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大槌町で生まれ育った映画作家が、未来の姪へ向けて作ったドキュメンタリー映画。
インタビューもなければ、登場人物もいない。
震災前後の大槌の風景映像で紡ぐ町の記憶。

ちかくてとおい

昨日と今日、 今日と明日は似ているようでまるで違う。
津波で大きな被害を受けた岩手県大槌町。
かつて町があった場所はかさ上げ工事のために土に埋もれようとしている。
この町で生まれ育った映画作家は、震災後に生まれた姪に向けて、彼女が大人になる頃には見れなくなる風景について映画で伝えようとする。

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2017年4月29日(土)より下北沢トリウッドでロードショー公開

INTRODUCTION

〜震災後に生まれ、これから大人になる君へ伝えたいこと〜

監督は2011年に『槌音』を発表した大久保愉伊。彼が生まれ育った大槌町の風景と記憶を、未来の姪に向けて作ったビデオレターのようなドキュメンタリーが本作『ちかくてとおい』である。
本作の主役となるのは様々な時期の大槌の風景。震災前の町並、震災直後の変わり果てた町の光景、草花が住宅の基礎を覆う夏の景色、町の跡を練り歩く祭り。現れては消えていった風景の映像に、震災後に生まれ、大人になる姪に向け、町の記憶やメッセージが監督自身の声で語られる。

「2041年あなたの目の前には、どのような町並みが広がっているのだろう?
そこではどんな景色が見え、どのような音が 聞こえるのだろう?」

インタビューもなければ、登場人物もいない。
ある日突然消えていった風景から、これから生まれる風景を想像させる映像詩。

『ちかくてとおい』 『ちかくてとおい』場面1
COMMENTARY
  • 安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
    トンネルに響く列車の鼓動、波のささやき、きしむ土砂。
    音から始まるその物語は時に過去へ、時に未来へと時空を超え、
    私たちの心を導いていく。
    ここに刻まれた町の息吹は、未来へと綴られた手紙その ものだった。
  • 福間健二(詩人・映画監督)
    68歳の誕生日に『ちかくてとおい』を見ました。
    28歳から28歳への、現在から未来への手紙としたことが素晴らしい。
    それによって現在と過去が、そして抒情的なものと叙事的なものが
    これ以上はないという出会い方をして、
    さらにそういう枠に収まらないところに行こうとしている。
    (いただいた手紙より引用)
  • 安岡卓治(映画プロデューサー/編集者/日本映画大学・教授)
    『ちかくてとおい』この映画には、過去と現在、けして幻影ではなかったはずの人々の営みの場所が刻まれています。記憶の中に確かに残っているはずの作者の生まれ故郷の風景が、幻影のように映し出されます。
    主人公は風景です。人間はでてきません。
    28歳の作者が、震災から30年後の2041年に28歳になるであろう姪に語りかける形でつづられたモノローグは、作者みずからの記憶の中の風景を映像に映しながら、未来を問いかけるのです。津波の被災地から発見された作者の家族アルバムから、その暮しのクロニクルが浮かび上がったとき、その場所に確かに存在した作者や作者の家族がはっきりと描きだされるのです。
    その中には震災で亡くなられた作者のお祖父様の姿もあります。荒涼としたままの6年目の被災地の映像、それが幻影に見えるのは、私だけでしょうか。
    抑制された表現でつづられたこの映画は、強靭な批評性を秘めています。
    (いただいたコメントより抜粋)
『ちかくてとおい』場面2 『ちかくてとおい』場面3
CREDIT

山形国際ドキュメンタリー映画祭2015 ともにあるCinema with Us部門/
ニッポンコネクション2016 ニッポン・ヴィジョンズ部門(ドイツ・フランクフルト)/
岡本太郎美術館「つくることはいきること 震災<明日の神話>』展」/みちのくがたり映画祭 上映作品
監督・撮影・テキスト・編集・ナレーション:大久保愉伊
構成:高橋知由 音楽:大久保正人 撮影補:西川尚志、高橋知由、小森はるか
MA・音楽収録:吉田俊光 助成:GBFund 製作・宣伝・配給:Revolving-Lantern
ドキュメンタリー|2015|53分|日本語|カラー|Blu-ray
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2017年4月29日(土)より下北沢トリウッドでロードショー公開

2017/03/28/20:12 | BBS | トラックバック (0)
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