#　217　／2003.6.1

第212回

「☆ライトスタッフ」編（10）

5月31日着

昼間は暑いのでTシャツでいいが夜になると冷えてくる。
まだ五月だというのに明日は台風が来るらしい。まあ、雨は嫌いではないから明日は1日窓から雨を眺めることにでもしよう。

昔読んだエッセイに「雨降りだからミステリーでも勉強しよう」という尊敬する遊び人・植草JJ甚一氏の本があり、10代の終わり頃はまりまくった。
JJ氏の本は今でも書店の片隅に再版されているからどうにも嬉しくなる。オレはJJ氏のような遊び人の大人に真剣になりたいと願っていたんだが…なかなかその道を極めるには修行が足りないようで、ついつい何かしようとしてしまう。

しかし、そうこうしているとやがて毎晩深夜になり昼間の倦怠はどこかに行くので、疲れたココロ？を引きずって「いーは」に珈琲を飲みに立ち寄る。
そして深夜劇場に備えカフェインをたっぷり採るとドラマでDVDを数本借り朝まで見る。

ダラダラウダウダダラダラウダウダ…まるきり大学時代と変わんねー。けっ！自分について最近分かったことがひとつ。
「オレは技術的にはプロになったかも知れないが精神的にはアマチュアのままでしかない。」

……最低。…20年。時間は何処へ行ったのか！成熟は遥か彼方。