新作情報
ボッスン・ナップ

ボッスン・ナップ
boss'n up

2月24日(土)より
シアターN渋谷/大阪・シネヌーヴォX
同日公開決定!!

二木崇氏執筆のライナーノーツを追加しました。(07/1/29 13:05:07)

INTRODUCTION

最高にゴージャスなP.I.M.P.MOVIE日本上陸!

ボッスン・ナップ2「失ってそれの尊さに気付いたり,同時に何かに翻弄され始めたり。身勝手でもなりたい自分のある奴はその足を止めてはならないってこと(?)」(AFRA/HUMAN BEATBOX)

「この映画は見方によっては一本のミュージックビデオに見える。映像のクオリティそしてスヌープのピンプの演技、必見です!」(DJ BEAT/DJ & TrakMaker)

「Snoop Doggというキャラクターを全面的に出したHip Hop Movie。ユル~い雰囲気だけどサイコーにCool!劇中、ところどころでミュージカル風に披露されるSnoopの新曲にも注目!」(GIPPER(NORA)/ ラッパー)

「スヌープのたたずまいはまさにBossy! ブラック・カルチャーの陰部、ビックマネー、さらにピンプの衣装がドープ!」(天明屋尚/ネオ日本画家)

「純朴な青年が一人前のピンプになるまでの成長と、タブーを超えた深い愛と悲しい別れ。こんなに不道徳な世界に住んでみたい。」(鉄平/VJ・DJ)

「スヌープの映画自体がリアルスクープだっ!極上のピンプジュースをご堪能あれ!!」(YOU THE ROCK★/ラップスター)

(ABC順/敬称略)

カインの売人などで何度かの逮捕歴がある 「KING OF HIPHOP」スヌープ・ドッグがエグゼクティブ・プロデューサー、音楽、主演も務めた「ボッスン・ナップ」 が2月24日(土)シアターN渋谷にて3週間限定公開することが決定!
編に響き渡るHIPHOPと、L.Aの夜を彩る女性たち。そしてド派手なファッションに身を包んだスヌープ・ドッグが魅せるゴージャス・エンタテイメントに仕上っている。

Liner Note

稀代のラップスター=スヌープ・ドッグが誘う甘く危険なピンプの世界とは

二木 崇(D-ST.ENT.)

かに直訳すると"ヒモ"となるのだろうが、 その文化そのものが異なるため"ピンプ"と表現 するしかない"クロい男のビジネス=P.I.M.P."。

画『The Mack』('73)や 『Willie Dynamaite』('74)のお陰で、その実体がより広く知られ る様になったこの稼業は、 平たく言えば人類最古の商売とされる売春斡旋業(昔で言うポン引きの元締め)"のようなもの"である。だが、 それが現在の多くの風俗業と根本的に違う点は、「(女のコの)プライバシーには決して立ち入らない」 という大前提の有無にあるのではないだろうか。更に言えば、ピンプたるもの、己のマネー・メイカー(金ヅル) の全てを知っていなければならないのである。そんな全身全霊を賭けて"ボスに尽くす"Hoe(娼婦) をどれだけ多く配下に置いているか、つまりどれだけ多くの"アガリ"があるか。 それによってPimpのステイタスとやらも随分変わってくる。羽振りの良い、 イケてるPimpのもとには当然ながらグレードの高いHoeが集まっている、と思い込むのが男の性。『The Mack』 のゴールディーの如く、ゴージャスな毛皮のコートを身に纏い、リムジンを運転させる"いい身分"のボスは、 ストリート上りのラッパーたちの憧れの存在であり続けた。

スケットボール・プレイヤー (NBA選手)かラッパーか、ドラッグ・ディーラーかピンプか…。 アメリカの低所得者階級の黒人青年が"成り上るための手段"として挙げる主な4つの進路の中でも非合法ゆえに命懸けの商売となる後者2つは、そのうち足を洗う必要があるものだ。しかしながら、ドラッグ・ディーラー出身のラッパーこそは枚挙に遑がないが、Pimp出身のラッパーとなるとL.A.のシュガー・フリーを除けば、それほど大成した存在はいなかったりする (逆パターンは少なくないそう)。トゥー・ショートやスヌープ・ドッグといったPimpology(ピンプ哲学) をベースに己のモテっぷりを誇示している者こそは多いのだが。中でも、この実績では文句ナシのNO.1となるスーパースター=スヌープ・ドッグは最早"別格"とでも言うべき人物なのではないだろうか。何せ彼は通算6作目となる『Paid Tha Cost To Be Da Boss』('02)の中で、自身のメンターでPimp界のカリスマ、"大司祭"ことビショップ・ドン・マジック・ファンに2度も「奴こそがボス・プレイヤーだぜ!」と言わせたほどの男、なのだから。"青"がテーマ・カラーとなるGangTeam=クリップスの出身者だけに、Gangsta Rapperというイメージが強いスヌープだが、「暴力そのものをレプリゼントするのではなく"アティテュード"としてのそれを貫きたいだけ」と公言して憚らないだけに、オンナの扱いも実に手馴れたもので、ここ数作(正確には先の『Paid~』以降)ではPimpをテーマにした楽曲が良い意味で目立っていた。ラップ界のBig Pimpinはこの俺様だ! と言わんばかりに。

ヌープの映画製作会社"スヌーパデリック・フィルムズ"が贈るこの『ボッスン・ナップ』は、 そんな彼の前作にあたる7作目『R&G:The Masterpiece』にインスパイアされたオリジナル・ムービーである。全20曲の中から実に15曲が何らかの形で劇中で使用されていたり、「Fresh Pair Of Pnaties On」他2曲に至ってはミュージカル的な効果も上げている。だが、物語上の彼はあくまでもコーデー・クリストファーという役名のPimpであって、ラップするシーンこそあれどラップスター=スヌープという形では登場しない。彼の"主演作"といえばPimpファッションもキマっていた異色ホラー・ムービー『ボーンズ』('01)を想起する人も多いだろう。ホラーだろうが、コメディーだろうが、クライム・アクションだろうが、スヌープはスヌープ。彼が尊敬してやまないドールマイトの如く、何を演じようとその強烈なオーラ、濃ゆいキャラクターゆえ、ラッパーが本業のスヌープドッグを意識してしまう(『スタスキー&ハッチ』での情報屋の役もそうだった)。この作品はそんな受け手の心理を逆手に取ったような、"よくデキた"長編のプロモ・ヴィデオの様な趣きである。しかしながら数々のオマージュ・シーンを含む画作りの巧みさやスケール感は、やはり映画ならではのもの。キング・オブ・クランクことリル・ジョンがストリップクラブのオーナー役で出てきたり、先のドン・マジック・ファンが"Players Ball"のホストMCを務めたりとスヌープ・ファンがグッとくるような"言えてる"キャスティングもしっかり用意されている。 スヌープの"狙い"は明確だ。70年代のPimp Movieを自らの手でアップデイトしてみたかった、そんな至ってシンプルな動機なのだろう(劇中では『The Mack』で初めてサウンドトラックを制作したことでも知られるウィリー・ハッチの曲も使われていたりする)。「自分の売女を決して愛してはならぬ」というピンプ・ゴッドの"訓示"に「Parfect」の"Beatiful…Parfect… Flawless…Debonaire…"という呟きが重なるオープニングからしてパーフェクト。 「Pimpは文化だ!」と誰が言ったか知らないが、確かにそうだと思える不思議な説得力がここにある。

Story

ボッスン・ナップ3の見えないスーパーの店員として働くコーデ(スヌープ・ドッグ)は、冴えない仕事と店長の小言に嫌気がさしていた。早くこの貧しい生活から抜け出して、大金を掴む事を夢いていた。貧しいながらもカリスマ性があり、女性の扱い方を心得ていた彼は、スーパーの女性客に声を掛ければすぐに気に入られていた。
そんな噂を聞きつけた伝説のピンプ(売春斡旋業)、オレンジ・ジュース(ホーソン・ジェイムス)が彼の前に現れる。「お前なかなかヤルそうじゃ無いか…俺は跡継ぎになる弟子が欲しいんだ。この道を極めるなら、超一流の女を探し出すことだ。そんな女が見つかったら俺に会いに来い…」と告げる。
ある日、いつもの様にスーパーのレジで仕事をしていると、自分の運命を変える女シャルドネと出会う。その場でスーパーを辞めたコーデは、 自分の夢を叶える為、シャルドネと共にピンプとして成り上がっていく。
コーデの直感は的中し、シャルドネは着実に稼ぎを増やしていった。また彼のカリスマ性に惹かれ、次々と女が増えていった。ビジネスセンスも兼ね備えたコーデは、ギャングのルールの中で生きていくのではなく、そのルールをブチ壊して新たに自分のルールを作り上げようとしていた。他のピンプを的にまわし、トップレス・クラブと手を組み、更に組織を大きくしていったコーデのビジネスはあっという間に軌道に乗り、名声と車、そしてビッグマネーが転がり込んできた。
しかし、成功が次第にコーデを変え、他者へのリスペクトを忘れさせてしまった。オレンジ・ジュースの助言も聞かず、我が道を突き進んで行くだけだった。
成功を手に入れた事により、他のハスラーの標的にされたコーデは、本当に好きな女性との愛と、成功のどちらかを選ばなければならなくなる。コーデが下した決断と、その結末は…。
全編に響きわたるHIP HOPと、夜を彩るネオンと女性達。ド派手なファッションに身を包んだスヌープ・ドッグが魅せるゴージャス・エンターテイメント!!

C R E D I T
キャスト
Corde Christopher:Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)
Sherriff Sundy:Lil' Jon(リル・ジョン)
Corde's Ho:SUNDY CARTER(サンディ・カーター)
Dominique:CARYN WARD(キャリン・ワード)
Mint Condition:LARRY McCOY(ラリー・マッコイ)
Trina(トリーナ)
Orange Juice:HAWTHORNE JAMES(ホーソン・ジェームズ)
Chardonnay Allen:SHILLAE ANDERSON(シャレー・アンダーソン)

スタッフ
WRITER AND DIRECTOR:POOK BROWN(aka:Dylan C.Brown)(監督・脚本:プーク・ ブラウン)
PRODUCER:AMIR YAZDI/TED CHUNG/DYLAN BROWN
(製作:アミア・ヤズディ/テッド・チャン/ディラン・ブラウン)
EXECUTIVE PRODUCER:BIGG SNOOP DOGG(製作総指揮:スヌープ・ドッグ)
DIRECTOR OF PHOTOGRAPHY:MAX DA-YUNG WANG(撮影監督:マックス・ダ・ヤン・ワン)
PRODUCTION DESIGN:CARLOS OSORIO(美術監督:カルロス・オソリオ)
EDITOR:JASON RESMER(編集:ジェイソン・レスマー)
MUSIC SUPERVISOR:SNOOP DOGG(音楽スーパーバイザー:スヌープ・ドッグ)
BASED ON THE MUSIC OF 「R&G(RHYTHM&GANGSTA):THE MASTERPIECE」

ボッスン・ナップboss'n up

2005年/アメリカ/90分/DOLBY-SR/ビスタサイズ/字幕翻訳:大沢陽子
提供:ポニーキャニオン/配給:B.B.B.INC

公式HPhttp://www.bossn-up.com/

2月24日(土)より
シアターN渋谷/大阪・シネヌーヴォX
同日公開決定!!

2007/01/29/13:05 | トラックバック (0)
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