シネブックナウ第七回『キミたち、こんなの知ってるかい?』
第七回『キミたち、こんなの知ってるかい?』 (増淵健 / 近代映画社) 貫かれたプロフェッショナリズム 佐野 亨 またしても久しぶりの更新となる。今回は、筆者の個人的な思い出を語ることを許していただきたい(以下、今回にかぎり、「僕」という一人称を用いる)。 「映画評論家」という人種を、僕が初めて意識したのは、TVの洋画劇場であった。 僕が子どもの頃(1980年代半ばから90年代頭まで)は、まだTVで毎日のように映画を放映する洋画劇場枠が設けられており、それぞれ個性的な解説者陣が映画解説
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2010/06/30/22:20
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佐野亨
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シネブック・ナウ特別篇「映画本編集者に訊く・高崎俊夫」
特別篇「映画本編集者に訊く・高崎俊夫」 取材/文:佐野 亨 高崎 俊夫(編集者・映画評論家) 1954年、福島県生まれ。『月刊イメージフォーラム』編集部を経て、フリーの編集者に。『ものみな映画で終わる 花田清輝映画論集』『タデ食う虫と作家の眼 武田泰淳の映画バラエティ・ブック』『昭和モダニズムを牽引した男 菊池寛の文芸・演劇・映画エッセイ集』『女の足指と電話機―回想の女優たち』『仮面の女と愛の輪廻』『徳川夢声の小説と漫談これ一冊で』『映画は遊んでくれる』(以上、清流出版)、『日活アク
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2010/01/13/11:22
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シネブックナウ第六回『淀川長治生誕百年にあたって』
第六回『淀川長治生誕百年にあたって』 映画のいなくなった場所から 佐野 亨 今年(2009年)は、生誕100年を迎える大物が多い。太宰治、大岡昇平、松本清張、花田清輝……。映画界に目を向ければ、山中貞雄、田中絹代、佐分利信、小澤栄太郎。批評家では、野口久光や小森和子といった人たちがいる。なかでも、一般的に最も知名度の高いひとりが、淀川長治ではないだろうか。 ふつうの人にとって、淀川長治は「日曜洋画劇場」の解説者、番組の最初と最後に登場し、「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」と挨拶するニギニ
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2009/11/11/12:05
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シネブックナウ第五回『子ども万華鏡―CINEMA ESSAY』
第五回『子ども万華鏡』( 武田 秀夫 / パロル舎) 映画に寄り添う人 佐野 亨 しばらくのあいだ、大きな仕事がいくつか重なったこともあり、試写室にあまり足を運べない生活をおくっていた。 だれかから「最近どんな映画観た?」と訊かれるたびにそうした状況を説明し、「いやあ、映画ライター失格ですよ」などと頭を掻いてみせる筆者だが、実のところ、あまり気にしていない。 それは、映画に寄り添う人でありつづけることとは、関係ないことだと思うから。 一般に映画批評家
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2009/08/06/22:36
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シネブックナウ第四回『女の足指と電話機―回想の女優たち』
( 虫明亜呂無 / 清流出版) 美を語る美 佐野 亨 おそろしいことに、この連載、昨年の8月から全く更新が滞っていた。 映画評論がいよいよもって衰退し、とりあげるべき映画本が見当たらなくなったため……などというのはもちろん真っ赤な嘘で、単に筆者の怠惰な性格ゆえである。 しかし、その間ずっと「待っていた」一冊があったというのは嘘ではない。 そして先月、ついにその本、虫明亜呂無の『女の足指と電話機 回想の女優たち』が清流出版より刊行された。 ディープ
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2009/04/22/18:16
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シネブックナウ第三回『映画は“女優”で見る!』
( 秋本鉄次 / 近代映画社) 扇情カタログとでもいうべき奇書 佐野 亨 「月刊SCREEN」を発行している近代映画社から、あたらしく映画専門の新書シリーズが刊行された。その名も「SCREEN新書」。帯には「あるようでなかった、映画の新書です」と書かれているが、じつは筆者が以前勤めていた出版社でも、映画の新書シリーズの企画が持ち上がったことがある。もっともその頃の会社には、新書を出して収益が上がるのを悠長に待つだけの経済的余裕はなく(じっさい筆者が退社し
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2008/08/18/12:07
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シネブックナウ第二回『レスリー・チャンの香港』
( 松岡環 / 平凡社) “不世出の俳優”が生きた香港文化史 佐野 亨 “不世出の俳優”という形容詞は、古今東西さまざまな俳優に冠せられてきたけれど、レスリー・チャン<張國榮>ほどその称号にふさわしい俳優もいないのではないだろうか。 いや、俳優としてだけでなく、表現者として(彼は、エンターテイナーと呼ぶには、あまりに悲痛すぎたが)、ひとりの人間として、レスリー・チャンは、唯一無二の輝きを放っていた。 もちろん、現代の香港映画界にも、スターはたくさんいる
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2008/05/22/18:46
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シネブックナウ第一回『シネマ・ハント』
(柳下毅一郎 / エスクァイアマガジンジャパン) 開かれた映画批評のために 佐野 亨 筆者の家の近所にあるA書店には、いまどきの郊外型書店としては珍しく、映画本のコーナーが設けられている。映画批評は死んだ、という声を筆者の周囲でもよく耳にするが、ここの棚を眺めるかぎり、映画本は依然かなりの量が出版されているのだ。 個人サイトやブログで誰もがプチ映画批評家と化しているご時世であるが、全体を見渡したとき、果たして、映画批評は、前進しているのか後退しているのか。
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2008/02/14/07:07
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