ピンチクリフ・グランプリ
公式HP http://www.pinchcliffe.com
ジオラマの世界で繰り広げられる、迫力のレース・シーンは痛快・爽快!
ひとのやさしさに心ほっこり……。
伝説のノルウェーアニメ、ここに復活!
文部科学省 特選
1977年 モスクワ国際映画祭グランプリ(児童映画部門)、
最優秀アニメ映画賞 ダブル受賞
親子の絆を深める"ノッポさん"トークショー開催!
■日時:2/18(日) 11:00の回上映終了後
※11:00の回をご鑑賞のお客さまのみ参加可能
■ゲスト:高見のっぽさん(作家、俳優)
http://www.nopposan.jp/index.html
■会場:シアターN渋谷(旧ユーロスペース)
http://www.theater-n.com/
「パパ・クォーター割引」導入決定!!
ノルウェーの福祉制度"パパ・クォーター制度"に倣って、
パパが小学生以下の子どもと一緒に来場した場合に限り、
今ならパパも1,000円で鑑賞できる!
パパ・クォーター制度とは
男性も育児休暇を取りやすくするため、スウェーデンでは子どもが8歳になるまで両親にそれぞれ240日ずつの、またノルウェーでは子どもが1歳になるまで父親専用で4週間の、育児休暇を設ける制度。
日本でも、民主党や公明党が政策推進を掲げている。
2月3日(土)、シアターN渋谷、WMC板橋ほか全国順次公開
ジオラマの世界で繰り広げられる、
迫力のレース・シーン、そして、温かなひとのやさしさ
1975年、ノルウェーアニメ史、否、ノルウェー映画史を大きく変えた作品がある。それが
『ピンチクリフ・グランプリ』だ。本作は、公開から30年の時を超えても尚、ノルウェー映画史上、
観客動員数No.1の記録を保持している。当時劇場には、真の意味で老若男女が足を運んだ。その数、
当時の国内人口の2/3にも相当するというから驚きだ。そして、93年にはチケットの累計売枚数が総人口を上回り、
500万枚突破という驚異的な数字を叩き出した!(ノルウェー人口:約460万人/現在)。
そのブームは国内にとどまらず、北欧での爆発的大ヒットに続いてヨーロッパ各地に飛び火し、一大ムーブメントを巻き起こす。
世紀を超えてもその人気は廃れることなく、世代ごとに受け継がれている。05年に発売されたリマスター版DVD
BOXの販売数が50万枚を超え、一家に一枚『ピンチクリフ・グランプリ』が置かれていることからも伺えるように、
国内で最も愛される作品として、その地位を不動のものとしているのである。
製作年数5年、家具職人の粋な技
主人公の家に置かれた家具調度類、車作りの際に使うネジやボルト、
そしてサーキットの客席でレースを見守る数多の人々――ジャズバンドが演奏するシーンは、
全ての楽器に対して演奏者の指の動きが正確に反映されている!――。 本作には、
人形アニメとは到底思えない細やかさが至るところにあるのだ。
このような精緻に富んだ作品を生み出したのは、一介の家具職人だったイヴォ・カプリノ。5年もの歳月を注ぎ込んだ本作は、
職人ならではの粋な技が随所に垣間見え、ディテイルへのあまりの凝りように、誰もが思わず息を呑むことだろう。
彼は従来の人形アニメの手法であるコマ撮りのみならず、
独学で発案した"遠隔操作による人形のコントロール"というユニークな方法を用いることで、他の人形アニメと一線を画した。
その遠隔操作はノルウェー本国において特許を取得している。
結果、『ピンチクリフ・グランプリ』が織り成す、まるでジオラマのような緻密なその世界は、
臨場感たっぷりのサーキットへ私たちを導いてくれる。
弾丸スピードのスーパーカー、"イル・テンポ・ギガンテ号"
ノルウェーより再上陸!
ここは丘の上の小さな村、ピンチクリフ。村外れにそび聳える切り立った崖の上に、 気のいい自転車修理工のレオドル・フェルゲンが、ふたりの助手―楽天的なあひるのソランと臆病なハリネズミのルドビグ― と共に暮らしていた。レオドルは自転車修理工というよりむし寧ろ発明家だ。家の中は、 エンジン付きでペダル操作のヒゲ剃りとイチゴ摘みの合体マシンや自動水汲み機、 製材機などなど沢山の発明品が所狭しと並べられている。今日も特許を取得済の……伸縮……自在定規で仕事にかかる。
それはある朝のこと、ソランが新聞を手にレオドルに駆け寄った。一面には、近く開催されるグランプリ・レースに、 ルドルフという男がスーパーカー"ブーメラン・ラピド号"で出場するという記事が載っている。実はこのルドルフ、 かつてのレオドルの助手で、彼のスーパーカーの内部にはレオドルの発明の賜物がぎっしりと詰まっている。そう、 ルドルフはレオドルの作った設計図を盗んで逃げていたのだ。新しいスーパーカーを作って、ルドルフに挑戦したい! 意気込む3人だったが、"資金不足"という大きな壁にぶち当たる。敢え無く車作りを断念したその日、 レオドルの背中は本当に寂しそうだった…。
スポンサーがいればいいんだ! 思い立ったソランは、持ち前の軽いフットワークでアラジン石油のフィファザン会長を見つける。 フィファザンの目がレオドルの車に留まるよう画策し、遂にふたりは出会うことに。ここから"イル・テンポ・ ギガンテ号"づくりが始まった。
小屋に引きこもること1年間、七転八倒の末に完成した"イル・テンポ・ギガンテ号"を携えて、彼らは念願のグランプリ・ レースに出場、ルドルフに挑む! レース当日、いよいよ戦いの火蓋は切って落とされた! 最新装備のスーパーカーがズラリと並ぶ中、 果たして彼らは勝利をつか攫み取ることができるのか……!?
監督・編集・アニメーション:イヴォ・カプリノ (ノルウェーのアニメ王)
脚本:ヒェル・アウクルスト、レモ・カプリノ、ヒェル・シーヴェンシェン、イヴォ・カプリノ
撮影:チャールズ・パティ、イヴォ・カプリノ
セット・モデル&テクニカル効果:ビヤルネ・サンデモース
音楽:ベント・ファブリーシウス・ビャレ
*幻の日本語吹替え版 完全復刻!!
78年、日本公開時の吹替え版音源を完全復刻!!
デジタルリマスター版の映像に乗せてお届けします。
(2/10(土)より、連日11:00、13:00の回、
毎週日・火・木曜日の19:00回)
声の出演
八奈見乗児 「ヤッターマン」ボヤッキー
野沢雅子 「DRAGON BALLシリーズ」孫悟空
滝口順平 「ぶ・ら・り途中下車の旅」ナレーター ほか
邦題:『ピンチクリフ・グランプリ』 / 原題:「THE FLAKLYPA GRAND PRIX」
1975年/ノルウェー/90分/カラー/スタンダード/ドルビーSRD
(日本初公開 1978年7月 松竹=富士配給)
※1977年モスクワ国際映画祭グランプリ(児童映画部門)&最優秀アニメ映画賞、ダブル受賞作品
提供:メディア・スーツ+キングレコード
後援:ノルウェー王国大使館、スカンジナビア政府観光局
協力:日本レースプロモーション、スナップオン・ツールズ
c1977 Caprino Filmcenter A/S. All Rights Reservered.
公式HPhttp://www.pinchcliffe.com
2月3日(土)、シアターN渋谷、 WMC板橋ほか全国順次公開
主なキャスト / スタッフ
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