プレゼント

『沈黙の春』で知られるレイチェル・カーソンの最晩年を描いた『レイチェルカーソンの感性の森』試写会にご招待!

『レイチェルカーソンの感性の森』2月26日から公開される『レイチェルカーソンの感性の森』は、『沈黙の春』の中で世界で初めて化学物質の危険性を告発した生物学者レイチェル・カーソンの遺作『センス・オブ・ワンダー』を映画化した作品だ。
本作は主演を務める女優のカイウラニ・リーが、レイチェル・カーソンの「自然の美しさや神秘さに目を見張る感性をいつまでも失わないでほしい」というメッセージを伝えるために脚本を執筆、18年もの間演じてきた一人芝居をベースにしている。映画ではカーソンが穏やかに余生を送ったメイン州の海岸にあるコテージに舞台を移し、豊かな自然の中で愛する甥のロジャーと過ごした日々を美しく再現した。 本作『レイチェルカーソンの感性の森』の招待券に5組10名様をご招待します。

ご希望の方は、『レイチェルカーソンの感性の森』試写』(メールでご応募の場合は件名)と、「お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」を明記の上、こちらのこちらのアドレスか、メールフォーム(要・送り先の追記)からご応募下さい。

◆日時:2月15日(火) 15:00開場 15:30開演
◆場所:アップリンク・ファクトリー(渋谷) (渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F)
◆応募締め切り:2011年2月8日(火)応募受付分
◆公式サイト:
http://www.uplink.co.jp/kansei/
※住所未記入で応募される方が増えています。住所がないものは無効にすることもありますのでご注意ください。※応募者多数の場合は抽選となります。
註)ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後一週間で破棄します。当選者の発表は、招待状の発送をもってかえさせていただきます。
なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。

レイチェルカーソンの感性の森

http://www.uplink.co.jp/kansei/

2011年2月26日(土)より、渋谷アップリンクほか全国順次公開

「彼女がいなければ、環境運動は始まることがなかったかもしれない」

『レイチェルカーソンの感性の森』2映画『不都合な真実』がきっかけで、ノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元アメリカ副大統領が賞賛した女性、レイチェル・カーソン。彼女は1962年に出版されベストセラーとなった著書『沈黙の春』の中で、世界で初めて化学物質が環境に与える危険性を告発。この本をきっかけに、アメリカ政府はDDT(有機塩素系の殺虫剤、農薬)の使用を禁止する法律を制定するなど、国家をも動かすインパクトを全米に与えた。
しかし、一部のメディアや化学薬品産業からの批判にさらされ、彼女の主張が不都合な人々によって、「ヒステリックな女性」と呼ばれながらも、決して屈することなく人類の健康と環境の危機を訴えた。

本作は、彼女の遺作となった『センス・オブ・ワンダー』の映画化である。地球と生命を愛したレイチェル・カーソンが、最後に伝えたかった“神秘さや不思議さに目をみはる感性( センス・オブ・ワンダー )”の大切さが詰め込まれたこの映画は、もとは主演女優のカイウラニ・リーが、18年もの間カーソンのメッセージを伝えるため脚本を執筆し、カーソンの最後の1年を演じてきた一人芝居『センス・オブ・ワンダー』であった。「自然と触れ合えば皆、自然と恋に落ちる。それこそが地球を守る唯一の方法であるということを、多くの人に伝えたくてこの舞台を始めた」とリーが語るように、この一人芝居は愛知万博でも上演されるなど、世界的な広がりをみせている。そして、どうしてもこの舞台を映画化したかったというリーは、カーソンの友人たちのアドバイス、そしてレイチェル・カーソン文芸財団の許可のもと、監督のクリストファー・マンガー(『ウェールズの山』/09)と共に、カーソンが穏やかに余生を送ったメイン州の海岸にあるコテージを訪れ、豊かな自然の中で甥のロジャーと過ごした日々を美しいドキュメンタリー・タッチで再現した。

科学者として、作家として、そして、一人の女性として“神秘さや不思議さに目をみはる感性( センス・オブ・ワンダー )”を持って、勇敢に生きたレイチェル・カーソン。
「レイチェル・カーソンという女性は科学者でしたが活動家ではありませんでした。フルタイムの仕事を持ち、家族を養いながらも、現代で最も重要な本を書き上げたのです」とマンガー監督が語るように、この映画は小鳥たちのコーラスや木の芽の感触、海辺のにおい、夜空にまたたく星を感じながら日々を暮らすための知恵と信念が詰まった、カーソンからの大切なメッセージである。

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないのです。
――レイチェル・カーソン

レイチェル・カーソン (生物学者)
1907年5月27日、カーソンはペンシルバニアのスプリングデールで生まれた。ペンシルバニア女子大学(現在はチャタン・カレッジ) を卒業後、ジョン・ホプキンズ大学の動物学の修士号を 取得。その後、アメリカ漁業局で編集者および海洋生物学者として働いた。父親を亡くした後、母と姉の二人の遺児を支えるため、経済的にも仕事を持つ必要があった。局員だった時期に、彼女は最初の二冊の本を出版している。最初の書籍は『潮風の下で』。二冊目の『われらをめぐる海』はベストセラーとなり、数々の文学賞を受賞。彼女に経済的な安定をもたらした。三冊目の『海辺』をあわせて海の三部作と呼ばれており、海の美と謎、そしてそこに生きる生命を提示した。

1962年、カーソンは『沈黙の春』を上梓する。この書籍は、殺虫剤の危険性を世界に警告し、現代の環境活動を開始させるきっかけとなった。ベストセラーとなった本書を巡って大きな反響が起こり、化学薬品会社は法に訴えて発禁にしようと企んだ。論争が大きくなるにつれ、彼女の主張が不都合な人々によって「ヒステリックな女性」と呼ばれるようになり、彼女の科学についての信憑性と主義主張が疑われたのだった。カーソンは末期ガンに侵されていたが、こうした脅しに屈服することはなかった。

『沈黙の春』は世界30ケ国で翻訳された。1963年、カーソンは国会公聴会において、化学薬品会社によって脅かされている人類の健康と環境の危機を訴えた。しかしそれから一年も経たない翌年の4月14日、大甥のロジャーを残して息を引きとった。

『レイチェルカーソンの感性の森』3カーソンの死後、アメリカ市民が受けることができる最高位の勲章である大統領自由勲章が授けられた。彼女の努力は大気浄化法、水質浄化法、国家環境政策法、米国殺虫剤規定といった重要な法の立案への路を開く直接のきっかけとなったからだ。そしてこれらの法は、現在でもアメリカの環境法の支柱となっている。

カーソンと彼女の著作を称賛する元アメリカ副大統領アル・ゴア氏は、「『沈黙の春』がなかったら、環境活動の始まりはもっと遅かったに違いないし、ひょっとすると環境運動は始まることがなかったかもしれない」と述べている。

科学者として、作家として、女性として、レイチェル・カーソンは多くの人々に勇気を与え、政府の怠慢と歯止めのきかない企業の利益追求を糾弾した。科学者としての高潔さと、叙情豊かな文体によって、彼女は20世紀における最も先見の明がある作家となった。また、経済的な逆境、家族の悲劇、固定観念にがんじがらめになっているジェンダーなどに対して、彼女は個人として闘った。

C R E D I T
監督:クリストファー・マンガー(『ウェールズの山』、『ガール・フロム・リオ』) 脚本、出演:カイウラニ・リー
プロデューサー:カレン・モンゴメリー、カイウラニ・リー 撮影:ハスケル・ウェクスラー 編集:タマラ・M・マロニー
出演:カイウラニ・リー(レイチェル・カーソン)
日本語字幕:川合美雪 字幕監修:上遠恵子(レイチェル・カーソン日本協会会長)
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/kansei/

2011年2月26日(土)より、渋谷アップリンクほか全国順次公開

ウェールズの山 [DVD]
ウェールズの山 [DVD]
  • 監督:クリストファー・マンガー
  • 出演:ヒュー・グラント, タラ・フィッツジェラルド, コーム・ミーニー
  • 発売日:2006-04-19
  • おすすめ度:おすすめ度5.0
  • Amazon で詳細を見る
センス・オブ・ワンダー [単行本]
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2011/01/29/14:58 | トラックバック (0)
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