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映画『ブラインドサイト』舞台挨拶レポ

『ブラインドサイト』舞台挨拶1

 去る7月15日、スペースFS汐留でドキュメンタリー映画『ブラインドサイト~小さな登山者たち~』の試写会が行われ、7月21日(土)からの公開を前にチベットから来日した、サブリエ・テンバーケンら関係者が舞台挨拶を行った。

 この映画は、世界の発展国の盲人への教育支援を行う<国境なき点字>の設立などの功績で、マザー・テレサ賞を受賞したサブリエ・テンバーケンとチベットの盲目の子供たちが、勇気を持ってヒマラヤ高峰にチャレンジする姿を記録した感動のドキュメンタリー。
  上映に先立って登壇したのは、サブリエ・テンバーケンとサブリエの公私に渡るパートナーであるポール・クローネンヴァーグ、本作プロデューサーのシビル・ロブソン・オアーの三氏で、作品に対する思い思いの気持ちを語っていた。

『ブラインドサイト』舞台挨拶2 サブリエは「見るのは12回目ですが、見るたびにどんどん良くなる作品です。盲目という、決して簡単ではないトピック課題について、皆さんが興味を抱いてくれてとても嬉しいです。」と述べた後、「映画に出てくる6人、一人ひとりがこの映画の後もとても成長しました。何よりも6人全員がそれぞれ夢をかなえたことが素晴らしいことだと思います。」と締め括った。

 ポールは「まずはみんなが無事に下山できたことが何よりも安心しました。盲目の子供たちにとって困難な状況を作りたくない。できるかできないかよりも、自分がやりたいことに向かうことが一番大切だと思います。発展途上国では盲目子供の9割が学校に行けないという現状にあります。その状況を少しでも改善するために僕たちは「<国境なき点字>活動」をさらに広げていこうと思います。」と今後の抱負を熱く語っていた。

 シビルは「チベットの子供たち、盲目というようなテーマに光を当ててくれてすごく嬉しく思っています。サブリエとポールと子供たちが山を登るということはとてもすごいことで、それを撮影し、このような素晴らしい映像を取れたことは本当に良かったです。」と本作の意義について述べた。

秋篠宮妃殿下ご入場時写真

 また、この日の試写には秋篠宮妃殿下と眞子内親王殿下がご臨席され、映画をご鑑賞された。秋篠宮妃殿下をお迎えしたサブリエは、「とても心の広く、オープンな方で、この映画に対しても大変興味をお持ちいただいておりました。映画の伝えたいメッセージと、国境なきてんじが伝えたいメッセージ両方とも大変よくご理解いただいておりました。とても優しく心の温かい方でいらっしゃいました。」と秋篠宮妃殿下に対する印象を述べていた。

映画『ブラインドサイト~小さな登山者たち~』
監督:ルーシー・ウォーカー プロデューサー:シビル・ロブソン・オアー
編集:セバスチャン・ドゥーシー 音楽:ニティン・サウニー
撮影監督:ペトル・チックハート 製作総指揮:スティーヴン・ハフト
公式

7月21日(土)、シネマライズ、品川プリンスシネマ他全国公開!

2007/07/19/18:13 | トラックバック (1)
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