ウルトラマンと日本神話の相似について、多少粘ってみた前回でした。天上から降臨した光の力を持つ初代ウルトラマン。すなわち、日出る国の未来を平定する新しい神……。これはなにも、佐々木・実相寺の異能コンビによるシリーズ設定の拡大解釈というわけではないでしょう。「光の国から僕らのために/来たぞ 我等のウルトラマン」『ウルトラマン』の主題歌「ウルトラマンの歌」の有名なフレーズは、メイン監督・円谷一による東京一名義の作詞で...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2012年02月16日 19:57
前回は、怪獣と児童画の関係について考えることに熱心になり、イデ隊員のイの字も出て来ませんでした。もうしばらく、寄り道させてもらいます。ユーミンの話が急にしたくなったのです。『ウルトラマン』の話からユーミンって……。ねえ。脱線もいいところなんですが、こういう連想のつながりこそ大事な気がするので、ちょっとお付き合いください。第11話(連載第16回)で僕は、子どもたちが遊び場・社交場にすることができた空き地は高度経済成長期下の産物だったことを書きました。「やがて宅地になるか施設が建築され...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2012年01月18日 18:58
わー、びっくり。2話続けて、佐々木守脚本・実相寺昭雄演出コンビ作でした。しかも第15話はガマクジラの真珠騒動譚からさらに踏み込み、ヘンな言い方ですが、正面切っての変化球エピソードであるファンタジー。後追いの視点からすると、ものすごく攻めの姿勢を感じるシリーズ構成です。ムシバというあだ名の小学生が資材置場の土管に描いた、なんとも弱っちい怪獣ガヴァドン。これが特殊な宇宙線によって実...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2012年01月07日 13:18
ウルトラシリーズ史上屈指の人気と評価を誇る、佐々木守脚本・実相寺昭雄演出のコンビ作品が、放送が2クール目に入ったところでついに登場です。順番に見るのを続けた自然の結果なのですが、『ウルトラマン』=初代ウルトラマンについてここまでの分量を費やして、実相寺の名前がまだ1度しか(しかも本の著者として)出てこなかった文章は、おそらくあまり無いだろうと思います。それだけのスター監督です。かつて...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2011年12月12日 18:09
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