第62回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門出品作品
第60回ベルリン国際映画祭ジェネレーション14plus 長編部門出品作品
名前のない少年、脚のない少女
http://www.uplink.co.jp/namaenonai/2011年3月上旬より渋谷イメージ・フォーラムほか、
全国順次公開決定!
十代の少年少女の「喪失と共に生きる」日々
インターネットにのめり込む思春期の少年を主人公に、10代特有の不安や哀しみ、反抗心や孤独を鮮やかに写し撮った本作は、短編映画で数々の賞を受賞したエズミール・フィーリョ監督の長編デビュー作。南ブラジルのドイツ系移民の町を舞台に、誰もが体験したことのある思春期の不確かさを鮮やかに描きながら、劇中の登場人物が実在し、その人物が更新し続ける写真や映像をインターネットで見ることができるという面白い手法を用いている。
「これは喪失と共に生きることを描いた映画だ」と監督が明言している通り、十代に特有の語られざる思いと困惑に満ちた本作は、インターネットを通じなければ世界と繋がれないと考えている、隔絶された町に住む思春期の少年の物語である。
南ブラジルの小さな町に母親と二人で暮らす16歳の少年。彼の夢はボブ・ディランのコンサートへ行くこと。学校にも家庭にも居場所を見つけられない少年は、現実から逃避するようにミスター・タンブリンマンというハンドルネームで日夜インターネットに耽溺している。ある日、彼はネット上で奇妙な動画と写真を見つける。そのどちらにも同じ神秘的な女性が写っていた……。
監督:エズミール・フィーリョ
ブラジル、サンパウロ生まれ。2004年、FAAP 映画学校を卒業。以後、短編映画の監督として輝かしいキャリアを築く。短編『Alguma Coisa Assim(Something Like That)』は2006年カンヌ国際映画祭批評家週間で最優秀脚本賞を受賞。ビデオ作品『Tapa na Pantera (Slap the Panther)』はブラジルのYouTubeでこれまでに最も多く(一千万回以上)見られた作品と言われる。彼の最新の短編『Saliva (Saliva)』は2007年のカンヌ映画祭批評家週間に選出され、シッチェス・カタロニア国際映画祭で短編作品グランプリを受賞。この『名前のない少年、脚のない少女』は彼にとって最初の長編作品となる。
監督:エズミール・フィーリョ
プロデューサー:サラ・シルヴェイラ/マリア・イオネスク 脚本:エズミール・フィーリョ/イスマエル・ カネッペレ
出演:エンリケ・ラレー / イズマエル・カネッペレ / トゥアネ・ エジェルス / サムエル・ヘジナット / アウレア・バチスタ 他
101分 / ブラジル・フランス / ポルトガル語・ドイツ語 / 2009年
http://www.uplink.co.jp/namaenonai/
2011年3月上旬より渋谷イメージ・フォーラムほか、
全国順次公開決定!
主なキャスト / スタッフ
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