釜山国際映画祭やスペインのラス・パルマス国際映画祭などで受賞を重ねる本作は、3年前の女子高生いじめ自殺事件を追う女性ドキュメンタリーディレクターが、取材の中で思いもよらぬ“事実”を知ったことで究極とも言えるある選択を迫られる姿を描く衝撃作だ。
交通事故で意識が戻らない女性のために呼び寄せられた元夫で元ヤクザの男が、女性の現夫とその息子と出会ったことで生じる様々な波紋を通して、家族とは何かを描くビタースイートな物語だ。
2017年に公開された話題作を一挙に上映する、アップリンク渋谷恒例の年の瀬・新春企画『見逃した映画特集』が今年も開催される。上映される全47作品の中で見逃してしまった・もう一度観たいタイトルを見つけた人はこの機会をお見逃しなく!
『さよなら歌舞伎町』の廣木隆一監督が自身の同名処女小説を映画化した本作は、震災後に福島と渋谷を行き来してデリヘルのバイトをする女性を通して、帰る場所もなく未来も見えない者たちの彷徨を描く人間ドラマだ。