#　107　／2002.3.31

第102回

「春告鳥」編（7）

ソファに寝転びダビングまで休んでいる。
今日はやたら休憩が多いな。何だかサクサク進んでる割に揉めてる気がしてしまうが、やはりサクサク進んでる。サクサク、サクサク…。

エディターの荻島くんとしみじみ伊勢丹の地下で制作が買ってきた地味な弁当を喰う。
しみじみ地味な中身。
こう力が湧くつーより肩寄せ合うよーな弁当。
日曜の夕飯にあまりに相応しい。

サクサク、サクサク…考えてみるとハッピーな時期のなさ過ぎる三月だったなぁ。まだ一週間残ってるけど…。

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今日はとにかく暖かい。

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今日は余りに天気がいい。
が、オレはスタジオに一日中いるから関係が無い。

昨夜セブンイレブンで見付けた「ウルトラマン・ジオラマ付きフィギュア（ラムネ付き）」をまたもや大人買いしてしまい、一瞬にしてコンプリート。ペスター・アントラー・レッドキングvsチャンドラー・アボラスvsバニラ・ニセウルトラマン・ウルトラマン・バルタン星人・ベムラー・ガバドン・ネロンガ…そうそうたるラインナップ。

結果的に二個づつ全部揃った！
はぁ…何やってんだろ‥オレ。片桐仁に自慢するのが楽しみだ。あいつしか自慢する奴がいないのが悲しい…。

桜も散り始め4月までもたないみたい。
東京はすっかり「春」ですよ、札幌の村山サン。

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昨日とは明らかに違う春らしい土曜日。駅にいる人の顔も柔らかく気持ちが穏やかでいられる。

重松清「流星ワゴン」読了。
この人はオレと同い年で【駄目な三十代後半〜四十代前半】書かせると抜群に上手い。いわゆる高度成長期の子供たちがいつも主人公だ。若い人が読むとどう感じるのかな…読んだ人は感想聞かせてくださいね…つー思わず一瞬、いー人じゃん、みたいな文体になるのも今日が穏やかな春らしい土曜日のせいだ。

オレは私服女子高生の嬌声に、井の頭線の混雑に苛立ち東スポを乱暴に開く。

昨日の撮影の疲れは体に色濃くふくらはぎが痛い…。

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今年三宅純さん宅で紹介された画家・寺門孝之氏から個展の案内を頂き、伊勢丹アートギャラリーを覗く。

相変わらず美しい天使たちに混じり、闇に浮かぶ和風の天使たちが美しい。オレは寺門氏の使うブルーが大好きなのだ。フィルムでもあの色を出したいと思うのだがなかなか出ない。

ギャラリーにいた氏としばし色について談笑。
伊勢丹のお姉さんが出してくれたお茶が美味しかった。さすが伊勢丹。絵も買わないのに悪かったかなぁ。でも一枚欲しいなぁ…。

4.2までやってる。見て欲しい。
Terapika Blue は生で見てこそ！
手軽に買えるTerapika グッズもサイコウです。