「舌先三寸」日記タイトル画像
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村本天志さん
プロフィール

東北新社SPS部入社。横浜博、名古屋デザイン博などイベント展示映像の制作に関わる。90年よりCM本部に移籍。以降、CMディレクターとして企画・演出。96年より東北新社退社後、フリーランスに。
現在、今秋公開予定映画『MASK DE 41』(マスク・ド・フォーワン)ポスプロ中。

# 8 /2001.1.19

第4回 前編

「祝」の嵐・編。

祝、2001年。

でも、ホントに「祝」だろうか…?何か書いててウソっぽい気がしまくっている。

クリスマスから新年をオレはアフリカ遠征してたので、年賀状を失礼してしまったのだが、たくさんもらった年賀状を見る度に、そこに堂々とある「祝」の字に妙に気分が引いてしまっていた。うーん…めでたいのか、ホント?!

オレは、フィギュアショップから届いた「ガラモン」と「カネゴン」を組み立てながら、じっくり考えてみた。祝・エレキング…祝・ゴモラ…いやぁ、近頃のフィギュアの出来の良さには思わずうっとりしてしまう。まさに、祝・円谷プロ。今から40年近く前にこのデザイン、造形美。コドモの頃、ソフビの怪獣が大好きで、ダンボールいっぱい持っていた。その頃のクセが今になってぶり返してきたのか、オレはフィギュアにはまっている。心の底から「ガラモン」の出来に「祝」の文字を贈りたい。これを作った造形師の人にも「祝」だ。

ついでに言うなら、正月そうそう血だらけになってオレに聖水をぶちまけた大仁田厚も「祝」だ。渋谷の小さなライブハウスの会場に集った信者たちは、喜々として大仁田のふきかけるペットボトルの水を浴びた。みんな、「祝」だ。
でも1.4の長州は、「祝」じゃない。大人になったチョーシュウは、「祝」じゃない。
カラダを張ったエンタテイメントの冬木は、「祝」。
アタマつるつるにした武藤は、「小祝」。
バラエティで妙にガンバル筧利夫は、「小祝」。
紅白で、がんばってくれた布施明は「祝」。
今年の秋にやっと結婚する、オレのMg、安岡も「祝」。
「祝」の人、探すのはちょっと楽しい。

こうやって、だらだらと書いてみてもまだ原稿用紙2枚目。いやぁ、ホント、雑誌のコラムニストとかエッセイ書いている人ってすごいわ。みんなまとめて「祝」、「祝」!




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