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ピンクナルシス
―ようこそ、僕のピンクの小部屋へ―
“監督不詳”で封印され話題となった伝説のフィルムが、
遂にリマスター・バージョンで甦る!
35年の時を経た今、私たちがようやくめぐり会えた
ジェームズ・ビドグッドの一大叙事詩。
60 年代当時のゲイ・アイコンであったボビー・ケンダールをフォト・ジェニックならぬ“ホモジェニック”として、 魅惑とともに美しい色づけで彼の世界に封じ込めた監督ジェイムス・ビドグッド。
その美しい愛に溢れた彼の描写は、今だからこそ新しく、神秘的。

『ピンクナルシス』をモチーフにした作品でも有名な写真家ピエール&ジルや、アート性と禁断美で定評のある奇才ケネス・ アンガーなどの、ひときわ異彩を放つアンダーグラウンドの流れを『ピンクナルシス』から改めて発見することができるだろう。

―― 妖しくキケンな世界へようこそ。
嫉妬するほど強烈に美しい!!伝説であり最もスキャンダラスな映画 ――

7月29日(土)~8月25日(金) 21: 20より一回上映
シアターN 渋谷にてレイトショー公開

INTRODUCTION

ピンクナルシス1『ピンクナルシス』はアンダーグランドの世界では伝説となり、 多くの国で成功を収めた。だが一方で、撮影のいきさつはなぞに包まれており、いろいろな憶測やウワサが流れた。 「ハリウッドの有名監督が撮ったのだ」とか、「私生活を撮った私的映画のため、宣伝はなかったのだ」といわれた。

当時のポスターには次のように書かれている。

「ピンクナルシス」 幻想のなかでの想像を絶する体験!
制作・脚本・監督・撮影はすべて匿名

配給会社のパブリシティには、次のようにある。

様々な憶測が飛び交っていますが、配給側としては監督のプライバシーに対する意思を尊重し、 クレジットには情報を載せません。

リシャ神話の Narcissus (ナルシス / 語源=ナリキッソス)は、 水面に映った自分の姿にあこがれて溺死した美少年の話である。本作は、マスタベーションの欲求を「ナルキッソス」の物語- 自ら愛に堕ちていく―隠喩にするという監督のアイディアから生まれ、 台詞を排除された世界でその美しい映像美と溢れる愛がひときわ輝いている。そしてそれは、 リアリティーの終焉であると同時に幻想の始まりであり、そこで起こる若い男性の初めてのそして唯一の愛の話である。

た、 俳優の肉体的魅力も十分に生かされていて素晴らしい。舞台、照明、衣装そしてスペシャルエフェクトなど、 全てが見事なコンビネーションで圧巻の映像化が実現したのである。『ピンクナルシス』はゲイ映画製作史上、ランドマーク的な映画である。 そのパワーは衰えることを知らない。ホモセクシャル叙情的映画の傑作だ!

Cast/Staff Profile

監督:ジェームズ・ビドグッド
1933年ウィスコンシー州に生まれる。のちにマンハッタンに移り住む。アート・ ファッションの分野で世界的に有名なパーソンズ大学デザイン科で学び、 コスチュームデザイナーやフリーランスの写真家として活躍する。1963年から67年まで雑誌Young Physique 誌で多くの写真が掲載される。この頃、本作主演のボビー・ケンダールと出会ったようだ。 半裸や筋骨隆々の男性が掲載されているこの雑誌Young Physique 誌では、 ビドグッドが撮影したケンダールの写真もたびたび掲載された。 『ピンクナルシス』撮影中の1964年から69年の間、 実生活でもケンダールがビドグッドのアパートで一緒に暮らしていた。本作でみられる素晴らしい内装、支柱、 鏡などのセットは全てビドグッドの手作りで、空いている時間を利用して、彼のアパートやロフトで製作されたものだ。 たった一人でひたすらクリエーターに徹し、本作の制作に全力を注いだ。60年代の後半には、インディペンデント製作会社” Sherpix Productions”と関わりをもつようになり、『ピンクナルシス』の出資を受けたが、 最終的にはビドグッドの了承なしに編集されて、リリースされてしまう。 特に外界の醜さを象徴するタイムズスクエアのシーンは、ビドグッドの原案とはかけ離れたものになっている。 他にも幾つかの映画プロジェクトを打ち立てていたのだが、どれもチャンスに恵まれなかった。テキスタイルに関しては、数点、 ニューヨーク現代美術館(MOMA)の所蔵となっている。ビドグッドはニューヨークに健在で、 今度は自分の人生をテーマにした映画製作に励んでいる。

ピンクナルシス2主演:ボビー・ケンダール
生年月日不明。ボビー・ケンダールという名前は、ビドグッドが作った偽名である。1964 年、雑誌Young Physique 誌の“Sandcastel(砂の城)”という一連のシリーズ写真に取り上げられる。 そこですでに読者に一種の現象のようなものを呼び起こし、大変話題となった。続いて 8 月・9 月号の表紙を飾った。 ビドグッドに本作の主演の話を持ち込まれ、本人はとても驚いた。というのもケンダール自身、 ナルシスとして自分が主役に足るような魅力があるとは思ったことが無かったからだ。
2人は今でもそれぞれニューヨークに暮らしており、友好関係にあるという。

MESSAGE

レトロで恥美的な映像の中に、 夢幻の世界に魅入られていく男のエロスをみた。

ピンクナルシス3人間がひた隠しにしたがる性をさらけだす事は、 魂をもさらけだす事だと、 改めて認識させてくれる映画です。
【杉本彩】…女優として活躍する中、無私の愛の追究を模索しながら、官能小説・ エッセイを出版。また、アンチエイジングを目指して、化粧品プロジェクト「アンデスティノ」のプロデュースを手掛けている。
◎OFFICIAL SITE http://www.aya-sugimoto.com/

全編どのシーンをとっても1枚の嘆美な絵画として成立してしまいそうです!

素晴らしいです。抜け出れなくなりそうでした。
ハイセンスな VJ を体感した時の気持ち良さにも似ています 。 監督の頭の中のイメージをここまで映像化した作品は初めて見ました。
あらゆる作家の原点を見たような気がする――
【ヒロ杉山】…エンライトメント主宰。
特異なビジュアルと鮮烈な才能で、多岐に渡る活動をみせるヴィジュアル・ アーティスト。ギャラリー運営も行うなど、 そのキャパシティの広さも偉大。
◎OFFICIAL SITE http://www.elm-art.com/

パンドラの箱を開けてしまったわ!

ボビーの純粋無垢なお目目で覗かれたら、女だってその美しさにヤキモチを焼いてしまう。 彼の世界を覗き見しているような気分・・・。でも、こんなに甘美で美しいマスターベーションを見たのは初めて! あまりにも可愛くって、彼を食べちゃいたくなる。
身体の奥がとろけるように、どんどん熱くなって・・・官能の波がアタシを襲う。PINKな雰囲気。ゲイカルチャーの真実、 それは甘くて繊細な本能の物語。リアルで自然体、それが本物の表現者。これこそイマジネーションの原点だと思う。 アートとエロス、きってもきりはなせない!
『ピンクナルシス』の美しさやリアルな部分は、男女の愛(性)を超越している!・・・恐るべしだわ。
【あんじ】…モデルとして「CUTiE」「Zipper」等で活躍後、 女優としてもその存在感を見せる。
軽快なキャラクターとのギャップが、幅広く共感を得ている。。
◎OFFICIAL SITE http://www.angietheearth.com/

春眠、暁を覚えず、、、 。

人生の春、芽吹く草木の青い香りと、 甘い風にゆれるベッドルームの薄布
麻痺していく時間感覚 美少年の乳首、へそへの執拗な接写
草や蝶と戯れるロングショット 日本のヘテロ AV 業界に見せて勉強してもらいたいわ。
映画館の中で自慰に耽ること受合い。これは夢精映画です。
【C.Snatch Z.】…パフォーミング・アーティスト/ダンサー/ 振付家
美術家のグループ・dumb type (ダムタイプ)に所属。
◎OFFICIAL SITE http://www.zubobin.com/

独り遊びに長けている子は、楽しく哀しく寂しい、、、
姿見鏡は便器と化し、小便は自分に降り注がれる。。。
蜘蛛の巣に引っかかる月に見られている束の間の出来事は、
決して誰にも語ってはいけないおとぎ話。
観客は独り遊びを覗き見し、男の子は見られることを意識し観客と化す。。。
見る者は笑い泣き怒り、それでも駄目なら放尿するしかない。。。
【ヴィヴィアン佐藤】…四谷婦人会会長。アーティスト。ドラァグクイーン。非建築家。
多岐に渡る執筆活動や、自身を素材・非素材と操る表現で話題のアーティスト。
◎OFFICIAL SITE http://www.geocities.com/WestHollywood/Chelsea/7756/

EVENT

●ヴィヴィアン佐藤 「LOVE! NARCISSUS展」開催!
ヴィヴィアン佐藤氏が、映画『PINK NARCISSUS』を現代の目線から解体、更なる“色づけ”を魅せSPUMA、 OFFICE、Gallery Conceal Shibuya の渋谷を中心とした3ヵ所にて少しずつ時期をずらし, 内容も変えた展覧会行います。渋谷での麗しい世界を堪能ください。

*ヴィヴィアン佐藤氏によるイラスト、オブジェ、アート作品の展示
*映画「ピンクナルシス」の監督ジェームズ・ビドグッドを追った幻のドキュメンタリーフィルム上映
*豪華なゲストが彩るナルシスなパーティー開催
(詳細は随時HP にてアップデート!)

期間:7月 3日(月)より7月 30日(日)会場:SPUMA 東京都渋谷区神南1-17-4神南ビルB1F
期間中、「ピンクナルシス」をイメージしたヴィヴィアン佐藤氏によるイラスト・版画の展示
イベント 7月30日 ゲスト C.Snatch.Z

期間:7月17日(月)より8月5日(土)会場:OFFICE 東京都港区北青山2-7-18 山崎ビル 5F
イベント  7月18日 ゲスト シークレット  8月2日 ゲスト シークレット

期間:7月31日(月)より8月6日(日)
会場:Gallery Conceal Shibuya 東京都渋谷区道玄坂1-11-3 富士商事ビル 4F
期間中、ジェームズ・ビドグッドを追ったドキュメンタリーフィルム 「The Queer Reveries Of James Bidgoode」を 1 日 1 回 特別上映!!
イベント <クロージング・パーティー> 8 月 6 日 ゲスト DJ:Venus Fly Trapp 他

その他、豪華ゲストを予定!最新情報は、
『ピンクナルシス』オフィシャルサイト http://www.pink-narcissus.com/ でチェック!
C R E D I T

製作年度: 1971年 / 製作国: アメリカ / 上映時間: 70分
監督:ジェームズ・ビドグッド
出演:ボビー・ケンダール
編集・音楽:マーチン・ジェイ・サドフ
配給: JAP GARDEN / メダリオンメディア
提供: メダリオンメディア
http://www.pink-narcissus.com/

7月29日(土)~8月25日(金) 21: 20より一回上映
シアターN 渋谷にてレイトショー公開

2006/07/14/20:55 | トラックバック (0)
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