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サンダンス映画祭 2023【審査員大賞】受賞︕
ナショナル・ボード・オブ・レビュー【インディペンデント映画トップ 10】に選出︕

SCRAPPER/スクラッパー

"閉ざした心を<解体>しながら、<闘う>人=<SCRAPPER>"
これは、大切な人を亡くした悲しみを<不器用な父娘>で
カラフルに塗り替えていく、愛おしい物語――。

『SCRAPPER/スクラッパー』画像 『SCRAPPER/スクラッパー』場面画像1

公式サイト 公式 𝕏 公式Instagram

2024年7月5日(金)新宿武蔵野館、
ヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町ほか全国公開

INTRODUCTION

母親を亡くしひとりで暮らす、12 歳の少女・ジョージー
彼女の前に突然現れた、父親を名乗る男・ジェイソン
近くて遠いふたりの不器用な共同生活がはじまる――

母との思い出が詰まった居場所を守るため、 アパートで独り暮らしをしているジョージー。生前に母からもらった大切なユニフォームをさながら戦闘着のごとく身にまとい、大人顔負けの話術と図太さで近隣住人やソーシャルワーカーの介入や詮索をかわし、 親友のアリと自転車を盗み日銭を稼ぎながたくましく生き抜いていた。
そんな彼女のもとにある日突然、父だと名乗る金髪の男ジェイソンが現れる。 母を捨てて育児から逃げた父を許せず拒絶するジョージー。信頼関係ゼロのふたりが見つけたものとは……。

本作は、カラフルなビジュアルセンスと優しくもエモーショナルな親子のドラマが評判を呼び、サンダンス映画祭 2023 ワールドシネマドラマ部門にて審査員大賞を受賞、英国アカデミー賞 2024 では『関心領域』『哀れなるものたち』『ナポレオン』と共に英国作品賞にノミネートを果たし、米アカデミー賞の前哨戦の一つであるナショナル・ボード・オブ・レビューではインディペンデント映画トップ 10 に選出された。

手掛けたのは、マイケル・ファスベンダーの制作会社 DMC フィルムズに才能を見出され、本作が長編デビューとなる 1994 年生まれの新鋭シャーロット・リーガン。10 代の頃から MV の監督を務め、これまでに 200 本以上を手掛けてきた若き逸材だ。主演のジョージー役に、リーガン監督が白羽の矢を立て抜てきしたローラ・キャンベル。本作でスクリーンデビューを果たし、たくましさと可憐さが共存した絶妙な演技で多くの映画人の心を奪い、英国インディペンデント映画賞ほか複数の俳優賞にノミネートされた。さらに、一人娘ジョージーと親子関係を構築しようとする不器用な父親ジェイソンに扮するのは、『逆転のトライアングル』『アイアンクロー』など話題作への出演が立て続くハリス・ディキンソン。次世代の英国俳優として期待を寄せられている彼が新境地をひらいている。

『フロリダ・プロジェクト/真夏の魔法』を彷彿とさせるポップな色遣い×社会福祉の脆弱性を見つめたテーマ性、『aftersun/アフターサン』『カモン カモン』にも通じる、どこか機能不全な“親子”の交流と成長を通して、どこかで欠けているけど、ぎこちなくて愛おしいふたりの姿を映し出す、オリジナリティあふれる感動作が誕生した︕

『SCRAPPER/スクラッパー』場面画像2 『SCRAPPER/スクラッパー』場面画像3
コメント(※順不同・敬称略)
  • きつい編み込みに、しかめっ面で人好きしない態度の女の子。
    12 年の溝を埋めるには手強い相手だ。
    ハリス・ディキンソン演じる若い父親の、距離の詰め方が絶妙。
    人生を覆う湿っぽさをタフに吹き飛ばす快作。――⼭内マリコ(小説家)
  • 母を失い懸命に強くあろうとする捻くれた少女と突然現れた未熟な父親との邂逅。そのぎこちなく不器用な歩み寄りに癒された。
    まるで悪友同⼠のような親子、こんな関係だってありだよね。
    ――宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優)
  • 主役ジョージーの情景の表し方がアートを見ているような工夫があり、監督であるシャーロット・リーガンの想いや個性に沢⼭引き込まれて最後まで楽しんで見れました。
    イギリスの平和な日常の中で、親子の素直になれない感情の表現に愛おしさを感じました。――SUMIRE(モデル・俳優)
  • 喪失の重みと、ポップな演出とのコントラストが、清々しかった。
    カラフルな街並みを混ぜ合わせたような、少女のグレーな心模様。
    彼女と出会う前にはもう戻れない。訳あり親子映画の、新たな名作。
    ――小川紗良(文筆家・映像作家・俳優)
  • 親になるということは⾃分という人間が何者なのかわかりきれないうちに⼰より遥かに弱く未熟な生命と共存していくということ。
    互いの弱さも強さも許しあいながら、手と手を取り合うということ。
    こんなにも当たり前のことを、役割をもうけた途端我々は見失ってしまう。
    それを見つめ直すような時間だった。――枝優花(映画監督・写真家)
  • 背伸びする少女と成長しない男。同じ⽬線だから繋がれた 2 人のわんぱくな営みが、悲しみに染まった世界の色を塗り替えていく。生きている限り喪失と決別することはできないけど、それでもまた新しい宝物は増えていくんだろう。
    ――ISO(ライター)
  • 子供の無限な空想に彩られた物語のなかで、失ってしまった最愛の母親の存在には映画の魔法がかけられていない。
    それはジョージーが心のどこかでもう母親がこの世にいない現実をきちんと理解していることを尊重しているようでもあり、そこに『SCRAPPER/スクラッパー』という作品の美質があるといえるかもしれない。
    ――児玉美月(映画文筆家)
  • 色彩に満ちたスクリーンのなか、大人と子供の狭間にいるようなふたり。その横顔はいつもどこか儚く、強い瞳の奥には優しさと揺らぎが映る。その姿はあまりに美しく、親子そのものでした。
    きっと彼らは最高のパートナーとして、生きていくのでしょう。
    ――小川未祐(俳優)
『SCRAPPER/スクラッパー』場面画像4 『SCRAPPER/スクラッパー』場面画像5
CREDIT
監督・脚本:シャーロット・リーガン
出演:ローラ・キャンベル,ハリス・ディキンソン
2023年/イギリス/英語/84分/スコープ/5.1ch/PG12/原題:SCRAPPER/日本語字幕:北村広子
提供:キングレコード/配給:ブロードメディア/配給協力:フリック
© Scrapper Films Limited, British Broadcasting Corporation and the The British Film Institute 2022

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2024年7月5日(金)新宿武蔵野館、
ヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町ほか全国公開

2024/06/20/18:05 | トラックバック (0)
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