アートハウス=ミニシアターの歴史を彩ってきた傑作を「ネオクラシック(新しい古典)」 と呼び、全国18の劇場で上映し、2000年以降にデビューした気鋭の映画作家を講師に迎え、レクチャーやゲストとのトークを行うスペシャル企画が開催される。
ポルトガルの鬼才ペドロ・コスタ監督の最新作で、2019年のロカルノ国際映画祭で最高賞の金豹賞と女優賞を受賞した『ヴィタリナ』の公開を記念して、同監督の監督作をほぼ網羅する特集上映がアテネ・フランセ文化センターで開催される。
2015年に106歳で亡くなったポルトガル映画の巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ監督を追悼する特集上映が、全国巡回を終えて東京に戻ってくる。同監督の映画人生を辿る全12作品を一挙上映するほか、期間中にはレクチャーやシンポジウムも開かれる。
昨年106歳で亡くなったマノエル・ド・オリヴェイラ監督を追悼する特集上映が二回にわたって開催される。第一弾となる今回は、亡くなる前年に発表された短篇『レステロの老人』を特別上映するほか、初の劇場用長篇映画『アニキ・ボボ』から『階段通りの人々』までの8作品を上映。お近くの劇場でかかる際にはお見逃しなく!/2016年1月23日(土)~2月5日(金)まで、ユーロスペースにて開催
今年4月に惜しまれつつも106歳で永眠した巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ監督の日本未公開作品となる本作は、若くして死んだ娘の写真撮影を依頼され、その娘の美しすぎる微笑みに魅せられた青年の不思議な体験を描いた幻想譚だ。/2015年12月5日(土)より、Bunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー
現役最高齢映画監督である巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ監督の新作は、長い間失踪していた息子の突然の帰宅に動揺する家族の姿を通して、普遍的な家族の愛を描く。ジャンヌ・モロー&クラウディア・カルディナーレという仏伊を代表する大女優など、豪華俳優陣の競演も見もの。 2014年2月15日(土)より、岩波ホール他全国順次公開
今ヨーロッパで最も注目されているポルトガルの俊英ミゲル・ゴメス監督の最新作は、ある老婆の現在の虚無感と過去の情熱的な記憶を辿る上質なメロドラマだ。7月13日~19日には、ユーロスペースで特集上映『ポルトガル映画の巨匠たち』も開催。 2013年7月13日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
今年で13回目を迎える東京フィルメックスは、アジアの新進作家の注目作を上映するコンペティション、強烈な作家性が発揮されたバラエティ豊かな特別招待作品、特集上映「木下惠介生誕100年祭」「イスラエル映画傑作選」、サミュエル・フラー生誕百年記念上映など充実したプログラムとなっている。2012年11月23日(金・祝)~12月2日(日)、有楽町朝日ホール、東劇、TOHOシネマズ日劇にて開催
昨年70歳で亡くなったフランス名匠ラウル・ルイス監督の集大成にして最高傑作の呼び声が高い本作は、19世紀前半のリスボンで生きる孤児ジョアンの出生の秘密を軸に、様々な人々の人生と秘密が絡み合いながら壮大な運命を浮かび上がらせる歴史絵巻。4時間半に及ぶ絢爛豪華な映像世界をスクリーンで堪能してほしい。2012年10月13日(土)より、シネスイッチ銀座他全国ロードショー