新作情報

クリーン、シェーブン

  • 思わず心を引き裂かれる。忘れられない映画体験だ。――スティーヴン・ソダーバーグ
  • 圧倒的な表現と誠実さに、完全に打ちのめされた。――ダーレン・アロノフスキー
  • あなたの精神に永遠に深い傷跡を残すだろう。――ジョン・ウォーターズ
『クリーン、シェーブン』画像 『クリーン、シェーブン』場面画像1

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2021年8月27日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

INTRODUCTION

――聞こえるか。
ノイズの彼方で彷徨う魂の混線が、25年を経てふたたび心を引き裂く

自分の頭に受信機、指には送信機が埋め込まれていると信じているピーター。彼は施設を出所した後、里子に出された娘を探すため故郷に戻る。しかし図らずも幼児殺人容疑で刑事に追われ、その世界は混迷を極めていく……。
世の中は静かであっても、常に頭の中のノイズに悩まされる男。ただ娘に会いたいだけなのに、周りは彼の行動を理解できない。狂っているのはこの男なのか。それともこの世の中なのか。主人公の行動は、ときに目を覆いたくなるほど、観る者に計り知れない痛みや切なさ、やりきれなさを与え、一生脳裏にこびりつき、忘れられない衝撃を与える。

本作は、ロッジ・ケリガン監督が93年に発表した初の長編作で、『ナイト・オン・ザ・プラネット』(91)、『デッドマン』(95)、『コーヒー&シガレッツ』(03)など、ジム・ジャームッシュ作品の常連スタッフであるジェイ・ラビノウィッツが編集を務めている。第20回テルライド映画祭でワールドプレミアの後、第11回サンダンス映画祭や第47回カンヌ国際映画祭の他、ニューヨーク近代美術館でも上映され、そのノイズにまみれた唯一無二の映像表現を、スティーヴン・ソダーバーグ、ダーレン・アロノフスキー、ジョン・ウォーターズといった錚々たる監督たちが、“忘れがたき表現性”と絶賛した。
日本では、96年の公開以降、作品全体が放つ疲労感を覚える空気、悲惨さと哀愁が話題となり、未だに語り継がれるも近年では観ることの出来ない幻の作品となっており、昨年頃から一部で再公開を希望する声も多数あげられていた注目作だ。

『クリーン、シェーブン』場面画像2 『クリーン、シェーブン』場面画像3 『クリーン、シェーブン』場面画像4 『クリーン、シェーブン』場面画像5
CREDIT
監督・製作・脚本:ロッジ・ケリガン
出演:ピーター・グリーン,ロバート・アルバート,ミーガン・オーウェン,ジェニファー・マクドナルド
撮影:テオドロ・マニアチ 編集:ジェイ・ラビノウィッツ 音楽:ハーン・ロウ
1993年|アメリカ映画|79分|カラー|1.66:1|モノラル|1996年劇場公開作品
原題:CLEAN, SHAVEN キングレコード提供 アンプラグド配給
© 1993 DSM Ⅲ Films, Inc. © 2006 Lodge Kerrigan. All Rights Reserved.

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2021年8月27日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

2021/08/20/19:14 | トラックバック (0)
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