新作情報

第 25 回台北電影奨 主演女優賞 / 助演男優賞
第 60 回台湾 金馬奨 助演女優賞 / 主題歌賞
第 18 回大阪アジアン映画祭 観客賞 / 薬師真珠賞(俳優賞)
第 25 回ウディネ・ファーイースト映画祭 脚本賞

本日公休

『本日公休』画像 『本日公休』場面画像1

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2024年9月20日(金)より新宿武蔵野館、
シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

INTRODUCTION

台湾発!注目の女性監督が、自身の母をモデルに作り上げた
最上級に心温まる理髪店の物語

台中にある昔ながらの理髪店。女手ひとつで育て上げた3人の子供たちも既に独立し、店主のアールイは今日も一人店に立ち、常連客を相手にハサミの音を響かせる。息子の卒業式に出席するため整髪に来た紳士、親に内緒で流行りのヘアスタイルにして欲しいと懇願する中学生……。娘や息子に「こんな理髪店は時代遅れ」と言われても、40 年続けた店と常連客を大切に想い、アールイは、せわしくも充実した日々を送っている。
そんなある日、離れた町から通ってくれていた常連客の“先生”が病の床に伏したことを知ったアールイは、店に「本日公休」の札を掲げ、古びた愛車でその町へ向かうが……。

作家、MV監督としても活躍するなど多彩な才能をもつ台湾の俊英フー・ティエンユー監督の劇場長編3作目。監督自身の母親をモデルに書き上げたシナリオを元に、台中の実家で実際に営んでいる理髪店で撮影を敢行し、3年の月日をかけて完成させた。全編を通じて柔らかなノスタルジーを感じさせながらも、家族間に波立つ感情や、“老い”を受け入ていく心情、新たな希望を見出す道程を、リアルで現代的な視点を交えながら繊細に描き出し、本国台湾では国内新作映画初登場1位のヒットスタートを切った。

主人公のアールイ役には、1999年以来、映画の出演から遠ざかっていた『客途秋恨』(アン・ホイ監督/90)の名優 ルー・シャオフェンが24年ぶりに銀幕に主演復帰。「こんな脚本をずっと待っていた」と出演を即決したシャオフェンは、約4か月間ヘアカットの猛特訓を積み撮影に臨んだ。本物の理髪師さながらのハサミ捌きと、ブランクを感じさせない演技で、台北電影奨主演女優賞、大阪アジアン映画祭 薬師真珠賞(俳優賞)を受賞。また、アールイに反発的な次女リンを演じたファン・ジーヨウが台湾金馬奨 助演女優賞を、次女の元夫で心優しいチュアンを演じたフー・モンボー(『返校 言葉が消えた日』19)が台北電影奨 助演男優賞を受賞した。『藍色夏恋』(02)のチェン・ボーリン、『僕と幽霊が家族になった件』(22)のリン・ボーホンが、特別出演しているのも見逃せない。プロデュースは、エドワード・ヤン監督『ヤンヤン 夏の想い出』(00)への主演や、ホウ・シャオシェン監督『悲情城市』(89)、『恋恋風塵』(87)の共同脚本で知られる台湾ニューシネマの重鎮ウー・ニェンチェンが務めている。

『本日公休』場面画像2 『本日公休』場面画像4

主演ルー・シャオフェンより日本へメッセージ!

COMMENTARY (敬称略・順不同)
  • 出演者とスタッフが心からの愛情をこめて
    昔ながらの床屋さんの世界を描き切った。
    日本で、どうしてこんな映画が作れないのだろう。――山田洋次(映画監督)
  • 痛快な物語である。
    実はそんなできごとは何ひとつ起こらないし、静謐な一編である。
    快哉を叫びたくなるのは、高齢な主人公が徹底して自分の思いのままに生きる姿だ。
    若者に取り入ろうとも思わず、何を言われようが思ったように生きる。
    痛快を通り越して美しくさえある。愚痴の多い高齢者は必見。
    ――内館牧子(脚本家)
  • ボクが今作りたい映画だと思った
    監督の淡々とした静かな視線が素晴らしい。
    ボクが原作をした漫画「孤独のグルメ」の作画を担当した谷口ジローさんの表現にも通じています。
    ルー・シャオフェンさんをはじめ、役者陣の押さえた演技も、心に染み入りました。
    今こそ、こういう感性、作品が必要な時代なのではないでしょうか。
    ――久住昌之(マンガ家・音楽家)
  • 正直、親切、笑顔、今日もていねいに。
    このすべてがこの映画には詰まっている。
    こうやって生きればいいと教えてくれている。――松浦弥太郎(エッセイスト)
  • 時間はあっという間に過ぎるけど、思い出や記憶は
    積み重なり人生に暖かさを添えていく。
    日々に心配や不安はなくならない、
    それでもこのまま思う通りに
    まっすぐ行けばいいと教えてくれた気がした。――小谷実由(モデル)
  • 危ない剃刀とハサミで大切な頭や顔を触られて平気なのは何故?
    それは…さっぱりするから!

    アジア映画のなかでも…「本日公休」は心や肌にしっくり来る嬉しい作品!
    何故か懐かしい床屋さんを覗き込めば?
    無意識のうちに私は誰かに連れられアールイさんの世界にいる。
    アールイの後を浮遊する経験すれば…
    あなたもしっくり?いやさっぱりすると思う………。――風吹ジュン(女優)
  • 一人で理髪店を営む女将。
    その店の常連客、女将の家族。
    淡々と過ぎてゆく日常。
    女将の日記をゆっくりとめくっていくような、ノスタルジックな作品。
    女将の愛車は私の愛車と同じく30年の月日を共にしている所が、共感できました。――伊藤かずえ(女優)
『本日公休』場面画像3 『本日公休』場面画像5
CREDIT
監督・脚本: フー・ティエンユー(傅天余)
製作: ウー・ニェンチェン(吳念真)、ウー・ミンシェン(吳明憲)
主題歌:「同款」ホン・ペイユー(洪佩瑜)
出演: ルー・シャオフェン(陸⼩芬)、フー・モンボー(傅孟柏)、ファン・ジーヨウ(⽅志友)、
チェン・ボーリン(陳柏霖)、リン・ボーホン(林柏宏)
2023 年|台湾| 106 分| カラー| 1.85| 5.1ch 原題:本日公休 英題: Day Off 字幕翻訳:井村千瑞
提供: オリオフィルムズ / 竹書房 / ザジフィルムズ 配給: ザジフィルムズ / オリオフィルムズ
協力:大阪アジアン映画祭 / あいち国際女性映画祭 後援:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
©2023 Bole Film Co., Ltd. ASOBI Production Co., Ltd. All Rights Reserved

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2024年9月20日(金)より新宿武蔵野館、
シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

2024/09/13/18:56 | トラックバック (0)
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