寺本麻衣子/PROFILE
広島生まれ。
文章書き修行中。
| 好きな映画 | 『突然炎のごとく』『あの夏、いちばん静かな海』 |
| 好きな監督 | 蔡明亮、ペドロ・アルモドバル |
| 好きな俳優 | リシャール・ボーランジェ、ジャンヌ・モロー、もたいまさこ |
| 好きな評論家 | 淀川長治 |
2009年7月23日 - 真夏の夜の夢
『「ナビィの恋」よりも深く描かれた沖縄の心』 / 沖縄好きを公言し何度も訪れる人たちを、私は不思議な気持ちで眺めていた。そのくせ、4年前に初めて行って見事にはまった。以来、沖縄本島や八重山の離島に年に1度は行っている。こんなに繰り返し旅行に行く場所は他にない。今ではすっかり「なぜ沖縄が好きなの?」と聞かれる立場だ。数時間飛行機に乗るだけで行くことができる異文化世界、しかも美味しくて美しくてあたたかい。私がぼんやりしら... ――続きを読む
2009/07/23/14:18 | トラックバック (0)
2009年7月10日 - サンシャイン・クリーニング
『足踏みしている人生に効く映画。』 / もう、それほど若くない。仕事もぱっとしない。恋愛だっていまひとつ。周りの人の方が幸せそうに見える。イケてない現状に納得していないけれど、だからといってどうすればいいのか分からない。「サンシャイン・クリーニング」(09)は、そんな“人生に足踏みしている人”に特にオススメしたい映画だ。この映画は「リトル・ミス・サンシャイン」(06)のプロデューサーたちが制作したもの、と聞けば... ――続きを読む
2009/07/10/12:42 | トラックバック (4)
2009年6月26日 - ディア・ドクター
『「田舎の医師の物語」が暴くもの』 / (ネタバレあり!) 西川美和監督の話を、間近で聞いたことがある。「ゆれる」(06)公開前の記者会見だったのだが、その時監督にちょっと惚れた。美人だから、だけではない。それまでも美人という枕詞付きで散々騒がれてきただろうに、そんなことにまるで頼っていない媚びない雰囲気、映画へのあふれる情熱、そして自作に限らず映画界全体を俯瞰している視野の広さが格好よかった。オリジナル脚本にこだわると... ――続きを読む
2009/06/26/20:33 | トラックバック (1)
2009年5月11日 - フィッシュストーリー
『本当に深刻なことは、陽気に伝えてほしい』 / 伊坂幸太郎に手を出すな。前々からそう思っていた。伊坂幸太郎の小説は、どれも面白く、どれも魅力的で、しかも売れている。映画にしたいと思う人が多くいるであろうことは、容易に想像がつく。けれど、そう簡単に手を出さないでほしい。伊坂幸太郎の小説は、小説だからこそ面白いのだ。ストーリーの面白さや、作品どうしのつながり、凝った構成なども確かに伊坂幸太郎の良さだ。でも、それだけ... ――続きを読む
2009/05/11/17:20 | トラックバック (8)
2009年4月29日 - ミーシャ ホロコーストと白い狼
『傷つき汚れ強くなっていく少女のサバイバルに、託された願い』 / 第二次世界大戦中のベルギー。首都ブリュッセルで両親と暮らすユダヤ人の少女ミーシャは、ナチス・ドイツの占領下で窮屈な生活を強いられていた。ナチスへの幼い敵意を剥き出しにし、自由に過ごせない毎日に不満を訴えるミーシャ。そんな子どもらしい行動にハラハラさせられる... ――続きを読む


