インタビュー
神谷亮佑監督/『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』

神谷 亮佑 (監督)
映画『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』について【1/4】

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2019年6月21日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

気鋭のオルタナティブロックバンドGEZAN初のドキュメンタリー映画『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』が、6月21日よりシネマート新宿ほか全国で順次公開される。大阪時代からの8年来の盟友である神谷亮佑が、2018年3月から4月にかけて行われたアメリカツアーに同行し、撮影を敢行。音楽という世界の共通言語を武器に、広大なアメリカの小さな街々に乗り込み、人々を魅了しつつも彼らが抱える問題を知って葛藤するGEZANの表情にここまで迫ることができたのは、信頼関係のなせる技だろう。エッジィの極みと見えていたバンドのメンバーたちが、旅先で無防備にさらけ出す笑顔や涙に胸打たれる。しかし映画の面白さはそこで終わらない。帰国後、突然の監督の失踪という転調を挟み、10月に開催されたGEZAN主催の野外フェス・全感覚祭まで、カオティックにうねりながら世界中に散らばる点と点をつなぎ合わせ、新しい大きな世界を見せてくれる。旅を経験した人だけが知る感覚、そしてDIY精神と純粋さでGEZANと共振し、傑作ドキュメンタリーを作り上げた神谷監督にお話をうかがった。 (取材:深谷直子)
神谷 亮佑 1988年生まれ。京都府出身。主にライブ映像や、MV を手がける。 GEZAN のドラム脱退~復活を追った映像作品『star(†)』などがある。
GEZAN<マヒトゥ・ザ・ピーポー(Vo/Gu)、イーグル・タカ(Gu)、カルロス尾崎(Ba)、石原ロスカル(Ds)> 2009年大阪にて結成のオルタナティブロックバンド。2012年、拠点を東京に移し全国各地で独自の視点をもとに活動を行う。野外フェスの<全感覚祭>や、国内外の多彩な才能をおくりだすレーベル<十三月>を主催。これまでに四枚のフルアルバムをリリース。またスプリットとしてLOSTAGEや踊ってばかりの国、テニスコーツなどクロスオーバーな動きを展開。2018年の八月にはOMSB率いるGHPDとのスプリットをリリース。十月、スティーブ・アルビニをプロデュースに迎えて制作された4枚目のフルアルバムをリリース。2019年、現在進行形で精力的に活動中。 公式サイト
神谷亮佑監督画像1 『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』画像 『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』場面画像1
――監督とGEZANとの出会いから教えていただけますか?

神谷 最初に知り合ったのは、ベースのカルロス(尾崎)となんです。二十歳ぐらいのときに、友達の家でたこ焼きパーティーをしていたらカルロスが現れて。ごっついアフロで、眉毛もないし、いかつくてすごくインパクトがありました。すぐに打ち解けていろんな話をして、「ライブを見においでよ」みたいなところから始まりました。そのあとマヒト(マヒトゥ・ザ・ピーポー)にも会いました。カルロスから僕が映像をやっていると聞いて、「会ってみたい」みたいな感じで。でも会いたいと言って来ているのに、すごくシラッとした感じで「マヒトゥ・ザ・ピーポーです」って。「なんなんだこいつは」みたいな感じでしたね(苦笑)。そこから仲よくなっていってライブの映像を撮ったりするようになりました。

――GEZANと出会ったころ、監督はどんな映像の活動をしていたんですか?

神谷 厳密にいえば始めたばかりでした。「映画を撮りたいな」と思って独学でカメラを持っていたみたいな感じですね。

――もともと映画がやりたかったんですね。ドキュメンタリーですか?

神谷 それはあんまり考えていなかったんです。劇映画も撮りたいし。

――どんな映画がお好きなんですか?

神谷 『スタンド・バイ・ミー』(86)がいちばん好きです。少年4人が旅に出るんだけど、その前から彼らには決まってしまっていて変えようのないものや各々の事情があって、それを噛み締めながら行くんですよね、答えを出さずに。最後もサラッと終わって、なんか最初から全部わかりきっているところが好きですね。終わりが来ることを知っているというか。

――少年にしてちゃんと現実を捉えている。なんだかこの映画とつながりますね。

神谷 そうなんです。この映画がほぼ仕上がったころ、『スタンド・バイ・ミー』となんか構成が似てるなと思いましたね。

――4人のロード・ムービーですし、面白いですね。『スタンド・バイ・ミー』はいつ観たんですか?

神谷 だいぶ昔、子供のころですね。

――あと、監督は「パンチでるお」という名前もお持ちですよね。

神谷 それは芸人をやっていたときの名前ですね。高校を出て、NSCに入ったんですよ。で、コンビを組んだんですけどすぐに解散しちゃって、一人になっていろいろ考えているときに「映画をやりたいな」と思いました。そこから映像の仕事を目指すようになったんですけど、でも実家に帰って小学校の卒業アルバムを見ていたら、将来の夢に「映画監督になりたい」と書いてあって。全部忘れていたんですけど、面白いなあと思いました。

――そのような遍歴を経てGEZANと行動をともにするようになるわけですが、監督のほうではGEZANのどんなところに惹かれたのですか?

神谷 GEZANはあのころ大阪にいたら目を惹く存在だったんですよ。例えば強烈だったのは、彼らは「BUG ME TENDER」というイベントをやっていたんですけど、街中のいろんなところにそのポスターを貼って。本当にどこに行っても目につくぐらいに。知っているやつがそれをやっているというのがすごくセンセーショナルでした。

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Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN
(2019 年|日本|カラー|ビスタ| 88 分| DCP|映倫審査区分:G)
製作:十三月 プロデューサー:カンパニー松尾 監督:神谷亮佑 音楽:マヒトゥ・ザ・ピーポー
主演: GEZAN<マヒトゥ・ザ・ピーポー、イーグル・タカ、カルロス尾崎・石原ロスカル>,神谷亮佑
出演:青葉市子,テニスコーツ,原田郁子,THE NOVEMBERS,行松陽介,UC EAST,
Imai,踊ってばかりの国,HIMO,呂布カルマ,やっほー 他
デザイン:マヒトゥ・ザ・ピーポー cover photo:池野詩織 題字:STANG
配給・宣伝: SPACE SHOWER FILMS © 2019 十三月/SPACE SHOWER FILMS
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2019年6月21日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

2019/06/15/21:01 | トラックバック (0)
深谷直子 ,インタビュー
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