高橋伴明監督、主演に奥田瑛二を迎えてエロス作品復活。
赤い玉、
監督・高橋伴明、主演・奥田瑛二。人間の深淵を、まさぐるように表現する2人が組むことで描かれる“生”と“性”の饗宴。「丘を越えて」「禅 ZEN」「道~白磁の人~」などの人間ドラマで充実期を迎えた高橋伴明監督が、日本映画初のヘアヌードで話題となった「愛の新世界」(主演:鈴木砂羽)から20年ぶりのエロスに挑んだ、この秋話題の1本!
トークイベント“赤い玉伝説って知ってるか?”開催
9月7日(月)20:00~21:00に新宿ゴールデン街劇場にて、50歳以上の男性限定で、奥田瑛二と高橋伴明監督による「オヤジたちのエロス」についてのトークイベントを開催。
日時:9月7日(月)20:00~21:00
登壇者:奥田瑛二、高橋伴明監督、崔洋一(映画監督)
場所:新宿ゴールデン街劇場(東京都新宿区歌舞伎町1-1-7マルハビル1F 花園神社裏手 03-5272-3537)
料金:2000円(『赤い玉、』前売券1枚(1300円相当)+1ドリンク付)
予約申込みは公式サイトでご確認下さい
2015年9月12日(土)よりテアトル新宿他にて全国ロードショー
一般映画初監督作品「TATOO<刺青>あり」でヒロインを演じた女優の高橋惠子の夫としても有名な監督・高橋伴明は、1994年、島本慶のエッセイと荒木経惟の写真を融合させた同名の写真集を映画化した「愛の新世界」で、SMクラブの女王様として働きながら劇団女優への道を進む若い女性と、ホテトルで働きながらいつか玉の輿に乗ろうとしている現代娘の姿をR-18指定作品として撮り、94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第9位に選ばれた。その高橋伴明監督が、20年後の今、人生の半分を過ぎようとする男たちが探し続けている“不確かなもの”、人間が誰しも経験する“老い”が“性”にも追いつく時間を葛藤と焦燥感に苛まれ、それでも求め続けるしかない人生を描く。
「みっともなさの中にこそ人間の人間たるゆえんがある」と嘘ぶく主人公・映画監督・時田には奥田瑛二。時田の愛人・唯には名監督のもと実績を積み重ねてきた不二子、時田の人生を狂わせる女子高生・律子にはオーディションで選ばれた期待の新人・村上由規乃、同じく学生からオーディションで選ばれた土居志央梨、花岡翔太、さらに、柄本佑、高橋惠子らが集結。
大学で映画撮影の教鞭をとりながら、自らは新作映画の撮影に入れないでいる映画監督・時田修次。映画とは自らの経験が投影される、そう考えている時田は、まるで自分が映画の登場人物ででもあるかのように人生を流浪しているようにも見える。新作の脚本にとりかかる時田の私生活には、30代の、理解のある美しい女・唯がいるが、その現実から虚構(映画)の世界に誘うように時田の前に現れる一人の女子高生・律子。世界の境界さえも喪失していくように、いつしか律子の存在が時田自身の人生を狂わせていく……。