新作情報

FURUSATO

宇宙から見た世界遺産

http://www.furusato-movie.com/

『FURUSATO~宇宙からみた世界遺産』1地球の歴史が垣間見られる自然遺産、人類の文明が作り上げた文化遺産、世界遺産は46億年の地球生命の営みを心に刻むことのできる、私たちへの贈り物。

今、満天の星空を世界遺産にする試みが小さな村で進んでいる。見上げると、世界各国の衛星がはるか宇宙から世界遺産を見守っている。

宇宙から見ると、地球の長い営みにより形成された自然の風景も、人類の叡智と科学が作り上げてきた人工的な景観も、共にひとつの美しい地球模様として私たちの心に迫ってくる。

まるで、その場に立っているかのような、圧倒的な臨場感で再現される超高精映像。
そこに暮らす子供たちの目線を通して語られる世界遺産ストーリー。
そして、どこまでもはかなく美しい宇宙から見た地球模様。

FURUSATO~宇宙からみた世界遺産。
想像を超えた長い時間と、果てしない宇宙空間の片隅で、私たち人類は生きている。

6月19日(土)よりワーナー・マイカル・シネマズ板橋ほか
全国3D映画館にて公開!

INTRODUCTION

「地球は、死んだ歴史の断片ではなく、生きた詩である」(ソロー)

私たちが暮らす青く美しい星、地球。その悠久の歴史が刻まれた貴重な自然遺産と、人類文明が作り上げたドラマチックな文化遺産……その"世界遺産"を宇宙から眺めたら……明日はどんなふうに変わるだろう。その夢を実現してくれたのが、世界最大級の地球観測衛星「だいち」と最新4K3Dデジタルカメラによる超高精細立体映像だ。
『ロード・オブ・ザ・リング』『ラストサムライ』『キングコング』などの舞台となったニュージーランドの太古のままの森やフィヨルド、文明発祥の地エジプトのピラミッド地帯、広島の厳島神社や原爆ドームが、まるでそこに立っているような臨場感と圧倒的な迫力で甦る。また、グランド・キャニオン、ウルル(エアーズロック)、グレート・バリア・リーフ、ヴィクトリアの滝など、名だたる世界遺産を宇宙からとらえた美しい"地球模様"は圧巻。
案内役をつとめるのは、地球の未来をつむぐ子供たちだ。アカデミー賞外国語部門賞受賞の『おくりびと』で脚本を担当した小山薫堂が感動のオリジナル・ストーリーを作り上げた。監督はTBS「THE世界遺産」などで知られる実力派ディレクター日下宏美。星降る銀河を漂い、太古の森に恐竜の息遣いを感じ、巨大な神殿にファラオの面影を見る……まさに"生きた詩"である地球の呼吸を五感で味わえる体感型ネイチャー・ファンタジーだ。

Story

ニュージーランド

『FURUSATO~宇宙からみた世界遺産』2「星空を見上げる楽しさはパパから教わった。同じ星を見ている人と、きっといつか友達になれる。パパはいつもそう言って星を見ていた」。小さな湖畔の町テカポにすむ少年(マット・レイワード)。世界を駆けるカメラマンだった父は、亡くなって星になった。仕事で忙しい母。寂しいとき、彼はいつも星を見に行く。誕生日に母が天体望遠鏡をくれた。"一緒にパパの星を探そうね"と。

テカポ

ターコイズブルーの美しい氷河湖(テカポ湖)の湖畔にある、人口500人くらいの小さな町だが、ここには世界一美しい星空がある。ニュージーランド一の晴天率で空気の透明度が高く、周辺に大きな町がないので人工の光が少ないからだ。緯度が高いため南極周辺に集中している星がよく見え、南十字星(サザンクロス)、暗黒星雲コールサック、宝石箱のように輝く散開星団ジュエルボックス、そして天の川(ミルキーウェイ)など、まさに満天の星空が楽しめる。だが最近、地球温暖化や町の開発計画が進行、危機を感じた住民たちはこの美しい星空を「世界自然遺産」に登録する活動を推進、2011年の申請を目指している。

テ・ワヒポウナム

ニュージーランド南島の南西部にあり、サザン・アルプス沿いのフィヨルドランド、アオラキ/マウント・クック、ウエストランド、マウント・アスパイアリングの4つの国立公園から成る28000平方キロもの広大な自然保護区。先住民マオリ族の言葉で"緑の石(ヒスイ)があるところ"という意味。ここにはニュージーランド特有の針葉樹で高さ60メートルもあるカヒカピアの森があり、かつては恐竜たちが住んでいた。

サザーランドの滝

フィヨルドランド国立公園内にある有名なトレッキングコース、ミルフォード・トラックの名所で、世界で5番目の落差(580メートル)を誇る滝。強烈な爆風を受けるが、滝の裏側にも回れる。

日本

広島に住む少女(内田伽羅)には、ふたつの大切な場所がある。そこにくると「地球の声に耳を傾けたくなる」海に浮かぶ朱色の神殿=厳島神社と、人類の"負の遺産"原爆ドーム。二度と戦争が起きないように祈り、慰霊碑に折鶴を手向ける少女。両親から誕生日にもらったフルートでいつか演奏旅行にでかけ、世界中にたくさんの友達をつくりたい……それが彼女の夢だ。

厳島神社

『FURUSATO~宇宙からみた世界遺産』3宮島は、"神がいつくすまい"から"厳島"と呼ばれるようになったといわれている。古くから島全体が神として信仰され、かつては人が住むことを許されなかったが、中世になると厳島神社に仕える人の家が建てられ、戦国時代には神社関係者以外の人も住むようになった。山海の変化に富んだ風光は多くの人に愛され、松島、天橋立とともに日本三景のひとつ。宮島に海に浮かぶ社殿が創建されたのは推古天皇時代だが、今のような優雅な姿に改めたのは平清盛。本社を中心に各社殿が配置され、東西あわせて約275mの回廊がこれらを結んでいる。潮の干満を利用した設計は、海上木造建築物としては例がなく、国際的にも珍しい。

原爆ドーム

原爆ドームの名で知られる広島平和記念碑は、もとは広島県物産陳列館として1915年に開館し、原爆投下当時は広島県産業奨励館と呼ばれていた。設計はチェコ人建築家ヤン・レツルでネオ・バロック的骨格の建物。1919年には捕虜収容所に収容されていたドイツ人菓子職人カール・ユーハイムにより、日本で初めてのバウムクーヘンの製造販売が行われた。原爆投下時、衝撃波をほぼ真上から受けたため中央のドーム部分だけは全壊を免れ、枠組みと外壁が残った。風化と"惨事を思い出して辛い"との意見で一時は取り壊される可能性が高まったが、被爆による急性白血病で亡くなった女子高校生の「あの痛々しい産業奨励館だけが恐るべき原爆のことを後世に訴えかけてくれるだろう」という日記が機縁で保存運動が高まり、1966年に広島市議会が永久保存を決定。1996年に世界遺産に登録された。

エジプト

カイロに住む兄弟(ユセフ・ワエル、アブド・ムハンマド)の夢は、ふたりそろって絵描きになること。でも弟はまだ自分のクレヨンも持っていない。毎日、ピラミッドを見に来た観光客に絵を売りに行くふたり。太陽が沈む直前、やっと絵が売れた。兄はそのお金で真新しいクレヨンを買い、弟にプレゼントする。いつか世界中のみんなのふるさとを描きたい……ふたりの夢は大きく広がる。

クフ王のピラミッド

約4500年前、古代エジプト王国第4王朝時代に作られた。ギザの3大ピラミッドの中でもいちばん巨大で、まさにピラミッドの王様。平均2.5トンの石を約230万個積み上げて造られ、基底部に使われた石には15トンを超えるものもある。本来の高さは147mだったが、現在は頂上部がなくなって137mだ。

ウナス王のピラミッド

『FURUSATO~宇宙からみた世界遺産』4ギザの南約10キロのサッカーラにある。ほとんど崩れかけの丘のような状態になっているが、内部には"ピラミッド・テキスト"と呼ばれる貴重なヒエログリフ文書が残っている。

ハトホル神殿

ナイル川中流域のデンデラにある、ローマの支配となる前の古代エジプト最後の偉大な宗教建造物。有名なクレオパトラのレリーフほか興味深い壁画が多い。天井には、黄道にそって36の星座が描かれた十二宮図がある。獅子座、山羊座、双子座、牡牛座、蠍座、天秤座、射手座などが現在の十二宮と共通した姿で描かれている。

ツタンカーメン王の黄金のマスク

新王国時代に造られた岩窟墓である王家の谷で発見され、現在はエジプト考古学博物館に展示されている。高さ54cm、純度の高い22金の黄金板を打ち出して作られ、色ガラス、ラピスラズリ、石英、長石などが使用されている。

セティ1世の墓

新王国時代のセティ1世が建設を始め、息子ラメセス2世が完成した、王家の谷で最大級の墓。ドーム型の天井に描かれた壮大な天体図には度肝を抜かれる。古代エジプト人が考えていた天体運行図で、「天の牡牛の書」という宗教文書の一部。カマボコ型に整えられたドームは半分に分割されていて、入口から見て手前に北天の星座図、奥側に南天の星座図が描かれている。

Production Note

地球観測衛星「だいち」がとらえた宇宙から見た世界遺産

JAXAの地球観測衛星「だいち」は、地上700kmの宇宙から撮影した高精細画像を利用し、世界遺産保護に協力している。「だいち」は2006年に打ち上げられた地球を観測する人工衛星(陸域観測技術衛星)で、地球規模の環境観察を高精度で行うことを目的に、地図作成、災害状況の把握、資源探査など、幅広く活躍。先日のアイスランドの火山噴火でも、火山灰がヨーロッパに広がっている様子を「だいち」が撮影した画像が、新聞等に紹介された。今回はJAXAの協力で16枚の「宇宙からみた世界遺産」が展開。20億年前の地層が露出するグランド・キャニオン(アメリカ)、いくつものテーブルマウンテンが浮かぶカナイマ(ベネズエラ)、周囲9.4キロの巨大な一枚岩ウルル(エアーズロック)と、約3000の珊瑚礁からなるグレート・バリア・リーフ(オーストラリア)、一万年前の最後の氷河期の姿をとどめるイルリサット・アイス・フィヨルド(グリーンランド)、潮が引くと陸地と地続きになるモン・サン・ミシェル(フランス)、人工都市ヴェネツィア(イタリア)、謎の空中都市マチュ・ピチュ(ペルー)、緻密な翼型の未来都市ブラジリア(ブラジル)などだ。自然の風景も、人工的な景観も、私たちがはじめて見る"地球を彩る神秘の絵模様"となって胸に迫ってくる。

4K3Dデジタルカメラの超高精細立体映像による3D世界遺産

この作品の最大の魅力は、全編実写撮影による超高精細な世界遺産映像を3Dで楽しめること。撮影にはハイビジョンの4倍の解像度を誇るRED DIGITAL CINEMA社のREDONE4Kデジタルカメラ、星空などの微速度撮影用にCANON EOS 5D MarkⅡの2つのシステムをシーンに応じて使用。ニュージーランドの大迫力の自然遺産や、エジプトの巨大遺跡などの文化遺産が目の前にそびえるように迫る、いまだかつてない臨場感あふれる脅威の映像体験が味わえる。特に印象的なのが自然風景の3D立体映像で、葉っぱ一枚一枚がすべて違う奥行きで再現され、CGでは決して作り出せない本物の世界が再現されている。また原爆ドームの内部など、一般には入場不可能な場所に初めて3Dカメラが入り、その細部をまさに"体感"できるのが本作の大きな特徴である。

『FURUSATO』こそ、『アバター』より3Dにふさわしい

完成後、作品を見た小山薫堂は「実は私は一度もエジプトに行ったことがなかったが、初めて3Dでエジプトを見たとき、今まで見た映像や写真のイメージとは全く違うエジプトがそこにあった。実際に見るとこんな感じなんだと大きな感動を覚えた。この作品こそ『アバター』より3D映画としてふさわしい。」と本作の3D化の意義について熱く語った。

小山薫堂のメッセージが託されたオリジナル・ストーリー

「大げさなストーリーではなく、地球という素材を繋ぐために、フレームとしての柔らかなストーリーが存在している。」と本作について自ら話す小山薫堂は、アカデミー賞外国語部門賞受賞作『おくりびと』の脚本家、また放送作家として内外から高い評価を受けている。今回はオリジナル・ストーリーを創作。子供たちが世界遺産への想いを語り、星空に夢を願い、世界中の人々にとって地球は大切なFURUSATOだとメッセージを贈る。

C R E D I T

製作:日本科学未来館/TBSビジョン
プロデューサー:小川直彦 構成:小山薫堂 監督:日下宏美 音楽:清水靖晃 ナレーター:下條アトム
出演:内田 伽羅/マット・レイワード/ユセフ・ワエル/アブド・ムハンマド
協力:宇宙航空研究開発機構(JAXA)/ニュージーランド政府観光局/ニュージーランド航空
  配給:TBSビジョン

2010年度作品/上映時間 38分
(C)2010 科学技術振興機構(JST)日本科学未来館・TBSビジョン
公式サイト:http://www.furusato-movie.com/

6月19日(土)よりワーナー・マイカル・シネマズ板橋ほか
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2010/05/30/21:06 | トラックバック (1)
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