ラピュタアニメーションフェスティバル提携企画
冒険の旅へ
東映動画 長編まんが映画の黄金時代
『白蛇伝』で長編フルカラーアニメーションを初めて制作し、以降、多くの優れた長編アニメーション作品を産み出した「東映動画」。制作とともに多くのアニメーション作家が関わり、一時代を築きました。ここを出発点に日本のアニメーションは大きく羽ばたいていったのです。 今回、ラピュタ阿佐ヶ谷では、東映動画の系譜からみた各年代の代表作を幅広く上映いたします。各作品の個性的なキャラクターが巻き起こす冒険物語は、純然たる日本のファンタジーとして今なお輝き続け、我々の心を捉えて離しません。さぁ、子どもも大人も一緒に冒険の旅へと出発してみませんか。
【イベント】
●トークショー 3月16日(日) 18:50~ ゲスト:高畑勲さん『太陽の王子ホルスの大冒険』の監督、高畑勲さんを迎え、上映終了後トークショーを行います。制作当時のエピソード、アニメーションの真髄を語っていただきます。
●特別上映会 3月20日(木) 15:00~ 山村浩二作品集
『カフカ田舎医者』('07)『年をとった鰐』('05)『頭山』('02)『こどもの形而上学』('07) ラピュタアニメーションフェスティバルでのイベントにあわせて、オタワでの受賞作『カフカ田舎医者』を含む山村浩二監督の代表作を特別上映します。狂言の要素をとりいれ、人間の悲哀を表現した山村浩二監督の新境地をご堪能ください。
【公開講座】 (ラピュタ阿佐ヶ谷B1F)ザムザ阿佐谷
東映動画 長編漫画映画の黄金時代3月18日(火)、25日(火)、4月2日(水)18:30~21:30(開場 18:00)
講師:原口正宏さん
東映動画特集にあわせて、アニメーション研究家の原口正宏さんによる全3回の公開講座を開きます。これで東映動画まるわかり!! (定員80名 1回1000円)
[お問い合わせ]ラピュタアニメーションフェスティバル事務局 03-5327-3786
料金
一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円 水曜日サービスデー/1,000円均一
http://www.laputa-jp.com/
■午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売
■定員48名 ■上映開始後10分を過ぎての入場は不可
■作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合があります。
2008年3月9日(日)~4月5日(土)まで上映
●第8回ラピュタインターナショナルアニメーションフェスティバル2008
2008年3月20日(木)~23日(日)ザムザ阿佐谷 他
●ラピュタアニメーションフェスティバル提携企画
『ユーリー・ノルシュテイン作品集』
2008年3月15日(日)~3月28日(金)ラピュタ阿佐ヶ谷
3月9日(日) ~11日(火) |
13:00『白蛇伝』(78分) 15:00『西遊記』(88分) 17:00『わんわん忠臣蔵』(81分) 19:00『白蛇伝』(78分) |
3月12日(水) ~15日(土) |
13:00『西遊記』(88分) 15:00『わんわん忠臣蔵』(81分) 17:00『ガリバーの宇宙旅行』(80分) 19:00『サイボーグ009』(64分) |
3月16日(日) | 13:00『ガリバーの宇宙旅行』(80分) 15:00『サイボーグ009』(64分) 17:00『ひょっこりひょうたん島』(61分) 18:50『太陽の王子ホルスの大冒険』(82分)+高畑勲トーク |
3月17日(月) 18日(火) |
13:00『ガリバーの宇宙旅行』(80分) 15:00『サイボーグ009』(64分) 17:00『ひょっこりひょうたん島』(61分) 19:00『太陽の王子ホルスの大冒険』(82分) |
3月19日(水) | 13:00『ひょっこりひょうたん島』(61分) 15:00『太陽の王子ホルスの大冒険』(82分) 17:00『長靴をはいた猫』(80分) 19:00『空飛ぶゆうれい船』(60分) |
3月20日(木) |
13:00『ひょっこりひょうたん島』 15:00『【特別上映会】山村浩二作品集』(50分) 17:00『長靴をはいた猫』 19:00『空飛ぶゆうれい船(60分) |
3月21日(金) ~22日(土) |
13:00『ひょっこりひょうたん島』 15:00『太陽の王子ホルスの大冒険 17:00『長靴をはいた猫』 19:00『空飛ぶゆうれい船』(60分) |
3月23日(日) ~25日(火) |
13:00『長靴をはいた猫』(80分) 15:00『空飛ぶゆうれい船』(60分) 17:00『ちびっ子レミと名犬カピ』(81分) 19:00『海底3万マイル』(60分) |
3月26日(水) ~29日(土) |
13:00『ちびっ子レミと名犬カピ』(81分) 15:00『海底3万マイル』(60分) 17:00『どうぶつ宝島』(78分) 19:00『アリババと40匹の盗賊』(56分) |
3月30日(日) ~4月1日(火) |
13:00『どうぶつ宝島』(78分) 15:00『アリババと40匹の盗賊』(56分) 17:00『グリム童話 金の鳥』(52分) 6:40『魔犬ライナー 0011変身せよ!』『きかんしゃやえもん D51の大冒険』(50分+62分) |
4月2日(水) ~5日(土) |
13:00『龍の子太郎』(75分) 15:00『グリム童話 金の鳥』(52分) 4:40『魔犬ライナー 0011変身せよ!』『きかんしゃやえもん D51の大冒険』(50分+62分) 19:00『龍の子太郎』(75分) |
作品解説/原口正宏
白蛇伝 ( 1958年(S33)/カラー/78分 )
■演出・脚本:薮下泰司/台詞構成:矢代静一/原案:上原信/音楽:木下忠司、池田正義、鏑木創/構成美術:岡部一彦、橋本潔/原画:大工原章、森康二/動画:大塚康生、坂本雄作、喜多真佐武、中村和子、寺千賀雄、楠部大吉郎ほか ■声の出演:森繁久弥、宮城まり子今から半世紀も前、「東洋のディズニー」を目指して設立された東映動画が、人材と設備をゼロから整えつつ、約2年の歳月をかけて完成させたカラー長編アニメ第1作。白蛇の精・白娘(パイニャン)が人間の青年・許仙(シュウセン)へ寄せる一途な純愛は、今見ても胸を打つ。森繁久彌と宮城まり子が、2人だけで全キャラを演じ分けている点にも注目だ。
西遊記 ( 1960年(S35)/カラー/88分 )
■演出:薮下泰司、手塚治虫、白川大作/動画監修:山本早苗/脚本:植草圭之助/構成:手塚治虫/音楽:服部良一/原画:森康二、熊川正雄、大塚康生、大工原章、古沢日出夫/動画:楠部大吉郎、奥山玲子、永沢詢、杉山卓ほか ■声の出演:小宮山清、新道乃里子、木下秀雄、篠田節夫東映動画の長編第3作。おなじみの中国古典文学をベースにしつつ、手塚治虫が雑誌連載していた人気漫画「ぼくのそんごくう」を直接の原作としてアニメ化。手塚自身も構成や絵コンテのスタッフとして制作に参加。その甲斐もあり、アップテンポな場面展開と軽妙なギャグの見せ場が全編にあふれた、一級の娯楽作品となっている。
わんわん忠臣蔵 ( 1963年(S38)/カラー/81分 )
■演出:白川大作/監修:山本早苗、薮下泰司/原案構成:手塚治虫/音楽:渡辺浦人/作画監督:大工原章/原画:楠部大吉郎、奥山玲子、喜多真佐武、勝井千賀雄、彦根範夫、小田部羊一、熊川正雄、森康二 ■声の出演:堀絢子、木下秀雄、水木蘭子、佐藤英夫、西村晃手塚治虫の原案、構成による犬版「忠臣蔵」の物語。主人公・ロックの名は大石内蔵助、仇敵・虎のキラーは吉良上野介にちなんでいる。マーチ風のオープニングに始まり、バラエティ豊かな犬キャラたちが画面狭しと活躍するさまは、日本製「わんわん物語」ともいえる楽しさ。遊園地を舞台とした緊迫の対決シーンはまさに名場面。
ガリバーの宇宙旅行 ( 1965年(S40)/カラー/80分 )
■演出:黒田昌郎/監修:山本早苗、薮下泰司/脚本:関沢新一/音楽:富田勲/原画監督:古沢日出夫/原画:大塚康生、永沢詢、竹内留吉、月岡貞夫、小田克也、菊池貞雄、大田朱美、松原明徳、森康二 ■声の出演:坂本九、本間千代子、宮口精二、堀絢子、小沢昭一、大泉滉異色のSFファンタジー。ガリバー老博士とともに「青い希望の星」を目指す少年テッドの旅の行く手には、シュールな映像美と斬新なデザインのロボットたち、哲学的な問いかけを含んだ人々との出会いが待ち受ける。王女の正体が明らかになるラストシーンは、若き宮崎駿の主張により実現したという曰くつきのもの。要注目だ。
サイボーグ009 ( 1966年(S41)/カラー/64分 )
■演出・脚本:芹川有吾/脚本:飯島敬/原作:石森章太郎/美術:沼井肇/作画監督:木村圭市郎/音楽:小杉太一郎 ■声の出演:太田博之、内海賢二、曽我町子、藤村有弘、増岡弘、大竹宏、ジュディ・オング、石原良、鳥山京子、八奈見乗児石ノ森章太郎の人気SF漫画を、「わんぱく王子の大蛇退治」の名匠・芹川有吾が映画化。サイボーグ戦士たちの活劇と悲哀、その両方が的確に描かれている。従来の長編よりも短かい約1時間の尺数、テレビ班を中心としたスタッフ編成など、テレビアニメ時代に合わせた新たな長編制作システムが模索された最初の作品でもある。
ひょっこりひょうたん島 ( 1967年(S42)/カラー/61分 )
■演出:薮下泰司/脚本:井上ひさし、山元護久/音楽:宇野誠一郎/作画監督:喜多真佐武 ■声の出演:中山千夏、藤田淑子、増山江威子、江美京子、伊藤牧子、滝口順平、楠トシエ、小林恭治、熊倉一雄、藤村有弘1964年よりNHKで放送され、大人気を博していたひとみ座のテレビ人形劇を劇場アニメ化。博士、トラヒゲ、ダンディ、ドン・ガバチョなどのレギュラーが、人形のイメージそのままに2次元キャラに描き起こされている。声優もテレビと同じメンバー。初期東映長編の中で唯一DVD化されていない幻の作品。一見の価値あり。
太陽の王子 ホルスの大冒険 ( 1968年(S43)/カラー/82分 )
■演出:高畑勲/脚本:深沢一夫/音楽:間宮芳生/場面設計:宮崎駿/作画監督:大塚康生/原画:森康二、奥山玲子、小田部羊一、宮崎駿、大田朱美、菊池貞雄、喜多真佐武/美術:浦田又治 ■声の出演:大方斐紗子、平幹二朗、市原悦子、三島雅夫、永田靖高畑勲の初監督作品。深沢一夫の戯曲「チキサニの太陽」を、舞台を北欧に変えて大幅にアレンジ。人間と悪魔との戦いを軸に、団結の難しさと尊さを描ききっている。村民の暮らしを生き生きと丁寧に活写するこだわり、善悪の間で揺れる少女ヒルダの内面の掘り下げなど、従来の東映長編にはなかった幾つもの課題に挑んだ意欲作。
長靴をはいた猫 ( 1969年(S44)/カラー/80分 )
■演出:矢吹公郎/脚本:井上ひさし、山元護久/ギャグ監修:中原弓彦/原作:シャルル・ペロー/美術:浦田又治、土田勇/作画監督:森康二/原画:大塚康生、奥山玲子、菊池貞雄、小田部羊一、大田朱美、宮崎駿、大工原章 ■声の出演:石川進、藤田淑子、榊原ルミ、水森亜土、小池朝雄シャルル・ペローの童話が原作。心優しく頭のいい猫のペロを中心に、少年ピエールと可憐なローザ姫のラブストーリー、魔王ルシファとの戦いなどが軽快なテンポで描かれる。後半、魔王のお城を舞台に展開する追跡劇は手に汗握る面白さだ。東映長編の代表作であり、ペロのキャラは東映アニメのシンボルになっているほど。
空飛ぶゆうれい船 ( 1969年(S44)/カラー/60分 )
■演出・脚本:池田宏/脚本:辻真先/原作:石森章太郎/美術:土田勇/作画監督:小田部羊一/原画:奥山玲子、菊池貞雄、金山通弘、大田朱美、森英樹、宮崎駿、阿部隆 ■声の出演:野沢雅子、田中明夫、里見京子、岡田由紀子、名古屋章、納谷悟朗、富田耕生石ノ森章太郎の「幽霊船」を原作としたSFスペクタクル。池田宏監督が社会派的なテーマを織り込み、大胆な脚色を行っている。特に、CMに踊らされる人々の愚かさを描いたボア・ジュースのくだりには、今の世にも通じる重要なメッセージがこめられている。宮崎駿が作画を手がけた魔神ゴーレムの都市破壊シーンも見どころ。
ちびっ子レミと名犬カピ ( 1970年(S45)/カラー/81分 )
■演出:芹川有吾/脚本:瀬川昌治/原作:エクトル・マロー/音楽:木下忠司/美術:福本智雄/作画監督:大工原章/原画:森康二、喜多真佐武、小田克也ほか ■声の出演:朝井ゆかり、フランキー堺、市原悦子、高橋和枝、富田耕生、馬淵晴子、久里子春、桂玲子、内海賢二、三島雅夫原作は、エクトル・マローの「家なき子」。少年レミが旅の中でさまざまな喜びと哀しみを体験し、ついに生みの母と再会するまでを、芹川有吾が堅実な演出でまとめ上げている。木下忠司の音楽も名曲として耳に残る。旅の道程となるヨーロッパの風景に、モネやミレーなどの名画を模写してとり入れていることも話題となった。
海底3万マイル ( 1970年(S45)/カラー/60分 )
■演出:田宮武/脚本:岡本克巳/原作:石森章太郎/音楽:渡辺岳夫/美術:山崎誠/作画監督:奥多貞弘(奥山玲子、喜多真佐武、菊池貞雄、金山通弘) ■声の出演:野沢雅子、小鳩くるみ、人見明、納谷悟朗、海野かつお、北川国彦、瀬能礼子、梶哲也、村越伊知郎劇場アニメ化を前提に石ノ森章太郎が原作漫画を描き下ろすという、今日のメディアミックスの先駆的なスタイルで作られた長編。主人公、敵役、魚類、メカアクションなどを、4人の作画監督(奥山玲子、喜多真佐武、菊池貞雄、金山通弘)が分担した点もユニーク。東映京都撮影所出身として知られる田宮武の初監督作品でもある。
どうぶつ宝島 ( 1971年(S46)/カラー/78分 )
■演出・脚本:池田宏/脚本:飯島敬/アイデア構成:宮崎駿/原作:ロバート・L・スチーブンスン/音楽:山本直純/美術監督:土田勇/作画監督:森康二/原画:小田部羊一、宮崎駿、奥山玲子、彦根範夫ほか ■声の出演:松島みのり、天地総子、小池朝雄、富田耕生、高木均、田村錦人ロバート・スチーブンスンの「宝島」を原作に、主役の少年少女たち以外をすべて動物に置き換えてアニメ化。監督は池田宏。アイデア構成として参加した宮崎駿が、ポークソテー号での地図争奪戦や宝島の設定などに奇抜な発想を持ち込んで大活躍。血湧き肉躍る冒険活劇の傑作として、東映長編史に残る作品となっている。
アリババと40匹の盗賊 ( 1971年(S46)/カラー/56分 )
■演出:設楽博/脚本:山元護久/音楽:宇野誠一郎/美術監督:横井三郎/作画監督:大工原章/原画:奥山玲子、小田部羊一、森英樹、宮崎駿、森康二ほか ■声の出演:大山のぶ代、滝口順平、大塚周夫、内海賢二、納谷悟朗、富田耕生、田の中勇童話「アリババと40人の盗賊」を、脚本家・山元護久が自由な着想で脚色。アリババの子孫と盗賊の子孫、それぞれの善悪の立場が大逆転しているという設定が意表をつく。東映動画の初代社長・大川博が「製作」として表示される最後の長編であり、制作体制や参加スタッフの面でも第1期の締めくくりとなる象徴的な作品である。
3月30日(日)~4月5日(土)▲上映スケジュール一覧
グリム童話 金の鳥 ( 1987年(S62)/カラー/52分 )
■監督:平田敏夫/脚本:田代淳二/原作:ヤーコブ・グリム、ウィルヘルム・グリム/キャラクターデザイン・作画監督:大橋学/美術監督:石川山子/音楽:ク二河内 ■声の出演:三輪勝恵、藤田淑子、富山敬、木ノ葉のこ、滝口順平、宮内幸平、八奈見乗児、青野武、古川登志夫、山本圭子グリム兄弟の同名原作をアニメ化。制作は、当時角川アニメなどで活躍していたマッドハウスが全面的に担当。平田敏夫、大橋学、福島敦子、石川山子など、同社ゆかりの演出、作画、美術スタッフたちが持てる才能を注ぎ込んでいる。名作物の東映長編としては事実上最後に位置する作品。同時に、有終の美を飾る傑作となった。
魔犬ライナー 0011変身せよ! ( 1972年(S47)/カラー/50分 )
■演出:田宮武/脚本:辻真先、芹川有吾/原案:笹川ひろし/音楽:山下毅雄/美術監督:辻忠直/作画監督:大工原章/原画:奥山玲子、森康二ほか ■声の出演:里見京子、山内雅人、小林修、北浜晴子、曽我町子、野沢雅子、松島みのり、野田圭一、山田俊司、矢田耕司「仮面ライダー」のヒットに代表される変身ヒーローブームの影響下で作られた50分の中編。監督は田宮武。竜の子プロ作品の監督として知られる笹川ひろしが、漫画家として発表した「魔犬五郎」が原作。飛行機タイプに変形する犬型のメカという発想は、同じ笹川作品「新造人間キャシャーン」のフレンダーを思わせるものがある。
きかんしゃやえもん D51の大冒険 ( 1974年(S49)/カラー/62分 )
■演出:田宮武/脚本:山本英明、松本功/原作:阿川弘之/美術監督:辻忠直/作画監督:大工原章/原画:奥山玲子、森英樹、小田克也、小松原一男、古沢日出夫ほか ■声の出演:熊倉一雄、里見京子、平井道子、丸山裕子、滝口順平、山下啓介、千々松幸子、山本圭子、富田耕生蒸気機関車のスターたちが次々と現役を引退し、いわゆる「SLブーム」が巻き起こっていた時代の作品。原作は阿川弘之の短編小説「きかんしゃやえもん」。62分の映画の約3分の1に、蒸気機関車のライブフィルムが使われている構成も異色。監督の田宮武は撮影所出身である経歴を生かし、実写パートの演出も兼任している。
龍の子太郎 ( 1979年(S54)/カラー/75分 )
■監督・脚本:浦山桐郎/脚本:三井隆史/原作:松谷みよ子/音楽:真鍋理一郎/美術監督:土田勇/作画監督:小田部羊一、奥山玲子 ■声の出演:加藤淳也、冨永みーな、熊倉一雄、北村和夫、黒田絢子、矢吹寿子、樹木希林、佐奈田恒夫、酔酩亭桐庵、吉永小百合原作は松谷みよ子の児童文学。キャラデザインと作画監督に小田部羊一と奥山玲子、美術監督に土田勇など、かつての長編スタッフが再び参加。黄金時代を思わせる漫画映画の傑作が久々に誕生することとなった。監督に「キューポラのある街」の浦山桐郎を迎え、脚本、演出、編集面にその作家性が強く投入された点も特筆に値する。
作品解説/原口正宏
料金
一般/1,200円 シニア・学生/1,000円 会員/800円
水曜日サービスデー/1,000円均一
■午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売。 ■定員48名
■上映開始後10分を過ぎての入場は不可。
■作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合があります。
http://www.laputa-jp.com/
2008年2008年3月9日(日)~4月5日(土)まで上映
太陽の王子 ホルスの大冒険
おすすめ度:
エヴァのネタ元でもある
子供向けの映画ではありません。
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主なキャスト / スタッフ
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