家族の灯り
http://www.alcine-terran.com/kazoku/2014年2月15日(土)より、岩波ホール他全国順次公開
世界の巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ監督が
大女優ジャンヌ・モロー、クラウディア・カルディナーレ
豪華キャストで描く家族の愛。至高の映画芸術!
2013年12月で105歳を迎えるマノエル・ド・オリヴェイラ監督は90歳を超えてもからも尚、毎年1本という驚異的なペースで新作を発表し続けています。2008年カンヌ国際映画祭では生涯功労賞が授与され「世界で最も偉大な映画作家」として敬愛されている現役最高齢の劇映画監督であります。その作品は老いや衰えを感じさせることなく、むしろ映画へのさらなる情熱や瑞々しさを感じさせます。
待望の新作となる『家族の灯り』はポルトガルの作家ラウル・ブランダンが1932年に書いた戯曲を映画に翻案、オリヴェイラ自身が脚本を担当し、フランス語劇として甦らせたものです。第65回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門に出品され、その絵画のように美しい映像と示唆に富んだ物語に賞賛の声が集まり、批評家たちからも「まるでレンブラントの絵の世界に入りこんだかのような映像美――ル・モンド」「極限まで冴えわたった演出――リベラシオン」と大絶賛されました。
失踪した息子を盲目の愛で信じ続ける母、置き去りにされ悲しみの中で毎日を過ごす妻、人生と社会に抗い、家族を捨てた息子、そして家族を守り、最後の大きな決断をする実直な父――物語の大半がこの家族の住む家で繰り広げられる本作は、どこにでもいるある家族の愛の姿を、オリヴェイラならではの厳しくもやさしい視点で描き、崇高な芸術に高めた傑作でございます。
ある街で帳簿係として働くジェボは、妻ドロテイアと息子の妻ソフィアとともにつましく暮らしている。彼らの息子ジョアンは8年前に忽然と姿を消していた。ジェボは息子の失踪した秘密を知っているが家族には隠していた。ジョアンの帰りを待ちわび、悲しみに暮れる日々を過ごす一家――。そんなある日、突然ジョアンが帰ってきた…。長い間不在だった息子の突然の帰宅に動揺する家族の姿をとおして、家族愛の普遍の姿と人間としての誇りを描いた至高の物語。
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ 原作:ラウル・ブランダン「ジェボと影」
出演:マイケル・ロンズデール,クラウディア・カルディナーレ,ジャンヌ・モロー,
レオノール・シルヴェイラ,リカルド・トレパ,ルイス・ミゲル・シントラ
2012年/ポルトガル・フランス映画/フランス語、ポルトガル語/91分/カラー
原題:GEBO ET L’OMBRE 英題:GEBO AND THE SHADOW
© 2012 - O SOM E A FURIA / MACT PRODUCTIONS
http://www.alcine-terran.com/kazoku/
2014年2月15日(土)より、岩波ホール他全国順次公開
- 監督:マノエル・ド・オリヴェイラ
- 出演:ミシェル・ピコリ, ビュル・オジエ, リカルド・トレパ, レオノール・バルダック, ローレンス・フォスター
- 発売日:2008/09/26
- おすすめ度:
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- (著):遠山 純生
- 発売日:2003/05
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