下垣まみ、瀧マキ 三溝浩二、おのさなえ

俳優たちの身体を張ったチャレンジ、自主映画ならではのハプニングなど、思いがけない話の連続に、観客たちが期待を高める中、春本監督が「直系家族制度が崩壊した今の日本の中で、ご自身の家族観をもう一度大切な人と考えていただけたらいいなと思います。普通の商業映画とは違って、たくさんの人に伝えるためにはどう広めていけばいいかをみんなで考えて、苦心してここまで来ました。映画を観て心に響いたときは、SNSなどにご自身の言葉で感想を述べてもらえたらいいなと思います」と語りかけて舞台挨拶を締めくくった。

なお、『かぞくへ』は、観た人の心を確実に捉え、口コミによって評判を広げて、公開2週目となる現在でも満席が出るなど盛況が続いている。今後上映館が増加することを期待したい。また、ユーロスペースでは今後も監督、キャストが登壇するトークイベントが予定されているので、撮影秘話の尽きない本作をトークとともに楽しむ機会をぜひお見逃しなく。