インド映画の特集上映
「インディアンムービーウィーク2022 パート2」
2022年12月23日(金)より東京・キネカ大森にて開催!
「インディアンムービーウィーク(IMW)」は、インド映画に特化した映画配給会社SPACEBOXがセレクトした作品を、日本語字幕付きで上映している人気の特集企画。今年 6 月開催の「パート 1 」、9 月のアンコール作品中心の「リターンズ」に続き、3 回目の開催となる今回は、日本初上映の 2 作品、インディアンムービーウィーク初上映 3 作品、アンコール上映 7 作品の計 12 作品が上映される。
気になる上映作品は、ヒンディー語作品 3 本、タミル語作品 2 本を初上映。スポーツをテーマにしながら対照的な『ボクサーの愛』と『私の夢、父の夢』、男女のポジション逆転のラブコメ『キ&カ 彼女と彼』、荒くれ男の純情を描く『兄貴の嫁取物語』、マルチスター・アクション『ディシューム』。さらに、『マスター 先生が来る!』の一般公開で注目のヴィジャイとヴィジャイ・セードゥパティの出演作など、アンコール上映作 7 本も見逃せない。
また、2023年2月10日(金)からは、トム・クルーズ&キャメロン・ディアスのコンビで大ヒットを記録した『ナイト&デイ』を、インドを代表するイケメン&美女で正式リメイクした映画『バンバン! 公式サイト』が、新宿ピカデリーほか全国で公開される。こちらもぜひ注目していただきたい。
『兄貴の嫁取物語』(原題:Veeram)※日本初上映
監督:シヴァ
出演:アジット・クマール、タマンナー、サンダーナム、ナーサル、アトゥル・クルカルニー、プラディープ・ラーワト
音楽:デーヴィ・シュリー・プラサード
2014年/タミル語/160分/ 映倫申請中(暴力シーンあり、PG12相当)/コメディ/アクション
原語タイトル:வர ©Vijaya Productions Pvt. Ltd.
カタブツ兄貴の婚活大作戦 マドゥライ地方の村に暮らす暴れ者の5人兄弟。長兄のビナーヤガは腕っぷしが強く、村人たちからも尊敬されていたが、異性関係では超硬派で、女性との付き合いは全くなかった。それぞれの恋人とゴールインしたいのに長兄に言い出せない4人の弟たちは、策略を巡らし、村にやってきた美術修復家の女性コーペルンデビとビナーヤガとの間に恋を芽ばえさせようとする。しかし彼女の一家は全員が徹底した非暴力主義者だった。「タラ(お頭)」の冠タイトルをつけて呼ばれるアクションスター、アジット・クマール主演のアクションコメディ。
『私の夢、父の夢』(原題:Kanaa)※日本初上映
監督:アルンラージャー・カーマラージ
出演:アイシュワリヤー・ラージェーシュ、シヴァカールティケーヤン、サティヤラージ
音楽:ディブ・ニナーン・トーマス
2018年/タミル語/145分/映倫申請中(G相当)/ドラマ/スポーツ
原語タイトル:கனா SK Productions
農村から世界を目指すスポーツウーマン ルール地方の農村に育ったカウシは、父の影響で少女時代からクリケットが大好きで、男子に交じって草クリケットをプレーし、豪速球の投手として一目置かれていた。しかし、成長した彼女を受け入れるチームは地元にはなく、インドのナショナルチーム入りを目指すことになる。全国から集まった選手たちの中で揉まれるカウシとそれを見守る家族や地元の人々の奮闘を描き、同時に農民が直面する困難な状況にもスポットライトをあてる。人気俳優シヴァカールティケーヤンが、タミル語映画界で注目される俳優アイシュワリヤー・ラージェーシュを主演に製作したスポーツドラマ。
『キ&カ 彼女と彼』(原題:Ki & Ka)※IMW初上映
監督:R ・バールキ
出演:カリーナ・カプール、アルジュン・カプール/ジャヤー・バッチャン、アミターブ・バッチャン(特別出演)
音楽:イライヤラージャー、ヨー・ヨー・ハニーシン、ミート・ブロス
2016年/ヒンディー語/126分/ 映倫申請中(G相当)/ロマンス
原語タイトル:कȧ एंड का ©Eros Worldwide ©Hope Productions
男女の役割分担を問い直すロマンス キャリアウーマンのキアと、大富豪の御曹司ながら母のような専業主婦になりたいと願うカビールが結婚する。カビールは主夫として完璧に家事をこなし家庭を築く。ビジネスで成功したキアを支える存在としてカビールに注目が集まり、彼の進歩的な夫婦観が賞讃されるが、キアはそれに嫉妬を覚えるようになる。R・バールキ監督(パッドマン 5億人の女性を救った男)が撮った、新感覚のロマンチック・コメディ。
『ディシューム』(原題:Dishoom)※IMW初上映
監督:ローヒト・ダワン
出演:ジョン・エイブラハム、ヴァルン・ダワン、ジャクリーン・フェルナンデス
音楽:プリータム
2016年/ヒンディー語/124分/映倫申請中(G相当)/コメディ/アクション
原語タイトル:Ǒढशूम ©Eros Worldwide ©H Films ©Nadiadwala Grandson Entertainment
マサラ強めのポリスアクション クリケット国際大会での決勝戦を前に、インド代表チームの最強打者が誘拐された。試合開始前に選手を取り戻すため、外務大臣の指示により警察の特殊部隊員からなる救出チームが秘密裏に結成される。優秀な警察官カビールの配下となったのは新人ジュナイド。凸凹コンビは与えられた任務を完遂できるのか。人気アクション俳優、ジョン・エイブラハムとヴァルン・ダワンが競演のバディ・ムービー。
『ボクサーの愛』(原題:Mukkabaaz)※IMW初上映
監督:アヌラーグ・カシャップ
出演:ヴィニート・クマール・シン、ゾーヤー・フセイン、ジミー・シェールギル、ラヴィ・キシャン
2017年/ヒンディー語/155分/ 映倫申請中(暴力シーンあり、PG12相当)/スポーツ/ロマンス/ドラマ
原語タイトル:मुÈकाबाज़ ©Eros Worldwide ©Colour Yellow Productions ©Phantom Films
リアルに描かれる愛と格闘技のドラマ ボクサーを目指すシュラワンは、所属ジムのオーナーであるバガワーンの姪スナイナーに惚れている。しかしバガワーンはそれを認めずスナイナーを政略結婚させようと考え、さらに自分に逆らったシュラワンを試合から締め出す。諦めないシュラワンは、信頼できるコーチを得て別の地区からエントリーして大会を目指す。鬼才アヌラーグ・カシャップ監督による、ロマンスやカースト問題が折り込まれたスポーツドラマ。
アンコール上映作品
『至高の奉仕』(原題: Aramm)
監督:ゴーピ・ナイナール
出演:ナヤンターラ、ラーマチャンドラ・ドゥライラージ、スヌ・ラクシュミ、キッティ
音楽:ジブラーン
2017年/タミル語/120分/G/ドラマ
原語タイトル:அற ©KJR Studios
官僚の責務を追求する女主人公 タミルナードゥ州北端の僻地の村。その村に住む被差別階級の人々は慢性的な水不足に悩まされていた。乾ききった大地には井戸掘削を試みて成果が得られず放置された掘削孔がところどころに残る。ある日、4歳の女児ダンシカがそうした穴の一つに誤って落ちてしまう。子供の胴体程度の直径しかない穴の11メートルの深さに落ちた彼女の救助は難航する。子供の両親の悲嘆、政治家による妨害、マスコミの狂奔、群衆の騒擾の中で、陣頭指揮に立つ若い女性の行政長官の奮闘と苦悩を描く。映画賞総ざらいの一作。
『途中のページが抜けている』(原題: Naduvula Konjam Pakkatha Kaanom)
監督:バーラージ・ダラニダラン
出演:ヴィジャイ・セードゥパティ、ガーヤトリ、バガヴァティ・ペルマール、ラージクマール、ヴィグネーシュワラン・パラニサーミ
音楽:ヴェード・シャンカル
2012年/タミル語/161分/G/コメディ
原語タイトル:நºல ெகாxச பtக{த காேணா ©Leo Vision
空前の低予算&大爆笑コメディ プレーム、バグス、サラス、バッジは仲のいい4人組。プレームの結婚式の前日に、暇つぶしに草クリケットで遊んでいたところ、プレームは転倒して頭を打ち、一時的な記憶喪失になってしまう。プレームと恋人のダナは、懐疑的な親族を粘り強く説得して縁組を認めさせ、苦労の末にやっと式を挙げるところまで来ていたのだが、彼はダナのことすら覚えていない。プレームの症状を明かせば結婚自体がお流れになってしまうかもしれない危機に、3人の友人たちは知恵を絞って式を挙行しようとする。低予算作品ながら、驚異のヒットとなった作品。
『シャンカラーバラナム 不滅のメロディ』(原題:Sankarabharanam)
監督:K・ヴィシュワナート
出演:J・V・ソーマヤージュル、マンジュ・バールガヴィ、トゥラシ・シヴァマニ、アッル・ラーマリンガイヤ
音楽:K・V・マハーデーヴァン
1979年(2015年リマスター版)/タミル語 /136分/G/ドラマ/古典舞踊
原語タイトル:சuகராபரண ©Poornodaya Art Creations
デジタル・リマスターで蘇る古典 南インド古典声楽の巨匠シャンカラ・シャーストリと、彼を崇めるトゥラシ。娼家に生まれたトゥラシは神前の巫女のようにシャンカラに仕えたいと望んでいたが、残酷な運命はそれを許さない。二つの純粋な魂の彷徨の道筋を彩る古典音楽と古典舞踊の饗宴。ひたすらに芸を磨く求道と神への無私の信仰が一つになる圧巻のクライマックス。インド映画の「芸道もの」の系譜の中で一時代を画し、南インド全域でヒットした、金字塔と言われる名作。2020年に惜しくも世を去った不世出のプレイバックシンガー、S・P・バーラスブラマニヤムの歌唱もクリア音質で蘇る。
※2015年にデジタルリマスターされたタミル語吹替版にて上映。
『ジッラ 修羅のシマ』(原題: Jilla)
監督:R・T・ネーサン
出演:モーハンラール、ヴィジャイ、カージャル・アグルワール、スーリ、サンパト・ラージ
音楽:D・イマーン
2014年/タミル語/176分/PG12(殺傷・出血の描写あり)/ドラマ/コメディ/アクション
原語タイトル:ஜிலா ©Supergood Films
マフィアの右腕が警察官に マドゥライを支配するマフィアの首領シヴァンに育てられ、その右腕として地域を仕切るシャクティのあだ名はジッラ(縄張り)。ある時シヴァンは、新しく着任した警視総監から犯罪集団の取り締まり強化を宣言される。危機感を感じたシヴァンは嫌がるシャクティを、介入抑止のため警察官にさせる。だがそれは、親子断絶の始まりだった。タミル語映画界の人気俳優、ヴィジャイ(ビギル 勝利のホイッスル)と、〝完璧俳優〟と称されるマラヤーラム語映画界の大スター、モーハンラール(ザ・デュオ)が共演。ギャングものでありながら、コメディ満載、ダンスもあり、家族のドラマにほろりとする。京都や鳥取で撮影されたソングシーンが含まれる。
『ピザ 死霊館へのデリバリー』(原題:Pizza)
監督:カールティク・スッバラージ
出演: ヴィジャイ・セードゥパティ、ラミャ・ナンビーサン、カルナーカラン
音楽:サントーシュ・ナーラーヤナン
2012年 / タミル語 / 128分 / 映倫区分:G/ホラー
原語タイトル:பyசா ©Thirukumaran Entertainment
タミル・ニューウェーブのカルト的作品 ピザ配達員のマイケルは幼馴染のアヌと同棲中。都会の片隅でささやかな暮らしを営んでいた。ある夜マイケルがピザを届けにとある豪邸に赴くと、受取人の女性が途中で消え、不可思議な出来事が立て続けに起こり、彼はそこから逃れられなくなってしまう。その館では過去に何が起こったのか。一方、少し前に、ピザ店のオーナー宅では、少女への憑依現象が起こっていた。二つの怪異の間には関係があるのか。2000 年代後半のタミル語映画界に興こった「タミル・ニューウェーブ」の潮流から生まれた作品の中で、本作はホラー作品としては突出した高評価を得た。他の言語にもリメイクされたカルト的な 1 作。
『マジック』(原題:Mersal)
監督:アトリ
出演:ヴィジャイ、サマンタ、S・J・スーリヤー、ニティヤ・メーノーン、カージャル・アグルワール
2017年/ タミル語/ 169分/ R15+(肉体損壊の描写あり)/スリラー/ダンス
原語タイトル:ெமƫச ©Sony Music India, ©Sri Thenandal Films
医療をめぐる社会派スリラー チェンナイの低所得者層地域で開業するマーラン医師は、低額で患者を診る人徳者で、国際会議でも表彰される。しかしその周りで医療関係者の不審死が起こり、警察は彼を拘束して尋問する。そこで浮かび上がったのは、ヴェトリという名の彼と瓜二つの奇術師だった。V・ヴィジャエーンドラ・プラサード(『バジュランギおじさんと、小さな迷子』)が脚本に加わり、娯楽性がある社会派スリラーに仕上がっている。インディアン・シネマ・ウィーク2018上映の人気作品。
『無職の大卒』(原題:Velaiilla Pattadhari)
監督:ヴェールラージ
出演:ダヌシュ、サムドラカニ、アマラ・ポール、ヴィヴェーク
音楽:アニルド
2014年/タミル語 /133分/G/ドラマ/ダンス
原語タイトル:ேவைலயலா பyடதாƬ
©Wunderbar Films
今は運なく無職でも、未来は俺たちのもの 大学で土木工学を学んだラグヴァランは、職が見つからず鬱屈している。ようやくチャンスを掴むが、大手建設会社の御曹司と対決する。インド映画定番の「職のない若者」をダヌシュが好演。「職のない若者」というインド映画の定番テーマを、ダヌシュならではのキレのあるアクションとダンス、恋愛、ファミリー・センティメントで彩った、爽やかで痛快な一作。初のセルフ・プロデュース作でダヌシュの持ち味が最大限に活かされている。
2022年12月23日(金)より東京・キネカ大森にて開催!
主なキャスト / スタッフ
- R ・バールキ
- R・T・ネーサン
- アイシュワリヤー・ラージェーシュ
- アジット・クマール
- アトリ
- アヌラーグ・カシャップ
- アルジュン・カプール
- アルンラージャー・カーマラージ
- カリーナ・カプール
- カールティク・スッバラージ
- ガーヤトリ
- ゴーピ・ナイナール
- シヴァ
- シヴァカールティケーヤン
- ジョン・エイブラハム
- ゾーヤー・フセイン
- タマンナー
- ナヤンターラ
- バーラージ・ダラニダラン
- マンジュ・バールガヴィ
- モーハンラール
- ラミャ・ナンビーサン
- ラーマチャンドラ・ドゥライラージ
- ローヒト・ダワン
- ヴァルン・ダワン
- ヴィジャイ
- ヴィジャイ・セードゥパティ
- ヴィニート・クマール・シン
- J・V・ソーマヤージュル
- K・ヴィシュワナート
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