市川崑 プロフィール
1915年、三重県宇部山田市(現・伊勢市)生まれ。33年に京都のJ・Oスタジオ(東宝の前身会社のひとつ)漫画部に入社。36年漫画部閉鎖に伴い助監督部に転籍。47年に新東宝に移り、翌48年『花ひらく』で監督昇進。以来、70本を越える監督作品を発表。自ら手がけるオープニング・タイトルをはじめ、独特の視覚構成をみせた。海外での評価も高く『ビルマの竪琴』がアカデミー外国語映画賞にノミネートされた他、カンヌ、ヴェネチア、ベルリン、モスクワをはじめとする国際映画祭の受賞も多い。また、テレビ作品での功績も大きい。48年に結婚した夫人は、脚本家"和田夏十(わだ・なっと)"として、83年に亡くなるまで多くの市川作品を支え続けた。また、ミステリー作家の名前をもじった"久里子亭(クリスティ)"は監督のペンネーム。08年2月13日肺炎のため死去。遺作は自身の監督作を30年ぶりにリメイクした『犬神家の一族』。『ザ・マジックアワー』の出演が最後の活動となった。94年文化功労者として顕彰。2000年の第50回ベルリン国際映画祭てせベルリナーレ・カメラ賞(特別功労賞)受賞。82年紫綬章、88年旭日小受賞、2008年旭日重光章を受賞。

トークショー
7月21日(月) 13:35～
ゲスト：和田誠さん(イラストレーター・映画監督)、三谷幸喜さん(劇作家・脚本家・映画監督)
7月22日(火) 14:00～
ゲスト：谷川俊太郎さん(詩人)、谷川賢作さん(ピアニスト / 作曲・編曲家)
7月26日(土) 13:35～
ゲスト：中村敦夫さん(俳優・作家)、聞き手：金澤誠さん(映画評論家)