にしようか」っていう話をしに行ったというわけではなくて、「とりあえず1回会ってみよう」という顔合わせだったんです。その初対面の場で彼らから出てきたのがそれですね。

――伊藤さんとしてはバンドのドキュメンタリーではなくて、もっとエンターテインメントな感じの映画をやりたかったんですか?

『オールディックフォギー/歯車にまどわされて』 『オールディックフォギー/歯車にまどわされて』場面1伊藤 そうですね。映画として、ちゃんとみんなで芝居をしたらウケるんじゃないかな?と思って。

川口 その最初の打ち合わせでそういったニュアンスは感じていましたね。彼らはちょっと普通じゃないことに興味があって、やること自体もまんざらじゃないんだな、っていう感じが分かりました。実際はドキュメンタリー映画としての依頼だったし、予算的にもそこまで大きなことはできないなというのも分かっていたけど、僕のほうでもそのとき「普通のドキュメンタリーじゃないもの、面白いものにしたい」っていう話をしていました。まあ最初はお互いのエゴですけど、なんか普通のドキュメンタリーとしての可能性よりも、もっと違う面白さができる可能性を彼らに感じました。

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オールディックフォギー/歯車にまどわされて
監督・撮影・編集:川口潤
主演:OLEDICKFOGGY<伊藤雄和、スージー、TAKE、四條未来、yossuxi、大川順堂>
出演:渋川清彦、仲野茂(アナーキー)、増子直純(怒髪天)、NAOKI(SA)、Tezuka Takehito(LINK 13)、HAYATO(CROCODILE COX AND THE DISASTER)、中尊寺まい(ベッド・イン) 他
製作:「OLEDICKFOGGY」映画製作委員会(ディスクユニオン+日本出版販売)制作:アイランドフィルムズ
エグゼクティブプロデューサー:廣畑雅彦、小松賢志 プロデューサー:広中利彦、近藤順也
ビスタ|ステレオ|カラー|デジタル|99分|2016年|日本映画 宣伝:VALERIA 配給:日本出版販売
©2016 OLEDICKFOGGY Film Partners
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2016年8月11日(木・祝)より、シネマート新宿
8月20日(土)・21日(日)鹿児島ガーデンズシネマ
8月27日(土)より第七藝術劇場、名古屋シネマテーク
9月24日(土)ジョイランドシネマ沼津
以降、広島・横川シネマ他、全国順次公開!

2016/08/11/15:41 | BBS | トラックバック (0)
深谷直子 ,インタビュー
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