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渋谷インド映画祭

公式サイト 公式twitter

2023年2月3日(金)~2月16日(木)、
ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催!

INTRODUCTION

『渋谷インド映画祭』ポスター画像 『バンバン!』ポスター画像 『バンバン!』 100年を超える歴史に加え、10を超える言語別映画界があるインドでは、1年あたりの長編劇映画製作本数が2010年代の10年間を通して1200本台から2400本台へと倍増する勢いで発展し続けている。
そんなインド映画だが、日本でのインド映画の本格的な公開は約70年前の1954年に始まり、今日に至るまでの一般劇場公開作は130本ほどに留まっている。今回開催される「渋谷インド映画祭」では、配給会社スペースボックスが過去に劇場公開した6本の名作に加え、最新のタミル語作品6本を英語字幕で上映するという試みを行う。インド映画の最新作をいち早く鑑賞したい人はこの機会をお見逃しなく!

また、2023年2月10日(金)からは、トム・クルーズ&キャメロン・ディアスのコンビで大ヒットを記録した『ナイト&デイ』を、インドを代表するイケメン&美女で正式リメイクした映画『バンバン! 公式サイト』が、新宿ピカデリーほか全国で公開される。こちらもぜひ注目していただきたい。

上映作品紹介

アンコール上映作品

『プレーム兄貴、王になる』(原題:Prem Ratan Dhan Payo)
『プレーム兄貴、王になる』画像監督:スーラジ・バルジャーティヤ
出演:サルマン・カーン、ソーナム・カプール、ニール・ニティン・ムケーシュほか
ジャンル:ロマンス、コメディ/2015年/ヒンディー語/164分/G/字幕:日本語 ©Rajshri Productions ©Fox Star Studios

これぞ王道インド映画!歌って!踊って!気分スッキリ!
大衆演劇の役者プレーム(サルマン・カーン)の願いは、以前遠くから見たことのある憧れのマイティリー王女(ソーナム・カプール)にもう一度出会うこと。王女が、婚約者であるプリータムプル王国の王太子ヴィジャイ(サルマン・カーン:2役)の即位式に臨席するというので彼はプリータムプルに向かうが、その途中で王室職員に王太子の替え玉としてスカウトされる。偶然にもプレームと瓜二つの王太子は、襲撃されて意識不明となり、王宮内の隠し部屋で密かに治療を受けていたのだ。即位式に向け偽の王太子に仕立てあげられるプレームが巻き起こす珍騒動。サルマン・カーン主演のハートウォーミング・マサラムービー。

『グレート・インディアン・キッチン』(原題:The Great Indian Kitchen)
『グレート・インディアン・キッチン』画像監督:ジヨー・ベービ
出演:ニミシャ・サジャヤン、スラージ・ヴェニャーラムードほか
ジャンル:ドラマ/2021年/マラヤーラム語/100分/G/字幕:日本語 ©Mankind Cinemas, ©Symmetry Cinemas ©Cinema Cooks

グルメ映画のように始まり、家族制度の暗部に切り込んで行くドラマ
お見合いで結婚した高位カーストの男女。夫(スラージ・ヴェニャーラムード)は由緒ある家柄の出で、伝統的な邸宅に暮らす。中東育ちでモダンな生活様式に馴染んだ妻(ニミシャ・サジャヤン)は、夫とその両親が同居する婚家に入るが、台所と寝室で男たちに奉仕するだけの生活に疑問を持つ。教育を受けた若い女性が、家父長制とミソジニー(女性嫌悪)に直面して味わうフラストレーションをドキュメンタリー的タッチで描く。同時に、2018〜19年に最高潮だった「シャバリマラ寺院への女性参拝問題」※もサブテーマとして現れ、伝統的ヒンドゥー社会の「穢れ」観にもメスが入る。多くの議論が巻き起こった話題作。
シャバリマラ・アイヤッパン寺院は、ヒンドゥー以外のあらゆる他宗教の信徒にも門戸を開く一方、女性(初潮から閉経までの、子供を産める状態にある女性。便宜的に10~50歳と表現される)の参拝者の入構を禁じるという習わしで議論の的となってきた。

『囚人ディリ』画像『囚人ディリ』(原題:Kaithi)
監督:ローケーシュ・カナガラージ
出演:カールティ、ナレーン、アルジュン・ダースほか
ジャンル:アクション・スリラー/2019年/タミル語/145分/PG12/字幕:日本語 ©Dream Warrior Pictures ©Vivekananda Pictures

迫りくる圧倒的な敵を前に、頼れるのは一人の囚人だけだった
郊外にある警察のゲストハウスで開かれていた署長の退任パーティーで、警官たちが次々に意識を失う。警察は麻薬ギャングから大量の薬物を押収したばかり。ギャングの内通者が報復で飲み物にクスリを盛っていたのだ。昏睡状態にある数十名の警官の命を救うため、80キロ先の市街地の病院に移送する大型車を運転できるのは、10年の服役を終え出所したばかりで、偶然その場にいたディリ(カールティ)しかいなかった。だが、しぶしぶハンドルを握った彼の行く手には、ギャングたちからの襲撃が待っていた。ほぼ全編が夜間シーンで、歌も踊りもないストイックな作りでありながら、アドレナリン大放出の痛快アクション。

『スーパー30 アーナンド先生の教室』(原題:Super 30)
『スーパー30 アーナンド先生の教室』画像監督:ヴィカース・バハル
出演:リティク・ローシャン、ムルナール・タークル、パンカジ・トリパーティーほか
ジャンル:ドラマ/2019年/ヒンディー語/154分/G/字幕:日本語 ©Nadiadwala Grandson Entertainment ©HRX Films ©Phantom Films ©Reliance Entertainment

貧しくても最高学府を目指せ! 世界を変える情熱を描く奇跡の実話
天才的な数学の才能を持ちながら、貧困ゆえにケンブリッジ大への留学を諦めざるを得なかったアーナンド(リティク・ローシャン)。その後予備校に雇われて看板教師となり、成功して豊かになったが満たされない。そんな中でのある日、貧しさゆえに路上で勉強する一人の若者との出会いが、アーナンドの心に火をつけた。予備校を辞めた彼は、極貧の秀才たち30人を集め、無償で住まいと食事と教育を与え、難関IIT(インド工科大学)に送り出す事業を始める。資金繰りに苦しみ、既存の教育ビジネス関係者から様々な妨害を受けながらも、型破りな教育で生徒たちに自信を持たせていく。実話に基づく感動ストーリー。

『人生は二度とない』(原題:Zindagi Na Milegi Dobara)
『人生は二度とない』画像監督:ゾーヤー・アクタル
出演:リティク・ローシャン、アバイ・デーオール、ファルハーン・アクタル、カトリーナ・カイフほか
ジャンル:ドラマ/2011年/ヒンディー語/155分/G/字幕:日本語 ©ErosWorldwide ©Excel Entertainment

風が流れるように自由に生きろ! 究極の癒し系ロードムービー
大富豪の娘との結婚を目前にしたカビール(アバイ・デーオール)、金融ブローカーとして飽くことなく利潤を求めるアルジュン(リティク・ローシャン)、皮肉屋のコピーライター・イムラーン(ファルハーン・アクタル)の学生時代の仲良し3人組は、カビールの独身さよなら旅行として3週間のスペイン縦断の旅に出る。3人は仕事で成功を収め何不自由なく生きているが、それぞれが悩みや葛藤を抱えていた。しかし、道中での人々との出会いや冒険が、彼らに人生の真の意味を問いかけ、やがて本当に大切なものを見出していく。のちに『ガリーボーイ』を撮ったゾーヤー・アクタル監督がスペインで撮影したロードムービー。

『マスター 先生が来る!』(原題:Master)
『マスター 先生が来る!』画像監督:ローケーシュ・カナガラージ
出演:ヴィジャイ、ヴィジャイ・セードゥパティ、マーラヴィカ・モーハナン、アルジュン・ダースほか
ジャンル:ドラマ/2021年/タミル語/179分/PG12/字幕:日本語 ©X.B. Film Creators ©Seven Screen Studio ©B4U Motion Pictures

荒廃した少年院で子供たちの更生のため立ち上がる激アツ教師
名門大学で心理学を教えるJD(ヴィジャイ)はアル中気味の名物教授。彼が実施を強く主張した学生会長選挙で暴動が起きたため、責任をとり休職し、地方の少年院に赴く。そこではギャングのバワーニ(ヴィジャイ・セードゥパティ)の支配の下、少年たちが薬物漬けにされて犯罪行為に従事させられていた。バワーニは、運送業という表向きの商売の裏であらゆる犯罪に手を染め、敵を粛清し、支配を固めるため政治家になろうとしていた。JDはアルコールを断ち、バワーニの支配を終わらせ少年たちを更生させようと立ち上がる。『囚人ディリ』のローケーシュ・カナガラージ監督によるマルチスター・ノワール作品。

英語字幕上映作品

『Valimai』画像『Valimai(パワー)』
監督:H・ヴィノード
出演:アジット・クマール、 フマー・クレーシー、カールティケーヤ・グンマコンダほか
ジャンル:アクション・スリラー/2022年/タミル語/177分/PG12相当/字幕:英語/原語題:வலிமை ©Bayview Projects ©Zee Studios

人気俳優アジット・クマール自らが演じるバイクアクションの迫力
チェンナイの街をバイクで暴走して荒らしまわる謎のギャング集団「悪魔の奴隷」。路上強盗から違法薬物の流通まで行う彼らの検挙を命じられたのは、マドゥライから転任してきたアルジュン・クマール警部(アジット・クマール)。彼は自身の家庭内に問題を抱えながらも、職務をキッチリとこなす辣腕だった。犯罪に使われるバイクの売買が行われるダーク・ウェブから証拠をたぐり、実行犯を逮捕するが、そこで驚愕の事実に直面する。自身がバイクレーサーだったアジット・クマールが繰り広げるモトクロス空中戦、公道での囚人護送車を使った攻防戦、火花の散る幻想的なアジトでの肉弾戦など、アクションの洪水が見どころ。

『Kaathuvaakula Rendu Kaadhal(2つの愛が進行中)』
『Kaathuvaakula Rendu Kaadhal 』画像監督:ヴィグネーシュ・シヴァン
出演:ヴィジャイ・セードゥパティ、ナヤンターラ、サマンタほか
ジャンル:ロマンス/2022年/タミル語/157分/PG12相当/字幕:英語/原語題:காத்துவாக்குல ரெண்டு காதல் ©Rowdy Pictures ©Seven Screen Studio

豪華キャストによる摩訶不思議な三角関係ロマンス&コメディ
TVの実話番組に出演したカンマニ(ナヤンターラ)とカティージャ(サマンタ)。2人はランボーという名の男(ヴィジャイ・セードゥパティ)と恋愛関係にあると主張する。彼は昼はタクシー運転手、夜はクラブの用心棒をしている。カンマニは昼に、カティージャは夜に、ランボーと出会い、それぞれ自分から彼に結婚を申し込んだのだ。どちらへの愛も偽りではないと言う彼は、解離性同一症なのか、詐欺師なのか。『俺だって極道さ』のヴィグネーシュ・シヴァン監督、ヴィジャイ・セードゥパティ、ナヤンターラというヒット作トリオに、『マッキー』のサマンタも加わった、豪華キャストのシュールなロマンス。

『Don』画像『Don(ドン)』
監督:シビ・チャクラヴァルティ
出演:シヴァカールティケーヤン、S・J・スーリヤー、サムドラカニほか
ジャンル:ドラマ/2022年/タミル語/163分/G相当/字幕:英語/原語題:டான் ©Lyca Productions ©Sivakarthikeyan Productions

はちゃめちゃ学園生活の裏に秘められた父子の葛藤のドラマ
チャクラヴァルティ(シヴァカールティケーヤン)は、勉強がそれほど好きではなく、また自分が本当は何をしたいのかも分かっていない、ありふれた若者。専制的な父ガネーサン(サムドラカニ)は、彼が土木技師になることを望み、有無を言わせず工科大学に進ませる。大学に入学した彼は、常軌を逸して規律にうるさい有力教授(S・J・スーリヤー)をやり込め、学生たちの間で「ドン」呼ばれる番長の地位に就く。しかしとある出来事から彼は人生の目標を見出して歩み出す。シヴァカールティケーヤンが得意とするトリックスター的キャラクターによる学園コメディーに、父と息子のエモーショナルな物語が絡む。

『Cobra』画像『Cobra(コブラ)』
監督:R・アジャイ・ニャーナムットゥ
出演:ヴィクラム、シュリーニディ・シェッティ、イルファーン・パターンほか
ジャンル:アクション・スリラー/2022年/タミル語/162分/PG12相当/字幕:英語/原語題:கோப்ரா ©Seven Screen Studio

世界を股にかける凄腕殺し屋の心の闇と封印された過去
青年実業家のリシ(ローシャン・マーチュ)は事業の邪魔になる者を容赦なく殺害し続けていた。彼と関わった国内外の要人が次々と暗殺されるが、犯人は捕捉されない。インターポールの捜査官アスラン(イルファーン・パターン)は手掛かりを求めてインドにやってくる。暗殺の実行犯は、チェンナイに住むマディ(ヴィクラム)。幼年時代に様々なトラウマを経験した彼は、誰にも心を許さない孤独な男。次のターゲットが明らかになり、犯行を防ごうとするアスランと出し抜こうとするマディとの闘いが始まる。『まばたかない瞳 バンガロール連続殺人』のアジャイ・ニャーナムットゥ監督によるサイコロジカル・スリラー。

『Sardar』画像『Sardar(指揮官)』
監督:P・S・ミトラン
出演:カールティ、ラーシー・カンナー、チャンキー・パーンデーほか
ジャンル:アクション・スリラー/2022年/タミル語/164分/PG12相当/字幕:英語/原語題:​​சர்தார் ©Prince Pictures

ライフラインの飲料水を支配する多国籍企業の陰謀を阻止せよ!
有能な警官ヴィジャイ・プラカーシュ(カールティ)は、幼少時に諜報部員の父が行方不明となり、他の家族も失うというトラウマを経験していた。ある時、首相直轄の情報機関RAW(情報収集・分析局)関連の重要文書が盗まれ、ヴィジャイは捜査を任される。その過程で浮かび上がったのは、市民のライフラインである飲料水を支配しようとする多国籍企業の陰謀。同じころ、バングラデシュのチッタゴンの拘置所から、長年服役していた男が脱獄する。それは「サルダール」のコードネームで活躍していた父(カールティ:2役)だった。『囚人ディリ』の主演で人気のカールティが、父と子の1人2役をこなすアクション・スリラー。

『Vendhu Thanindhathu Kaadu Part 1: The Kindling
『Vendhu Thanindhathu Kaadu Part 1: The Kindling』画像(焼け焦げた森/第1章:発火)

監督:ガウタム・メーナン
出演:シランバラサン、シッディ・イドナーニ、ニーラジ・マーダヴほか
ジャンル:ドラマ/2022年/タミル語/171分/PG12相当/字幕:英語/原語題:வெந்து தணிந்தது காடு (பார்ட் 01 - தி கிண்ட்லிங்) ©Vels Film International

底辺からギャングの頭目に這い上がっていく男の一代記
タミルナードゥ州南部の農村生まれのムットゥヴィーラン(シランバラサン)は西インドの大都市ムンバイに送り出され、タミル人の経営する南インド食堂で働き始めるが、食堂は犯罪結社の表向きの顔で、水面下では同様の組織との間で絶えざる抗争が続いていた。冴えない下働きのムットゥヴィーランも、自らの意思に反してその抗争に巻き込まれ、ついに人を殺してしまう。アンダーワールドに転じた彼は瞬く間に頭角を現していくが、不可避の殺人の連鎖の中で、彼と愛する女性パーヴァイ(シッディ・イドナーニ)にも危険が迫る。タミル・ニューウェーブのリアリズム手法によって語られる鮮烈なギャング・サーガ。

公式サイト 公式twitter

2023年2月3日(金)~2月16日(木)、
ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催!

2023/01/21/18:19 | トラックバック (0)
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