4月9日「ドラゴンヘッド」(03、日、飯田譲治)を観る
「ドラゴンヘッド」で身の振り方を考えてみました
彼氏とケンカをして家を追い出されたので、行く所をなくして実家に帰りました。
私が家を追い出されるという事は今後の生活に大きな支障をきたすので、パパやママにとっても一大事です。
現在の私の財産は彼と二人でせっせと溜めたわずかな小銭貯金をパクッて来ただけ。これが重さばかりあって、中身は大した事ないシロモノ。
「ふたり、という希望、絶望、という未来」という微妙なキャッチがママは気に入ったらしく、
今後の生活を考える上で何か感じてくれればとレンタルして来ました。
街は灰だらけで、出て来る人達の顔も薄汚れているし、灰色だらけにすっかりげんなりして途中散々うたた寝をしてしまいました。
思いの外長い映画のようで、何度目が覚めてもちっとも終わる様子はありません。相変わらず街の様子は悲惨で、
生存者に出会えば殺されそうになる。またうつらうつらとすると、時々聞こえる爆音と悲鳴にウンウンうなされる始末。寝汗グッショリです。
ミーシャのがなりたてるような歌声でやっとエンドロールだと目が覚めました。
ちょびっと巻き戻して結末だけ確認。
街に回復の後は見えないし、希望のかげりもありません。なのに「絶対生き続けてやる!」そうです。見上げた根性です。
私にはパクッて来た小銭を使い切ってしまった後の事を考えるだけで「絶望、という未来」がちらついて仕方ありません。
隣では、5分と経たないうちに爆睡してしまったママがようやく目を覚まし、「あんたにはガッツが足りない」と説教されました。
これから一人で頑張って行くガッツはないので、「ふたり、という希望」を選択しようかなと思います。