初長編監督作となる前作『アルビノの木』が海外映画祭で20もの受賞を果たした金子雅和監督の最新作で、インド国際映画祭(ゴア)の最高賞を受賞した本作は、東京・下町を舞台に、「生」や「死」に実感のない漫画家志望の青年が、不思議な娘との出会いを通じて「命の重み」を知る姿を描く幻想譚だ。
投稿者: INTRO編集部 日時: 2022年02月11日 09:53
眠っている女の匂い / ぼんやりとした輪郭や後ろ姿を見せるヒロインを除いて、ほとんど人間が画面に登場せず、台詞と状況音のみでドラマを綴るというスタイルで撮られた作品である。繊細な造形の施されたショットが細波のようにゆらゆらと連なり、卑近さと文学趣味の入り混じった台詞が、バランスよく混在して...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2007年12月15日 16:29
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