インタビュー
アランクリター・シュリーワースタウ監督/『ブルカの中の口紅』

アランクリター・シュリーワースタウ (監督)
映画『ブルカの中の口紅』について【4/4】

第29回東京国際映画祭「アジアの未来」部門上映/国際交流基金アジアセンター特別賞受賞作品

東京国際映画祭公式ページ (取材:松岡 環【アジア映画研究者】)

アランクリター・シュリーワースタウ監督2/主演のプラビター・ボールタークルと 主演のプラビター・ボールタークルとシュリーワースタウ監督

現在のボリウッド映画(ムンバイで作られている娯楽性の強いのヒンディー語映画)のヒット作、大作に関してはどんな意見を持っているのだろうか。
「そういった作品にはあまり関心がありません。でも、新しさを感じさせる映画、例えば『カプール家の家族写真』(2016)とか、『ニールジャー』(2016)、『クイーン』(2013)、『ピンク』(2016)、それから『女神は二度微笑む』(2014)のような興味深い作品は好きですね。他の作品は見ているとあきてしまうので、私はボリウッド映画ファンとは言えません。
とは言っても、昔はそういう映画をいっぱい見ていました。子供の頃はラブストーリーのヒット作を次々と見ていて、『破滅から破滅へ(Qayamat Se Qayamat Tak)』(1988)や『言うことをきかない心(Dil Hai Ki Manta Nahin)』(1991)は30回、40回と見ました。でも、大学に入ってアート系の映画を見るようになってからは、こういった映画は何の意味も持たなくなって、面白くなくなりました。ですのでインド映画で大好きな作品を今挙げるとすれば、『何千という望み(Hazaaron Khwaishein Aisi )』(2003)、『ディル・セ 心から』(1998)、それから『モンスーン・ウェディング』(2001)などです。これらの作品は、私の大のお気に入りです。」

洋画はあまり見ないと言う。
「ものを作る側の人間としては、映画よりも本をよく読みますね。創作上で影響を受けるのは女性作家です。特に影響を受けたのはジェーン・オースティンで、大好きです。ほかにはドリス・レッシング、最近の人ではエリナ・フェランテやペネロープ・フィツジェラルド、それからヴァージニア・ウルフも好きです。ほかにはシルヴィア・プラスとか、自分は映画からよりも、こういった女性作家からすごく影響を受けていると思います。映画監督で好きなのはニコール・ホロフセナです。ハリウッドの女性監督なんですが、ごく普通の女性に関する複数の物語を取り上げたステキな作品を作っています。」

日本映画もほとんど見たことがないそうだ。
「今回東京に来て日本に魅了されてしまったので、日本の映画をもっと見たいと思っています。日本には初めて来たのですが、とても興味深い所で、素晴らしい時間を過ごしています。それに、日本の文字って本当に美しいですね。街のあちこちで見かけて、きれいだなあと思って見ています。東京が大好きになったので、ぜひもう一度戻って来たいです。」

( 2016年10月30日 取材:松岡 環【アジア映画研究者】 )

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ブルカの中の口紅 (2016年/インド/カラー/117分)
監督・原作:脚本:アランクリター・シュリーワースタウ
プロデューサー:プラカーシュ・ジャー 共同脚本:スニール・カンワル
ダイアログ:ガザル・ダーリーワール 撮影監督:アクシャイ・シン 編集:チャールー・シュリー・ローイ
サウンド・デザイナー:ラーフル・バドウェールカル
出演:ラトナー・パータク・シャー、コーンクナー・セーン・シャルマー、アハナー・クムラー、プラビター・ボールタークル
© m-appeal
東京国際映画祭公式ページ

第29回東京国際映画祭「アジアの未来」部門上映
/国際交流基金アジアセンター特別賞受賞作品

2016/11/17/19:34 | BBS | トラックバック (0)
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