新作情報

隣人13号
THE NEIGHBOR NO.THIRTEEN
http://www.rinjin13.com


2005年4月2日より、シネクイント、シネ・ リーブル池袋他にて公開中


●井上三太の最強伝説コミックがついに映画化!!

世界を震撼させる、ネオ・サイコ・サスペンス・ ムービーの生誕!!
 これは事件である。「TOKYO TRIBE」「TOKYO TRIBE2」「TOKYO GRAFFITI」など、ストリート・ センスに貫かれたエッジな作風で若者を中心に数多くの信者を持つカリスマ漫画家、井上三太が、 '93~'96年に発表した「隣人13号」。


かつていじめられっ子だった村崎十三は、一見穏やかな青年に成長して、建築現場の仕事に就き、 とあるボロアパートに引っ越してくる。だが、彼のカラダには凶暴な別人格"13号"が巣食っており、 怒りの沸騰と共に顔を出す。そして少年時代の自分をいじめた赤井トールへ、 10年越しの壮絶な復讐を仕掛けるのだった。しかし、その凶暴性は徐々に増していき、 ようやく事の重大性に気づいた十三は、なんとか"13号"を抑えようとするが、 もはや自分の力ではコントロールすることはできなくなっていた・・・・。

 三太作品の中でも異彩& 異臭を放つストーリーが熱狂的なプロップス(支持)を集め、早くから映画化が望まれていた本作。 バイオレンスを軸にした二重人格を扱った点で『ファイト・クラブ』('99)を、 少年期の怨念を浄化させる復讐ドラマという点で『オールド・ボーイ』('04)を先取りした内容。 「ホントは『隣人13号』の方が先なんだよ!」との思いと共に、誰もが実写映像を夢見て当然だろう。

そして、11年の歳月を経て、すべての関係者を驚愕させる (もちろん三太氏も)超強力な映画版『隣人13号』が遂に完成した!

●PV発の映画監督・井上靖雄、 衝撃のデビュー!!

井上三太×井上靖雄、天下無敵のコラボレーション!!
 DJ、アパレル、CDプロデュース、フィギュア製作など、 積極的にジャンルレスな活動を広げてきた井上三太だが、 自作の映画化だけは中々了承しようとしなかった。それは雑誌で映画コラムを持つなど、 彼が心から映画を愛してやまぬからに他ならない。『隣人13号』も、名前を聞いたら気絶しそうなほど、 錚々たる映画監督陣からのオファーをすべて断ってきたのだ。

 そんな三太氏が初めてOKを出したのは、なんと映画経験ナシ、 また奇しくも同じ姓を持つ人物だった!その名は井上靖雄。RIZEやLOVE PSYCHEDELICO、元ちとせや韻シストなどのPVを手掛け、『日経エンタテインメント!』 誌では、アーティストが選ぶ"撮ってもらいたい日本のミュージック・ クリップ監督"ベスト5にランクインした俊英。井上三太は、彼の卓越したビジュアル・ センスに惚れこんだのだ。

 ところが井上靖雄の才能はビジュアルだけではなかった! 映像と人物のエモーションを有機的に連動させ、サスペンス& ドラマを緊張感たっぷりに引っ張っていく......すなわち、王道& 骨太の"物語る"力を存分に発揮したのだ。初映画監督でいきなりこの完全無欠レベル、 もう映画の神に微笑まれた天才としか言いようがない!!

 デイヴィッド・フィンチャーやスパイク・ジョーンズなど、 広告業界のディレクターが映画界で第一線に立つ回路は、アメリカでは完全に出来上がっている。 日本でも、中野裕之、石井克人、紀里谷和明らの活躍により、同様の状況が定着しつつあるが、 井上靖雄がその回路を完成させる決定的存在として迎えられるのは、もう間違いなかろう。

●中村獅童& 小栗旬がW主演で驚異の"二人一役"!!

井上ワールドを構築する豪華キャストにも要注目!!
 むろん、映画の出来を決めるのは監督と原作者だけではない。井上三太コミック初の映画化という、 待ち望まれていたビッグ・プロジェクトだけあり、俳優陣には、井上三太を超リスペクトする面々が集結! ベストと断言できる理想の豪華キャストがそろった。

 まず主人公・村崎十三には、映画『あずみ』(03)『ロボコン』 (03)、舞台「お気に召すまま」(蜷川幸雄演出/04)、TV「Stand Up!」(03) など幅広いジャンルで活躍し、若手俳優注目度No1の小栗旬。ナイーヴな個性を生かし、 正常と狂気のはざまで揺れる難役を見事にこなした!熱烈な三太ファンの彼は、 「この役を演じることに運命的なものを感じる」とまで語っている。
 そして、十三の別人格"13号"を演じるのは、映画、TVドラマ、歌舞伎、CM、 ミュージシャンなど、様々なメディアで活躍し、いまや時代の寵児となった中村獅童。『阿修羅のごとく』 (04)や『アイデン&ティティ』(04)ではコミカルな役柄、『いま、会いにゆきます』(04) では優しい夫役で観客を魅了した彼が、今回は恐怖の顔面メイクを施し、 パーフェクトに壊れきった極悪非道の殺人鬼を怪演!あまりにショッキングな役柄ゆえ、 「好感度を失うから観ないでください!(笑)」とまで語っているほど。

 十三の人格を"13号"が乗っ取るのはゾッとする瞬間だが、 同時に、我々誰もが持つ、裏側に秘められた暗黒面を垣間見るような感覚に襲われる。 そういった人間の真実を示唆する彼らの"二人一役"が、本作最大の観どころと言えるだろう。

 そのW主演を取り囲むのは、まず"敵"の赤井トール役に、『GO』 (01)『青い春』(02)から『血と骨』(04)まで数多くの映画に出演、 バイプレーヤーとして高い評価を受ける若き名優、新井浩文。彼の妻、赤井のぞみ役には、台湾、香港、 アメリカ、カナダでのCDリリースし、アメリカツアー、そしてアニメ番組「HI HI PUFFY AMI YUMI」スタートするなど、世界を股に掛けて活躍する、PUFFYの吉村由美。 十三の友人となる関肇役には、CXドラマ『ウォーターボーイズ』などの石井智也。 さらに"13号"に惨殺される隣人・金田役には、 なんとあの三池崇史が友情出演!!絶妙かつ過激なアンサンブルを見せてくれる。

●平川地一丁目 第二章の幕開け

 そして映画を締めくくるのは、ファースト・アルバム 「えんぴつで作る歌」がオリコン初登場7位をマークし、 TOP10入り最年少記録を達成した兄弟ギターデュオ、平川地一丁目の書きおろしナンバー 『はがれた夜』。叙情あふれる歌詞とメロディを、美しいハーモニーで聞かせる彼らだが、今回の楽曲は、 原作コミックと脚本を読んでイメージを膨らませてから兄の龍之介が作詞・作曲に執りかかり、 激しく切なく、力強い、自らの新境地を開くものに仕上がった。まさに主人公・ 村崎十三の心の叫びを代弁したような名曲だ。この曲は、 "新生・ 平川地一丁目"のオリジナルシングル作品として、彼ら自身、思い入れの強い一曲である。

 ひとつのコミックにインスパイアされた、 種々様々な超一流クリエイターたちの競演......そう、もはや映画の枠を超え、ジャパニーズ・ ポップ・カルチャーの現在力を総合的に集めたのが『隣人13号』なのだ。 これはやばすぎる!!



中村獅童/ 13号
1972年9月14日東京都生まれ。祖父は名女形と謳われた三世中村時蔵。叔父は故萬屋錦之介、 中村嘉津雄。8歳で「妹背山婦女庭訓」にて初舞台を踏み二代目中村獅童襲名。「獅童」 の由来は祖父の俳号による。83年「春日局」竹千代役で松竹社長賞を受賞し脚光を浴び、96年 「狐狸狐狸ばなし」おそめ役で歌舞伎座賞を、翌年には「歌舞伎の見方」解説にて国立劇場特別賞を受賞、 03年に「義経千本桜」「毛抜」にて初の主演を飾る。 今や名実ともに最高の集客力を誇る歌舞伎役者の一人。映画では、オーディションで採用された 『ピンポン』(02)のドラゴン役で、ブルーリボン賞、ゴールデンアロー賞、日本アカデミー賞、 日本映画批評家協会賞、毎日映画コンクールの各新人賞計5冠を受賞、初出演にして一躍時の人となった。 さらに、『阿修羅のごとく』(03)の興信所所員役(日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞)、 『アイデン&ティティ』(03)でのロックバンドのヴォーカル、『赤線』(04)では色街のならず者、 『いま、会いにゆきます』(04)では妻を亡くし息子と静かに暮す男と、 一作ごとに異なる役柄を演じ分け、そのイメージを刷新し続けている。TV出演も、 「木更津キャッツアイ」(02/TBS)、「H・R」(02~03/CX)、「赤い月」(03/TX) 、「新選組!」(04/NHK)、「丹下左膳」(04/NTV)など、 時代劇からシットコムまで縦横無尽。また、舞台「浪人街」(04)や初座長公演の「丹下左膳」(04) に加え、ファッションモデル、バンド活動もこなす。名門の出身ながら常に大胆な挑戦を厭わない、 まさに新世紀型の表現者と呼ぶべき存在である。


小栗旬/ 村崎十三
1982年12月26日東京都生まれ。ドラマ「GTO」(99/CX)、「SUMMER SNOW」 (00/TBS)、「ごくせん」(02/NTV)、「STAND UP!」(03/CX)、 日本テレビ開局50周年記念ドラマ「天国のダイスケへ」(03)、「お義母さんといっしょ」 (03/CX)等多数のドラマに出演、注目を集める。映画では『あずみ』、『ロボコン』(03)、 『ハーケンクロイツの翼』、『is. A』(04)、『あずみ2』(05)、そして本作と、主演・ 準主演級の作品が続く。恵まれた容貌と演技に対する硬派な姿勢によって、 若手俳優のなかでもNo1の注目度を集め躍進中。舞台での活躍もめざましく、白井晃演出 「宇宙でいちばん速い時計」(03)、蜷川幸雄演出のシェークスピア劇「ハムレット」(03)、 「お気に召すまま」(04)に出演。とりわけ「お気に~」では、 女装の成宮寛貴を優雅にエスコートする若き公爵に扮して好評を得た。05年には、 川端康成原作のドラマ「古都」(ANB)、NHKドラマ「大化の改新」などのドラマ出演の他、 3作の映画公開が予定され、秋には新作の舞台も控えている。


新井浩文/ 赤井トール
1979年1月18日青森県生まれ。松本大洋原作『青い春』(02)のオーディションで見出され、 新人にして堂々準主役を張る。『GO』(01)では主人公の悪友役、『Jam Films』 (02/行定勲監督編「JUSTICE」)と『さよなら、クロ』(03) では妻夫木聡と学生服姿で共演、ヒロインをぶっきらぼうに愛する不良を演じた『ジョゼと虎と魚たち』、 『69sixtynine』(03)ではコミカルな番長役、『ラブドガン』(04)では殺し屋と、 瑞々しくも強烈な個性で一気に頭角をあらわす。東北なまりの臓物運び屋に扮した 『赤目四十八瀧心中未遂』(03)では、大楠道代、内田裕也らベテラン勢と肩を並べて好演。 最新公開作『血と骨』(04)では原作者・梁石日を演じ、重厚な作品の要を担った。 芯の強い演技と独特の雰囲気で、早くも日本映画界の柱となりつつある。卓球の名手でもあり、 高校時代に全国大会に出場したほどの腕の持ち主。


吉村由美(PUFFY): 赤井のぞみ
1975年1月30日大阪府生まれ。大貫亜美とのデュオ・PUFFYを結成し、96年、 奥田民生プロデュースによるシングル「アジアの純真」でデビューし、「これが私の生きる道」 「サーキットの娘」「渚にまつわるエトセトラ」等次々とミリオンセラーを連発。 ユニークな歌詞と独特の脱力系ムードで若い女性の共感を集める存在に。台湾、香港、アメリカ、 カナダでもCDをリリースするなど活動のフィールドを広げている。02年には北米ツアーを敢行し、 アメリカのカレッジチャートやNYタイムス等で取り上げられる。03年にアメリカ・ カナダでリリースされたアルバム「NICE.」 にはアメリカのカートゥンネットワークで放送中の大人気アニメ「TEEN TITANS」 のテーマ曲も収録されている。今年10月には2度目となる北米ツアーを敢行。 11月からはアメリカでPUFFYを主人公にしたアニメ番組「HIHI PUFFY AMIYUMI」 がスタートする。吉村はTV番組「新堂本兄弟」などにレギュラー出演中。


石井智也/ 関肇
1984年5月14日東京都生まれ。初めてのオーディションで合格し、デビュー作となった 「ウォーターボーイズ」(03/CX)の石塚太役で視聴者の人気を獲得。その他「ライオン先生」 (03/YTV)、「農家のヨメになりたい」(04/NHK)、「南くんの恋人」(04/EX) などにレギュラー出演。05年4月より放送のNHK連続テレビ小説「ファイト」 の主要キャストにも決定している。東野圭吾原作の『変身』(05年夏公開予定)が公開待機中。


松本実/ 死神
1974年3月1日山口県生まれ。桐朋学園大学演劇専攻。蜷川幸雄演出の舞台「昭和歌謡大全集」 (97)、「身毒丸」(98)、「血の婚礼」(99)への出演を経て、映画では、 飛猿役で人気を集めた『あずみ』(03)や、『VERSUS-ヴァーサス-』(01)、『Jam Films』(02/北村龍平監督編「the messenger」)、『ALIVE-アライヴ-』、 『地獄甲子園』(03)、『ゴジラ Final Wars』(04)などで活躍。TV出演は 「シェエラザード」(04/NHK)、「ハルとナツ」(05/NHK)など。


三池崇史(友情出演)/ 金田
1960年8月24日大阪府生まれ。横浜放送専門学校(現・日本映画学校)を卒業。今村昌平、 恩地日出夫監督に師事、『女衒』(87)『四万十川』(91)などの作品で助監督を務める。 『新宿黒社会』(95)で劇場映画デビュー後その手腕とアイディア豊富な演出で早くから注目を集め、 『極道戦国志 不動』(96)、『岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇』、『極道黒社会RAINYDOG』 (97)、『中国の鳥人』、『アンドロメディア』(98)、『サラリーマン金太郎』、 『オーディション』(98)、『ビジターQ』(00)、『殺し屋1』、『カタクリ家の幸福』(01)、 『着信アリ』、『ゼブラーマン』(04)ほか、驚異的なハイペースで話題作・ 問題作を世に送り出し鬼才ぶりを発揮。海外にも熱狂的なファンを持ち、 第56回カンヌ国際映画祭正式出品作品『牛頭 GOZU』(03)や、 本年度ベネチア国際映画祭正式招待作品『IZO』(04)など高い評価を得ている。その他、 04年秋には『夜叉ヶ池』で初めて舞台を演出した。


隣人13号
製作:メディア・スーツ アミューズソフトエンタテインメント
制作:ピクス
原作:井上三太(幻冬舎コミックス刊)
監督:井上靖雄

出演:中村獅童
小栗旬
新井浩文
吉村由美
石井智也
松本実
劇団ひとり
村田充(特別出演)
三池崇史(友情出演)

脚本:門肇
助監督:若井水男
撮影監督:河津太郎
録音:北村峰晴
美術監督:今村力
製作担当:木村尚司
編集:浦浜昌二郎
音楽:北里玲二
サウンドデザイン:松長芳樹(デジタルサーカス)
アニメーション監督:井上卓

製作総指揮:木幡久美 宮下昌幸 
プロデューサー:千葉善紀 小浜元
アソシエイツ・プロデューサー:石田雄治 竹内崇剛

エンディングテーマ:「はがれた夜」平川地一丁目(DefSTAR RECORDS)
特別協力:SANTASTIC! MTV JAPAN
配給・宣伝:メディア・スーツ 

COLOR/35mm/ビスタサイズ/115分/DTSステレオ/8巻/3145m
(C)2004 井上三太/『隣人13号』製作委員会
http://www.rinjin13.com
編集協力
<イントロダクション・ストーリー>森直人
<井上三太×井上靖雄プロフィール>国府田淳(玄人)
<デザイン>酒井健(ミノタケプラス)

 

2005/04/28/07:25 | トラックバック (1)
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お前が殺ったんだよ 『隣人13号』 監督: 井上靖雄 原作: 井上三太 出演: 中村獅童/小栗旬/新井浩文/吉村由美/石井智也/松本実/劇団ひと...

Tracked on 2005/12/04(日)03:09:39

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