#　171　／2002.12.31

第166回

「寒椿」編（6）

12月30日着

師走の新宿は思っていたより人出が少なく、オレは南口の高島屋10F枕売り場であれこれ枕を試す。
NYのホテルの枕があまりに理想的だったので似た感触のものを探していたんだが、当たらずとも遠からずだったが折角来たので購入。枕が9000円、枕カバー3000円也。高い？普通？ よく分からない。

師走のサ店はやたら混雑。
脚本を挟んで二人はぼんやり、来年はどうなるんだろう？と多分考えていた。

「…で お前はどこにいる？」

カフェオレ飲んでぼんやり宙を見るライター足立にオレは問いかけた。それはもちろん自分に対する詰問でもある。