
おばあちゃんと僕の約束
本国タイを中心に世界中で記録的な大ヒット!
“アジアの A24”と称される新進気鋭の映画スタジオ GDH 最新作
おばあちゃんの家族を想う 無条件の愛があなたを包み込む


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2025年6月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開
世界中で大ヒット!
涙なしには観られない、変わりゆく現代家族をめぐる物語。
大学を中退してゲーム実況者を目指す青年エム。従妹のムイが祖父から豪邸を相続したと聞き、自分も楽をして暮らしたいと画策。エムにはお粥を売って生計を立てている一人暮らしの祖母・メンジュがおり、ステージ 4 のガンに侵されていることが判明。不謹慎にもエムはメンジュに近づき、遺産を得ようと、彼女の介護人として一緒に暮らすことに。反発しながらも、絆を深めていく 2 人。メンジュの 3 人の子どもたちの思惑も交錯する中、エムはメンジュの家族を想う愛情に触れ、考えを改めていく……。
本国タイでは、涙なしには観られないことから、鑑賞後に号泣する観客の様子が、TikTok をはじめとするソーシャルメディアで若者を中心に大拡散。社会現象となり、世界中で『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(17)を上回る驚異の約 120 億円超の記録的な大ヒットに繋がった。
製作は、『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』、『女神の継承』(21)でヒット連発、“アジアの A24”と称される新進気鋭の映画スタジオ GDH。主人公エムを演じるのは、ドラマ「I Told Sunset About You 〜僕の愛を君の心で訳して〜」(20)の出演を機に、タイをはじめアジア全域で大人気スターとして人気を博す俳優・ミュージシャンのビルキンこと、プッティポン・アッサラッタナクン。おばあちゃん役のウサー・セームカムは、78 歳にして俳優デビュー。笑いを交えた新鮮な切り口で描き、バンコクの古く美しい風景の中で繰り広げられるヒューマンドラマ。心の琴線に触れるあたたかく優しい音楽と共に、誰もが家族や故郷を思わずにはいられない名作が誕生した。


- まるで⾃分の⼈⽣を観てるかのような作品でした。「おばあちゃんと孫の2⼈暮らし」と聞くと、⾝の回りの世話や⼊浴や排便の介助など⾼齢者の扱いに苦労するというイメージを持つ⽅が多いと思います。ただ、実際に⽣活してみると、介護に消極的な親族に失望したり、遺産の話しかしない親族に呆れるなど介護以外でのトラブルも付き物です。今作は、実際のお話を基にしてる事もあり、⾼齢者との⽣活の解像度が⾮常に⾼く、その時に感じる家族側の⼼情や不安などのリアリティも忠実に描かれており、実際に介護をされている⽅の気持ちにすっと寄り添った、優しく暖かみを感じられる作品です。僕も 101 歳の祖⽗と2⼈で暮らして 15 年⽬になります。⾃分の⼈⽣を振り返るかのように今作を⾒始め、観終わった後には、これからの祖⽗との未来を少し覗かせて頂けたという感覚でした。僕の場合は、介護の経験があり、振り返るように観させて頂きましたが、介護や⾼齢者の⽅々との関わりがない⽅も今作を観たら、いつか来るその時に「あの映画を観ていて良かった」と必ず⼼の⽀えになってくれるはずです。
――芦名秀介(Youtube「あしなっすの1週間」) - 邦題⾒て、あぁこのての映画ね。
ところが 5 分もしないのにしくじった!のまれてしまったやないか。
こんなにリアルで⾃然なのに涙は出るわ腹は⽴つわ。
でも納得というか、うなずける 126 分でこれだけもの表現ができるとは。
英題も特に良い。
今ここで書くとバレるから我慢しますが、ラスト 10 分は⼤痛快や。
孫の⼼の成⻑が million どころやない。
⺟としての私は限りある命に勇気が湧いたし、娘である私は⺟に感謝した。寄り添うとはこういうことか。
アッ、それにエンドロールの曲がイイ。弾いてみよう。
――綾⼾智恵(ジャズシンガー) - おばあちゃんと孫のエムの関係が、優しさだけのつながりじゃないのが魅⼒です。
ふたりとも、ずるさや頑固さ、冷徹さも相⼿に遠慮なく⾒せる⼀⽅で、献⾝やユーモア、思いやりでちゃんと交流を温めていく。家族ってこうだよねというリアルさがあったし、真反対の感情は誰の⼼にもあるのだなと思うことができました。
おばあちゃんの孤独に、⽗を先に⾒送って⼀⼈暮らしをしていた⺟の姿が重なりました。
「冷蔵庫にはまだ⾷べ切れていないご馳⾛でいっぱいなのにそれを⾷べる家族は帰っていなくなってしまうから、春節のあとは好きじゃない」というおばちゃんの⾔葉に、⺟も⽣きていた頃、近いことを⾔っていたなと思い出して、胸がぎゅっとしました。
家族たちが集まる場所として、「家」や「お墓」にこだわり続けてきたおばあちゃん。
彼⼥がそれを失ったとき、本当の家や家族の意味が⽴ち上がってくるラストが、とても感動的でした!――有賀薫(スープ作家)


- これは、泣けました……。
そして今すぐにでも、⾃分の家族や⼤切な⼈の愛に触れたい。
優しい気持ちで満たされて、⼼が温かくなる感覚が押し寄せてくる、そんな素敵な作品でした。
タイの⽣活をそのまま感じる、ホームビデオを観てるような映像もとても新鮮でした!――アレン様(⼤物・マダムタレント) - 余命幾ばくもない祖⺟と孫のあいだに芽⽣えるやわらかな繋がり。
そして家⽗⻑制が⽣んだ痛みや遺産相続をめぐる⽣々しい確執。
そんな優しくほろ苦いありふれた終焉を、驚くほどに繊細な筆致で描いていく。
どんな名匠がこの傑作を⽣み出したのか…と思ったら監督は 34 歳の新鋭だという。
なんという逸材だ。パット・ブーンニティパット監督…その名前、確かに覚えました。――ISO(ライター) - 私の祖⺟はまもなく90歳になる。
「死」というものは順番で、誰かに特別に起こる不幸ではない。
解っていても、私たちは彼らをここへ引き留めようとする。
⽣きていてくれるから⾔葉を交わすことができるし、⽣きていてくれるから腹を⽴てることができるのだ。
すべての感情が、結局は愛である。
どこにでもあるこんな話で泣くまいと思いつつ、少しずつ痩せていく祖⺟のことを思い、最後は涙が⽌まらなくなった。――伊藤亜和(⽂筆家) - ひとりの⻘年がある思惑から、末期癌の祖⺟と最期の⽇々を過ごすことに。
映画は“お⾦”と“愛”という厄介な繋がりについて、誤魔化すことなく真正⾯から向き合う。
遺産相続など死にまつわる現実的な問題には、性差別などの不平等もまた横たわる。
タイの美しい情景に彩られた『おばあちゃんと僕の約束』は、きっと今年もっともあたたかくて優しい⼀本に違いない。――児⽟美⽉(映画批評家)


- 「タイ⼈は愛している⼈には率直な物⾔いをするんだよ」とタイ⼈の友だちはよく⾔う。
本作のおばあちゃんは優しい⾒た⽬とは裏腹に率直で⾟⼝。家族も孫もみんな、そう。
その⼀⽅で⾔葉に頼らない愛情表現も。家族が⾷卓を囲む⽇のご馳⾛は奮発して有名なMホテルの鶏⾁料理。
おばあちゃんが野菜をたくさん刻んで作った家庭料理の野菜の煮込み。⼦守歌、おばあちゃんが⽜⾁を⾷べない理由。
そしてザクロの⽊を軒先に植えた動機など……
家族を優しく⾒守るようなやわらかい⾳⾊の⾳楽もエンドクレジットの最後の最後までぜひ⼼で聴いて。――⽩⽥⿇⼦(タイ式芸能ライター) - 素朴で美しい優しさに包まれた、温かくてリアルな物語。その優しさが、ラストには強烈に⼼を締め付ける。 観終わった後、忘れかけていた家族との時間の⼤切さを、涙と共に思い出させてくれるでしょう。 ――⽵⽥ダニエル(ジャーナリスト・研究者)
- 家族って⾯倒で、ずっと気になる。
エムはゲーム配信でお⾦を稼げていないことに、「なぜおれは与えられていないんだ」と思っている。おばあちゃんの⼿伝いをすることに「なんでこんなことをしなきゃいけないんだ」と思っている。しかし、実はもう⼗分に与えられている。⾃分が⼈にあげる番だ。それに気づいたとき、エムとおばあちゃんとの関係は変わっていく。
おばあちゃんのぶっきらぼうさが⾯⽩い。エムはもう無条件にかわいがられる年齢ではなく、「もっとシャキッとしろ」と⾔いたくなる孫。だから、おばあちゃんもエムに⼿厳しい。そのドライだけど愛のある態度が⾯⽩い。
タイの異国情緒も楽しかった。⽇本とちょっと似ているからこそ、違う街並みが⽬新しい。
家族に「時間を使う」と思ってしまうから、億劫になる。法事や親戚の集まりは、⾃分のルーツ、すなわち過去と向き合う時間。普段は世間の流れが⽬まぐるしい中で⽣活しているから、そんな時間を⾯倒に感じてしまうんだろう。でも、
そんなしがらみも含んだ愛が家族だと思った。――⼟岡哲朗(春とヒコーキ)


- ⼈間の美しさも醜さも飲み込む映画だ。孫の世代の欲と純粋、⼦の世代の承認の欲求と焦慮、親の世代の信念と愛と孤独。それぞれの世代の抱えるものは、相容れずにぶつかり合う。
葛藤を越えて⼈々を結びつけるのが、下町タラート・プルーでの暮らしとそこに刻まれた記憶、そして運命の抗えない変化だ。⾵⽔墓(フアン・スイ)に吹く⾵が散らす⾚⻩の花々と、丘の緑。美しいコントラストの向こうに、美しくないけれども確かな⼈間の姿がある。――福冨渉(タイ語翻訳・通訳者) - ⼼の距離が離れているおばあちゃんと孫……
年が離れている分、「モットー」が違う。
孫は“便利”と“楽”を優先して、
おばあちゃんは“⼿間”をかけることを⼤切にしている。
こんな 2 ⼈が⼀緒に暮らすことに……
孫には⼤きな企みがあった。
あなたは家族と何でつながっていますか?
愛ですか? お⾦ですか?
年⽼いた親の楽しみは何ですか?
親の死を覚悟しないといけなくなった時に
気まずかったり 怖かったり… あなたはその感情から逃げますか?
映画を観るとき、今の⾃分の⽴場に近い⼈に感情移⼊するでしょう。
この映画を観る時は、是⾮違う⽴場の登場⼈物の⽴場になって観てください。
思いやりの⾏動や⾔葉なのに、相⼿は淋しい思いをしているかもしれませんよ。
親孝⾏を沢⼭しても、しなくても、親が死んでしまった後は
「もっと⾊々してあげればよかった」と後悔するらしい。
この映画を観て、1つでも後悔を減らして、1つでも思い出を増やそうって気持ちになりました。――松嶋尚美(タレント) - 出てくる⼈たちの良いところよりも、だめなところや、どうしようもないところがユーモアを交えて描かれて、笑顔で観ていたはずなのに。終盤、涙が⽌まりませんでした。とても美しい映画をありがとうございました。
――⽮部太郎(カラテカ)(お笑い芸⼈・漫画家) - ⼈は⼦を産み家族を作っても孤独の時の⽅が⻑いと⾔えるのかも知れない。家族という夢をその理想の姿を追い続けながら死んでいくのか?私には⼦もなく慕ってくれる孫もいない。もし、愛を形にしなければならないとしたら、演劇、映画、⾳楽といった何度でもあの⽇に帰ることのできる作品を作りたい。
今年⺟の納⾻で親戚⼀同集まって思い出を語ったが、お墓に⼿を合わせながら、⽣きているうちにもっと親孝⾏ができなかったのか?後悔で、胸が痛む。
⺟の愛はいつも沈黙。⼦や孫のいない私の沈黙を世界の誰かが感じとってくれるかも知れない。――渡辺えり(劇作家・演出家・俳優)


脚本:トッサポン・ティップティンナコーン
製作:ワンルディー・ポンシティサック ジラ・マリクン 音楽:ジャイテープ・ラーロンジャイ
撮影:ブンヤヌット・グライトーン 編集:タマラット・スメートスパチョーク
出演:プッティポン・アッサラッタナクン(ビルキン),ウサー・セームカム サンヤー・クナーコン,
サリンラット・トーマス(『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』),
ポンサトーン・ジョンウィラート,トンタワン・タンティウェーチャクン
2024 年/126 分/タイ/原題:Lahn Mah/カラー/5.1ch/1.85:1
日本語字幕:小河恵理 後援:タイ国政府観光庁 配給:アンプラグド
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