『あたらしい愛のかたち』 なにもあたらしいものはない。まずそう思う。長回しを基調にして丁寧に切り取られた夫婦の日常のあれこれも、そこに立つささやかな波風も、ごくありふれた物事ばかりに見える。それでもなお、まだ画面が暗いうちに携帯の目覚ましが鳴り響いて一日が...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2013年10月23日 14:01
大人になれば/特別寄稿:馬越 望(映画批評) 『孤独な惑星』(筒井武文 2011)の脚本家として知られる――という紹介も今年で最後になるであろう宮崎大祐による長編処女作『夜が終わる場所』は、夜は然ることながら夜の先と後とに広がる昼についての映画でもある。事実、昼に出発し昼に終わるこの映画で、殺し屋は白昼堂々事に及ぶ。冒頭、小鳥たちの声...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2012年09月16日 19:22
黒沢清監督作品『トウキョウソナタ』などで助監督を担当 した宮崎大祐の初長編作品となる本作は、日常の裏側に広がる深い闇の世界を監督独自の感性で浮かび上がらせた日本版フィルム・ノワールを目指した作品だ。2012年9月22日(土)~10月12日(金)まで、ユーロスペースにて連日21:10より上映
投稿者: INTRO編集部 日時: 2012年08月17日 15:16
ドキュメンタリー映画『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』が、世界の映画祭で注目を集めたヤン・ヨンヒ監督の第三作となる本作は、自身の実体験を基にして書かれた初のフィクション映画で、北朝鮮への帰国事業を背景に二国間の違いすぎる状況に翻弄される兄妹と家族の苦悩を描く。2012年8月4日(土)より、テアトル新宿、109シネマズ川崎他全国順次ロードショー!
投稿者: INTRO編集部 日時: 2012年07月29日 18:14
第四回ピンクシナリオ募集で入選した「イサク」を映画化した『獣の交わり 天使とやる』が4月10日~16日まで上野オークラで公開される。キリスト教をモチーフとした本作の魅力に迫る。島田慎一評「奇跡に抗いながら」 / おさかひろみ評「ただ、したくなる」 / オギミユキ評「身の丈にあった、精一杯の言葉」
投稿者: INTRO編集部 日時: 2009年04月09日 12:27
キリストと贖罪と奇跡をテーマに、第四回ピンク映画シナリオ募集で入選した「イサク」をいまおかしんじ監督が映像化。ピンク映画を観たことがない人、アダルトビデオのようなものと思っている人にこそ観て欲しい作品だ。 獣の交わり 天使とやる 2月27日(金)より、新宿国際名画座より全国成人映画館でロードショー!!
投稿者: INTRO編集部 日時: 2009年02月25日 00:47
「熱い情動を秘めた、厳寒の地の物語。」 / ご他聞に漏れず、自分も自分が生きる世界が、時代が気に入らない。違和感、嫌悪感が常に頭の中に渦巻くわけですが、誠に残念なことに、この時代でしか、自分は生存しえない。別の世界、別の時代に生きる自分などは、もしもの話でしかない――。...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2009年01月30日 12:31
人気の「R18 」シリーズ第五弾は、強烈な個性を持ったピンク映画監督たちのデビュー作を大特集! 野心と青臭さに満ちあふれた桃色饗宴に今こそ立ち会おう!2008年4月12日(土)~4月25日(金)、ポレポレ東中野にて連日20:30よりレイトショー
投稿者: INTRO編集部 日時: 2008年04月07日 20:12
「面白くねえなあ!」とその客は叫んだ / 『誘惑 あたしを食べて』(佐藤吏監督)のようにハートウォーミングなピンク映画がある一方で、予定調和を嫌い、作家的野心を前面に押し出した新人監督が国映からデビューした。『おんなたち 淫画』の大西裕監督である。タイトルの『おんなたち 淫画』から連想されるのは、神代辰巳の...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2007年12月11日 12:11
ピンク映画の世界には、種々の規制と戦いながら、誰からも愛される娯楽作品を撮ろうと奮闘する男たちが存在する。今回特集上映を組まれた竹洞哲也監督はその急先鋒だ。この機会を決して逃さないでいただきたい。そこには、新鮮でありながら、どこか懐かしい"出会い"が待っているはずだから。
投稿者: INTRO編集部 日時: 2007年06月23日 09:04
これまで優れたピンク映画を紹介してきた「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE」シリーズ待望の第三弾は、“プログラムピクチャーとしてのピンク映画”を年数本単位のハイペースで放つ俊英、竹洞哲也監督の大特集である。
投稿者: INTRO編集部 日時: 2007年06月19日 23:09
「聴かれた女」の公開中には様々なイベントが開催される。特に注目したいのがオールナイト限定で特別公開される『聴かれた女の見られた夜』だ。「聴かれた女」物語内の同一時間を蒼井そらの視点で描き、本編に隠された謎が明かされるという。また、上映期間中は「女性専用シート」が設置されているのも、女性には嬉しいサービスだ。
投稿者: INTRO編集部 日時: 2007年02月15日 07:10
全世界の男が叫んだ、「いいから早くやれよ!」 /Text By 膳場 岳人 男(大野慶太)が引越してきたアパートは、壁がひどく薄かった。隣に住む若い女(蒼井そら)の生活音や電話の会話が響き、彼氏(加藤裕人)が部屋を訪ねてきた夜は、当然ながら情事の声が漏れ聞こえてくる。男は自室の壁に盗聴器を仕掛...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2007年02月13日 02:45
最新作『おじさん天国』が12月8日からレイトショー公開されるいまおかしんじ監督。『たまもの』『かえるのうた』で、彼の映画世界に目覚めたファンも多いだろう。彼の過去の作品を探ろうにも、成人映画館には入りにくいし、ソフト化された作品もなかなか見つからない。「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.2」は、そんな「さまよえる入門者」にうってつけの好企画だ。この秋、いまおかしんじを何度でも何度でも発見せよ!
投稿者: INTRO編集部 日時: 2006年11月26日 16:59
「男の人が見るエッチな映画」「難解でチープな前衛映画」といった誤解&偏見(ちょっぴり事実)や、「興味はあるけど、成人映画館に入るのはちょっと……」という上映形態の問題から、何となく敬遠されがちなピンク映画。だがその内実は、「性」の諸相を、笑いに包んで描いたり、恋愛の要としてじっくり捉えたり、淋しい者同士の魂の交歓として生々しく活写する、懐の深い世界だ。 5月20日(土)から、ポレポレ東中野で上映される「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.1」は、そんなピンク映画の秀作群を一般映画館で見られる絶好のチャンスだ!
投稿者: INTRO編集部 日時: 2006年05月10日 06:13
ダンス・ダンス・ダンス! /Text By 膳場 岳人 先ごろ惜しくも急逝した映画女優・林由美香主演の『たまもの』で、2004年度日本映画の話題を掻っ攫った、いまおかしんじ監督の最新作。 浮気癖のある夫(吉岡睦雄)に愛想を尽かした人妻のアケミ(...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2005年07月26日 09:39
林由美香を愛するすべての人に、賜物 /Text By 膳場 岳人 堤防に一人腰掛けて、お弁当を広げた女がいる。その前に、郵便配達員のバイクがきて止まる。配達員が場を離れた時、バイクは風に煽られて転倒する。散らばった手紙や葉書を拾ってあげる女に向かって、戻ってきた局員は罵声を浴びせかける。彼...
投稿者: INTRO編集部 日時: 2005年04月30日 19:47
このブログで使われているタグ: