6月25日「昭和歌謡大全集」(02、日、篠原哲雄)を観る
「昭和歌謡大全集」はおばちゃんには見せるな
おばちゃんグループvs少年グループの結構無意味な殺し合いのお話です。
原作を読んだのが18歳とか19歳の頃で、私の引きこもり指数がマックスだった頃です。
そのマックスに輪をかけるようなゲンナリした衝撃を与えられた小説だったように記憶しています。確か、夜ご飯が食べれなくなりました。
その頃の感覚で見てしまうと、どうにもおばちゃん達にパンチがかけてしまう気がして仕方ありません。
少なくとも少年に蹴られたくらいで、攻撃の手が止まるようなヤワなおばちゃんではなかったはず。
おばちゃんっていうのは、もっと怖い生き物で、映画の中でもゴキブリより生命力があると言われ、おばちゃんを殺すという動機ならば、
小僧ッ子でさえトカレフでも原爆でも売ってもらえる脅威の存在。
それをそこいらの樋口可南子とかにメインが務まるはずがありません。
もっと臭いたつようなおばちゃん。ちょっと酸っぱい発酵臭のするようなおばちゃんで見たかったものです。
そもそもおばちゃんvs少年で、少年などにはなから勝ち目などないはず。力でもズルさでも圧倒的な強さを見せつけられるからこそ、
最終的には原爆でも落とさないとおばちゃん退治は出来なかったわけです。
まぁ考えてみればおばちゃんから生まれたくせに少年がおばちゃんに勝てっこないって。
おっと、こんな発言こそおばちゃんっぽい。発酵臭がしてきたかも。こりゃ大変だ!
主なキャスト / スタッフ
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