日本芸術センター 第 13 回映像グランプリ グランプリ受賞
京都国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー 2021 審査員特別賞受賞
東京神田ファンタスティックフィルムコンペティション 2021 ハンブルク日本映画祭賞受賞
白獣
2023年1月14日(土)~1月20日(金)
池袋シネマ・ロサにて、1週間限定レイトショー
明日はあるか。この凍てつく大地の果てに。
遠い昔、世界の果てに、険しい山々に囲まれた、“ファリ”と“ネスタリコ”という2つの村があった。長きにわたる寒波は、深刻な食糧難を生み、やがて2つの村は争いを始めた。熱病も蔓延し、疲弊しきった人々には、もはや戦う気力は残されていなかった。
“ファリ” の村人ショウたちは、新天地を目指し、山越えを試みる。しかし、古より、大地を囲む山々には”白獣”という魔物が潜んでいるという伝説がある。仲間が熱病で倒れて途方に暮れる中、一行は黄金の銃を持つ、意識不明の男を救う。名はカサ──敵対する村“ネスタリコ”で最強と呼ばれた戦士だった……。
厳寒の道東。凍てつく湖面。吹き荒れる強風。氷点下20度の雪山でオール屋外ロケ、自然光撮影を敢行した本作は、文字通り自主制作の限界に挑戦し、真冬の大自然とそこへ挑む役者たちの姿を映し出したサバイバルアドベンチャー映画だ。
日本芸術センター第 13 回映像グランプリでグランプリを受賞したのを筆頭に、京都国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー 2021で審査員特別賞、東京神田ファンタスティックフィルムコンペティション 2021 でハンブルク日本映画祭賞、Shadow Film Festival 2022 で BEST ACTOR 、ハンブルク日本映画祭 2022 で審査員最優秀インデペンデント作品賞を受賞したほか、Goodstock Filmsession Vol.6で入選を果たすなど、国内外の映画祭で評価されている異色作だ。