南木 顕生/PROFILE
1964年、大阪府生まれ。シナリオライター 日本シナリオ作家協会所属
映画会社勤務を経て94年『熱帯低気圧同盟』で城戸賞準入選佳作入賞。
翌95年『狩人たちの触覚』(監督・佐藤寿保)で脚本デビュー。
映画化作品『渇きの街』(97 榎戸耕史)『たまあそび』(大木裕之 98)『歌舞伎町案内人』(張加貝 02) ほかビデオ・テレビ作品多数。
映画検定一級保持者。
好きな映画: | 『ナッシュビル』『オール・ザット・ジャズ』『ライアンの娘』『シークレット・サンシャイン』『野獣の青春』『県警対組織暴力』『激動の昭和史 沖縄決戦』『飢餓海峡』など |
好きな監督: | ロバート・アルトマン、イングマール・ベルイマン、岡本喜八、大島渚、田中登…etc |
好きな俳優: | 多すぎて書けません。 |
ダウト-あるカトリック学校で-
「神様」と「悪意」と「寓話」 / 「月の輝く夜に」で知られるジョン・パトリック・シャンリーがピュリツァー賞を受賞した自作戯曲を自ら脚色して演出もしてるわけだけど、中盤までは舞台臭さは微塵もなく、省略を効かせた比較的短いエピソードでつないでゆくといった、映画の呼吸を心得た脚色に感心した。ストーリーは極めてシンプルだ。厳格な... 続きを読む
2009/04/15/19:32 | トラックバック (0)
SRサイタマノラッパー
『ラッパー慕情inサイタマ』 / 80年代に山川直人の「SO-WHAT」という田舎のバンド少年を描いた隠れた名作があるのだけどソレを越えたと思った。出てくるキャラクターがいずれもおよそ俳優とは程遠い顔なのが素晴らしい。深谷市ならぬ「福谷市」という架空の埼玉の町が舞台。主人公は仲間たち六人と『SHO-GUN』というラップグル... 続きを読む
2009/03/22/19:53 | トラックバック (0)
遭難フリーター/南木評
『それでも「どっこい生きてる」』 / チャリで寮と工場を往復する毎日。時給1260円、ボーナスもないし昇給もない。プリンタのインクにキャップをつけるだけの「ちょっと賢いオラウータンでもできる」単純作業。何人かの幼馴染と会う。希望のレコード会社に就職した友人は上へ上へと自らの目標を高く設定している。一方、地元の工場に正社員として働いてる別の友人は現状に... 続きを読む
2009/02/27/05:13 | トラックバック (0)